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チーム天狼院

【世にも恐ろしい女子ヒエラルキー③プライベート編】見た目も仕事も自信が無いと、「人格」で勝とうとしてしまうから、めんどくさい《川代ノート》


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見た目ヒエラルキーでは一番になれなかったので、せめてキャリアではトップに行こうと思いました。
でも就活は案外、そう甘くはありませんでした。私はリクルートも電通も博報堂も講談社も角川もP&Gも落ちました。
さて、ここで問題です。見た目とキャリア、どちらも満たされなかった私は、何で自分のプライドを満たそうとしたでしょうか?

チッチッチッ、チーン。

はい、時間切れー。

正解はずばり「人間性」である。どういうことかというと、
「私はたしかに見た目もかわいくない。仕事もできない。でもその代わり、私は人間ができてるし、悟りを開いてる。人間的な成長という意味では、他の女には負けてない」
はい、このように、精神論に逃げたわけ。正解できたかな?

ついでに言うと、私はスピリチュアルの世界にも逃げたことがある。

はじめに言っておくがスピリチュアルの世界そのものを批判する気は一切ない。美輪さんの本は何冊も持ってるし、人生で何度助けられたかわからない。きっと美輪さんや江原さんにだけわかること、見えることがたくさんあるんだろうと思う。私には本当にまったくもって一切見えないけどね。
でもね、私は、オーラとか精神年齢とかソウルメイトとか、実際には何もわかってないし何も感じたこともないにも関わらず、自分がヒエラルキーの上に行けないことの言い訳にスピリチュアル要素を使うのはフェアじゃない、と思うんですよ。まあ実際に私もやってたんだけど。
私は昔からスピリチュアル系の本を読んでいて、辛いことがあった時は美輪さんのお言葉を何度も読んで「そうか、辛い時はこうすればいいのか」とヒントをもらっていた。私は高校生の頃からかなり繊細だったし、よくある思春期のごたごたとかも過剰に察知してしまっていて、すぐに傷ついたりしていた。だから自分を救ってくれるようなスピリチュアルな言葉や目に見えないものの話にはよく助けられたものだ。

しかし、である。

その頃の私がただその本を参考にする程度で済んでいればよかったんだろうけど、何を思ったか私は、その本を読んだだけで美輪さんと同じような能力を手に入れたかのような錯覚に陥ってしまったのだ!

よくよく考えれば美輪さんはこれまでの人生でかなり苦労や挫折を経験してきていて、それを乗り越えたからこそ今みたいに含蓄あるお言葉を残せるようになったのだ。それくらい十分すぎるくらいわかっている、わかりきっている。なのに、私はなぜか自分自身が「神様の間違いか何かで生まれつき達観して誕生してしまった人」だと思い込んでしまったのだ! ああ恐ろしい。まさに自分は「選ばれし人間」だと勘違いしていたわけですね。恥ずかしすぎるよ。中二病末期患者ですよ。
普通ならその中二病は中二か、遅くとも高校生のうちに完治するはずなんだけど、残念ながら私はかなり重症だったので、大学に入って就活しても治らなかった。むしろ「特別な私を理解できない社会」を恨む思考になっていた。なんなら二十二になった今でも、ふっと気をぬくとすぐに自分を特別だと思い込もうとしてしまうんだよね。困った脳みそだわ、まったく。

という冗談はさておき、とにかく私は昔から「自分は特別な人間である」という思い込みがかなり強かった。自分は普通の人間とは違う、普通の人間には理解してもらえないところがある、といつも意識していた。「自分は平凡じゃない」という思考そのものがひどく平凡であるという事実には全く気がつくことなく、私はいつも「特別な自分」が認められる日を夢見た。いつかそんな日がくると信じていた。

でも、その日はいつまで経ってもやってこない。
見た目でも特別になれない。
キャリアでも特別になれない。

さて特別になる方法が見つからない私は、今いる地位から昇り詰めようと努力するでもなく、私を特別だと気がつくことができない社会や、大人たちの方を恨むことにしたのだ。そしてスピリチュアルや精神の世界に逃げた。
精神年齢や運命や人間性といった話はかなり曖昧で、目に見えない。だからこそある意味、使い勝手がいいのだ。何か納得がいかないことがあったら、精神論に簡単に逃げられる。そして、マウンティングもしやすい。

たしかにあの子の方がかわいい。
たしかにあの子の方が優秀。
でも精神年齢は、私の方が、上。

私の方がいろんなことがわかっている。私の方が鋭い。私の方が、世の中のことをわかっているし、私の方が、人の心を読むことができる。私の方が俯瞰でものごとを見られている。私の方がいい人間。私の方が、私の方が私の方が私の方が……。

私の方が、価値のある、人間。

そう、なんとかして自分が価値のある人間だと思おうとした、その結果が、
「人間性」や「性格」で、マウンティングすることだったのだ。
他人と自分を比較し、格付けしている時点で、「自分は性格がいい」なんて言えるほどのものなんて何も持っていないんだってことに、私は、全然気がついていなかったのだ。

でも見た目もキャリアもない、とりえがないと焦る私に残されている選択肢なんて、それくらいしか、ない。

その曖昧模糊でよくわからない「人間的成長」のために、私はライフスタイルを、プライベートの時間を充実させようと、いや、充実していると思われようと、奮闘してしまうのだ。いつも。

 

つづき(フェイスブックは、れっきとした格闘技である)は、12月8日夜9時公開!

前回【世にも恐ろしい女子ヒエラルキー・コラム】一センチのほくろ② 

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