チーム天狼院

【女子ヒエ①見た目編】男がよく聞く「お前自分のことかわいいと思ってるだろ?」という質問に、正直に答えよう《川代ノート》


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「お前、自分のことかわいいと思ってるだろ」

そうドヤ顔で聞いてくる男には、地獄に落ちろと思うほど腹が立つ。
単純なフレーズだが、この言葉には三つの意味が込められているのだ。

① 自分のことすげーかわいいと思ってるかもしれないけど、お前が思ってるほど一般的にはかわいくないよ
② 俺はお前程度のかわいさなんか見慣れてるから
③ どうだ? 俺に本心を見抜かれて悔しいか?

基本的に私は上から目線の人間が大嫌いである。それは単に自分が優位にたっていられないと落ち着かないという私の高すぎるプライドのせいもあるが、それ以上に、人の心を分析できていることに快感を覚える男が生理的にイヤというのが大きい。まーあっさり認めてしまうと、同族嫌悪ですネ。
この世の中には人の心理を分析して言い当てるのがたまらなく気持ちいいという性癖の人間が少なからず存在する。ちゃんと宣言しておくと私にはそういう傾向はないぞ。……と言ったら大嘘になるが、私は本人に直接言ってドヤ顔したりなんかしないもんね。あくまでも裏でコソコソ言う(もっとタチ悪いわ)。
どういうわけか、そういう「分析したがり」は男の方が多い気がする。あくまで個人的な予測にすぎないけど、たぶん男には「論破したい欲」みたいなのがもともとあるんだろうね。ネットとか見てても「はい、論破」みたいな、相手を言い負かしてドヤッてる男を結構よく見る。芸能人へのバッシングでも、女は「この人キライ。なんか性格悪そう」とかちょー曖昧なことを掲示板でぐちぐち言うことが多いが、男はツイッターとかでわざわざリツイートして、本人に直接きこえるように「言ってることに全然筋が通ってない件。こういう人、かわいそうだなぁ……。きっと自分が世界で一番偉いと思ってるんだろうね」なんてご丁寧に解説のコメントを書いたりする人をよく見かける気がする。私だけかな?
ぶっちゃけ、はたから見ていると「論破ですね、はい。で?」という感じなのだが、本人は「論破できた!」というのがとても気持ちがいいようだ。「本心見抜かれた!」と相手がドギマギしてるのを見るのが気持ちいいのかな? すごいサディスティックだ。
脱線したが、だから私は「お前の考えていることは全部わかっている」とライアーゲームの秋山ばりにドヤ顔で言ってくる男がとても嫌いなのだ。

では本題。「お前自分のことかわいいと思ってるだろ?」むかつく男にそう聞かれたらなんと答えるのがベストか?

「ええ、そんなことないよー。あたしなんて全然かわいくないしぃ」
だめだ、不自然すぎるしぶりっ子すぎる。それにこれじゃあ間違いなく「自分のことかわいいと思ってるな」と思われてしまう。

「いやいや、なんで? 自分のことかわいいと思ってる人なんていないっしょ!」
うーんこれもイマイチ焦ってる感じが出すぎ。

「うん、思ってる思ってる。あたし超かわいいもん」
結論、ふざけながらこう言うのが一番いいごまかし方か……?

……。

っていうかさ、待って。まず、なんで「自分のことかわいいと思っちゃいけない」っていうのが前提になってんの!?

「私は仕事ができる」とか「私は絵が上手い」とか「私はリーダーシップがある」とかさ、能力とか人格とか性格に関することなら自画自賛してもいいのに、見た目に関してだけはどうして自画自賛しないのが当たり前っぽくなってるんだろう?
たとえば就活とかでも「あなたの長所を教えてください」っていう質問に「私はチームをまとめる力があります。アルバイトしていたカフェでリーダーをしていたこともあり、人がどうすれば自分の力を発揮できるのかを考えるのがうんたらかんたら」とか言うのは普通だけど、「私はかわいいです。顔がいいので第一印象はバッチリです。バイトの時も多くのお客さんが私に会いに来てくれてうんたらかんたら」って言うのはダメじゃん!? なんでだろう? やっぱり見た目というのは生まれ持って手に入れたものであって、努力して手に入れたものじゃないから、自画自賛しちゃいけないということなんだろうか。

でもはじめに書いたように、世の女子というのは少なからず美に関して努力しているのである。私なんて中一の頃からメイクに興味を持ち始めたけれど、未だに眉毛の形も試行錯誤しているし、ファッションだっていかに背の低さ、足の短さをごまかせるかをいつも考えているし。どうしたら自分がかわいくなれるかを常に考えているのだ。ダイエットもして、脱毛サロンにも行って、肌の手入れもして、まつ毛パーマもして。ちゃんとお金と時間をかけて努力しているのである。そこまで努力してようやく「かわいい風」に入り込めるかもというところなのに、どうして「自分のことをかわいいと思ってる女はイタい」という風潮になっているのだろう?

いや、まあ男の気持ちもわかる。「お前自分のこと絶対かわいいと思ってるやん!」と言いたくなるほどウザいアピールしてくる女がいるのもわかる。超キメ顔のどアップ自撮り写真をツイッターにアップしておきながら「はあ、自分の顔嫌い。かわいくなりたいよぉ」とつぶやいているのを見ると「そんなことないよ、かわいいよ」待ちかよ、ウゼエ! と思うこともあるよ、私も。
でもね、私はそういう女の子を見ると、ウザいという気持ちよりもはるかに「わかる!」という共感の方が上回るのである。彼女たちの気持ちが痛いほど(イタいほど?)わかるのだ。日々、周りの自分よりかわいい女の子を見るたびに落ち込み、コンプレックスに悩み、なんとか楽しく生きられるようにおしゃれもがんばってさー。それくらい女にとって「見た目」というのは死活問題なのだ。見た目がよければ人生イージーモードっていうのはあながち間違ってないと思う。

さて。

「お前、自分のことかわいいと思ってるだろ?」

この質問に、正直に答えよう。

うん、思ってるよ。っていうか、思ってる時もある、っていう方が、正しい。
自分よりかわいい子がたくさんいるのはわかっている。自分がかわいいに分類されていいのかどうかすら、自信がない。
でもさ、それでもさ、自分くらいは、がんばって自分の見た目の限界値を突破しようと努力した自分のことを、かわいいよって褒めてあげても、いいじゃん。もちろん、すっぴんなんて見れたもんじゃないけど、今日は自分、調子いいなって思う時くらい、あるでしょ?
がんばって服を選んで、メイクもちゃんとして髪も巻いて綺麗にして、時間をかけていつもよりいい状態になった自分のこと、「今日の私、かわいい!」と思っちゃいけない? そんなに滑稽? そんなにイタい?

自分くらいは、自分の味方でいてあげないと、かわいそうじゃないか。

私はかわいい。
私はかわいい。
私はかわいい。

ね。
口に出して言ってみたら、少しは元気が出てきそうだ。

***

つづき(「おっぱいヒエラルキー」というのもまた、存在するのです)は、12月3日夜9時公開!

前回【世にも恐ろしい女子ヒエラルキー①見た目編】「普通」の子が一度チヤホヤされると、もう二度と「普通」エリアには戻れない《ワセジョの苦しみ・川代ノート》

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