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週刊READING LIFE vol.10

スタバでどや顔、iPhoneとポメラで楽しいブログ生活《週刊READING LIFE vol.10「クリエイター必見!コンテンツ制作に使えるライフハック」》


記事:安光伸江(READING LIFE編集部ライターズ倶楽部)

 

 

2003年の暮れ、元パソコン通信プロバイダでブログが一般開放されて以来、いろいろなサイトを渡り歩きながら細々とブログを書き続けている。今は月500円のレンタルサーバーに無料でついてくる広告なしのブログ。5つまで作れるので4つ独自ドメインで作っている。一部のブログにはアフィリエイトの広告を自力で入れているけどたいした売り上げじゃない。なのでプロブロガーなんて名乗れないし、それでクリエイターなんて言えるかという疑問は残るが
 
いや、名乗ったもん勝ちだ! ブロガーだって、立派なクリエイターだ!
 
さてそのセミプロ? アマチュア? ブロガー、自称クリエイターの私が、文章をいつでもどこでも書くためにバッグとリュックに入れて持ち歩いているグッズをご紹介。
 
iPhone 7plus と SE(格安SIM使用)通話は4Gガラホ
iPad第6世代(2018)セルラー版+Apple Pencil
Kindle Paperwhite 去年かおととしくらいの型
デジタルメモ ポメラ DM200
スタバのステンレスマグカップ
 
これらはどこへ行くにもはずせない。スタバのマグカップは関係ないでしょ、という気もするけど、私の場合は原稿を書くのにスタバのお気に入りの席がいちばんはかどる。家にちょうどいい高さの机がないからという理由もあるけど。そしてスタバではマイカップを持ち込めば、ドリンクが20円引になるのだ。徒歩数分のところにゆめシティというショッピングセンターがあり、その中にスタバがある。抜群の立地に住んでいる私としては、お散歩がてらゆめシティでお昼を食べ、食後のコーヒーをスタバで飲み、こうやってポメラでぱしぱし原稿を打つ、というのが至福の時なのである。
 
ああ幸せ
 
そしてステンレスのマグカップは軽くて持ち運びやすい。アイスもホットも、一杯目はこれで飲むのがお気に入り。ドリップコーヒーのワンモア(Web登録したスタバのカードで払うと二杯目が税別100円で飲める)はカップ値引きが効かないからホットはお店のマグでカフェミストにして飲むことも多いけど、アイスだったら自前のマグカップにする。あとでどばどばっとミルク(無料)を入れてカフェオレ風にするのだ。
 
なのでスタバで原稿を書きたい人のハックとしては
 
マイカップを持って行く
お支払いはWeb登録したスタバのプリペイドカードで
 
というのを強く、強く勧めたい。
 
ステンレスのマグカップは時々売り出されているから、ひとつふたつ持っていると便利。なんといっても軽い。口も広くて飲みやすい。私はふだんのおでかけ用のリュックとスポーツクラブ用のリュックの両方に1つずつ入れてある。カップ値引は20円だが、回数行く人はちりも積もればなんとやら、である。
 
Web登録したスタバのプリペイドカードで払う、というのもこれまた強く勧めたい。ドリップコーヒーのおかわり、登録カードなら100円だが、それ以外の支払いだと150円になる。税込みで108円と162円。だいぶ違うでしょ。その50円の差額でカフェミストにしたりホイップクリームをのせたり、カスタマイズした方が楽しいじゃない? それにWeb登録しておくとスターとかいう名前のポイントがたまり、ある程度たまると「スターバックスリワード」というチケットが発行できる。税別700円までのドリンクでもフードでも好きなものを一点もらえるチケットだ。これまた回数行く人はあっという間にスターがたまるので、登録しておいた方が絶対にお得。そんなに行かない人でもドリップコーヒーのワンモア(おかわり)の値段が違うから、結局はカード登録しておいた方がお得。スマホを持ってない人はどうするのか私はよく知らないけれど。
 
いつでもどこでも原稿を書くためのハックとしては、デジタルメモ ポメラ(うちは親指シフトを使うためにDM200しか選択肢がない)をリュックに入れておくこと。使用頻度が高いので2つめを買った私は、これまたふだん用とスポクラ用のリュックにひとつずつ入れてある。原稿、書かんか~い! という無言のプレッシャーを与えるのが、この「ポメラ」だ。ローマ字入力ももちろん使えるが、前世紀のパソコン通信時代から親指シフトという1ストロークで1文字入力する方法を使っている私にとっては、ポメラDM200が正式に親指シフトに対応しているのが心強い。ぱしぱしぱし。と手がしゃべる感覚。ローマ字に分解することなく、アタマの中で鳴った音が1文字1ストロークで入るのは本当に心地いい。ローマ字入力でぱしぱし打てる人にはなかなか理解してもらえないけど、この「アタマの中で鳴った音がそのまま入る」感覚は、ぜひいろんな人に勧めたいところだ。
 
ポメラはペットボトル1本分くらいの軽さなのがよい。たとえ原稿を書く気にならずに放っておいたとしても、これくらいの軽さなら「持ってきて損した」という気分にはならないだろう。この、なんとなく持っててよかった、という安心感は大きい。書く気になればばしばし打つ。書く気にならなければそのままリュックで眠らせておく。電池もけっこうもつから毎日充電する必要もない。もっとも、ず~っと書かずにリュックに眠らせておいて、いざ書こうとしたら電池が切れてた、なんてことになると悲しいので、その意味でも「時々はポメラをあけて書かなくちゃ」という無言のプレッシャーになるといえよう。
 
というわけで
 
スタバによく行く人はステンレスのマグカップ
おでかけ用のリュックにはポメラを入れていつでもどこでも書けるようにする
 
のが私流のモバイル原稿術なのであった。
 
あとインプットの端末として、Kindle Paperwhiteをオススメしているのだが、これはなんといっても紙のような画面で目に優しい。フォントを大きくして読めるので、紙の本だと字が小さい、という時にも便利。電気を消してお布団の中でも読める。軽いのでバッグの中に入れておいても楽ちん。電池ももつ。というわけで、私はなるべく紙の本よりKindle版を買うことにしている。気に入った本は装丁を楽しむために紙の本と両方買うことも多い。iPhoneのアプリでも読めるけど、文字中心の本はKindle Paperwhite で読むのが私には心地よい。本の画像をそのまま電子書籍にしているものはiPadのKindleアプリで読むのがオススメだけど。
 
そしてインプット・アウトプット両用端末としてのiPad。新しいiPad Proが出てそれを買える人はぜひそちらをオススメしたいけれど、私は旧型のiPad Proを持っていながらこの春に第6世代のiPadセルラー版を買った。セルラー版の方が持ち歩く時に安心だから。いつでもどこでも使える、というのは大きい。出先では動画を見たり音声を聞いたりすることはないので、スピーカが4つなくてもいいかな、という感じ。家にはスピーカ4つのiPad Proがあるからね。縦置きでも横置きでもステレオ音声、ってすごく聞きやすい。天狼院のゼミの通信受講はiPad Proの横置きがオススメだ。
 
おうち用とお外用を分けない人には、個人的には新しいiPad Proの11インチセルラー版を勧めたいところだけれども、これはご予算もあるからWi-Fi版でもいいのかもしれない。でもセルラー版で格安SIMを入れておくのはいつでもどこでも使える安心感があるのでいいと思う。新しいApple Pencilが出たので、新しいiPad Proを買うか、古いiPad ProやiPad第6世代を買うか、はちょっと考えどころだと思う。
 
Apple Pencilはあった方がいい、と個人的には思う。というのも、標準のメモアプリにApple Pencilの手書きでメモをしておくと、それをiPhoneでもMacでも読めるから。私は古いメモをEvernoteに出して保存しているけど、こうしておくと手書きメモの文字検索をしてもらえる(有料版のみ)から便利さがアップする。手書きメモではアタマの中にごちゃごちゃに浮かんでくることを書いていくことによって、自分の考えが整理されていくような快感がある。日記にもなる。原稿のネタにもなる。だからもし持てるなら、持ち歩き用のiPad+Apple Pencilがあるといいと思う。私はもう持っているから買い換えないけど、今から買うなら新しいiPad Proがいいと思う。Apple Pencilの新型が前のよりかなり便利そうだから。
 
そしてiPhoneは言うまでもなくいろんな用途に使える。うちはデータ用の格安SIMを入れているので通常の音声通話ができないが、FacetimeやSkypeやLINEの通話はできる。普通の通話はガラホで。これがあるからiPhoneには基本的に電話がかかってこないので安心とも言える。男性はiPhone1本をポケットに入れてなんでもすませることが多いそうだけど、女性はたいていバッグを持っているだろうから、ガラホ(ガラケーでもかまわない)とデータ用iPhoneとを分けるのも便利だと思う。ガラホで電話をかけながらiPhoneで調べ物、なんて便利じゃない?
 
ブロガーとしてのiPhoneハックとしては、まぁiPhoneじゃなくてもコンデジでもいいんだけど、ブログに載せたいネタを先に写真に撮ってしまうのがオススメ。ばしばし撮った写真を眺めながら文章をアタマの中で構築していく。私の場合はポメラで文章を書き、それをiPhoneのテザリングで非公開の原稿としてアップロードし、iPhoneのブログアプリで写真を入れる。アプリを使うのは、アップロードする写真を自動で圧縮してくれるのが便利だから。私はロリポブログを使っているのでJUGEMアプリを利用しているが、ヨソのブログでも画像をアップロードする仕組みはたぶんあるんじゃないかと思う。そして公開するのはGoogle ChromeのPC用編集画面からにしている。そうするとPINGがちゃんと飛ばせて、更新のお知らせがちゃんとできるから。でもめんどうだったらJUGEMアプリからそのまま公開しちゃってもいいのかもしれない。
 
実はコンデジもいちおう持っていて、その昔入手した Eye-fi mobi というWi-FiつきのSDカードを入れてある。今は別のブランドから似たようなものが出ているんじゃなかったかな。ここからアプリでiPhoneに転送、そこからはiPhoneで撮った写真と同じように扱える。このところiPhoneで撮るので満足してコンデジは使ってないけど、12月に天狼院で始まる「iPhoneでもコンデジでもいい写真ゼミ」を受講する予定だから、コンデジも復活させようと思っている。
 
というわけで私の提案。
 
文章を書く前に、載せたい写真を撮って、自分の中で文章を映像化してしまう
 
というハックを勧めたい。アイキャッチだけでなく、写真そのものを本文の流れにしてしまうのだ。
 
ああ、クリエイティブ!
 
そんな感じで書いているブログ、こうやってまとめてみると、「やっぱポメラでバシバシ書こう!」という気持ちになってきた。ライターズ倶楽部が始まってからなかなか波に乗れずに原稿を書くことが減ってしまったけど、
 
書くぞ!
 
という気持ちになってきた。そう、クリエイターのハック、最重要ポイントは
 
書くぞ! と思える環境を、自分で作る
 
ことではないかと思う。
 
愛するポメラ、iPhone、そしてiPadにKindle Paperwhiteにスタバのマグ。これからもよろしくね! 書くことが生きること、もっともっとクリエイティブになろう!

 

 

❏ライタープロフィール
安光 伸江(Nobue YASUMITSU)
山口県下関市在住。東京大学文学部卒、東京藝術大学大学院修了。
大学卒業後は東京で音楽活動をしていたが、病気療養のため2008年に帰関。
パソコン通信時代の前世紀よりネットに生息。JISかなでワープロ検定2級取得後、ワープロ「オアシス」で親指シフトを習得。ケータイなどガジェット類が大好き。1997年よりドイツ語など多国語学習に関するホームページを運営。
2017年10月より天狼院ライティングゼミ2期、プロフェッショナルゼミ2期受講。メディアグランプリ21st Season総合優勝。
2016年に乳がんの全摘手術をした乳がんサバイバーでもある。

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜


2018-12-10 | Posted in 週刊READING LIFE vol.10

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