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女子会で彼氏の悪口言わなきゃいけない謎の風潮、そろそろやめません?《川代ノート》


って、最後に女子会らしい女子会に行ったの1年半前とかなので、2018年における女子会事情は、もしかしたら変わってるかもしれないんですけど。

女子のみなさまこんにちは、スタッフの川代です。最近、女子会やってますか?

私はよく「女ってこういうところ怖いよね!」みたいなことをネタにしているので、あまり女子とつるまないのでは? と思われることが多いのですが、実は女子会大好き人間です。みんなで桜木町や中目黒のおしゃれなカフェとかホテルビュッフェに行って、暗がりのランプの下でサングリア飲むのとか大好きです。そこでみんなの近況報告を聞いたり、くだらない話で大盛り上がりしたり、共通の知り合いの昔話をしたり、昔みんなでグループデートした相手の名前をFacebookで検索して「きゃ〜昔と全然ちが〜う」「めっちゃおっさんっぽくなったよね!?」とか言って騒ぐのとか、もう本当に大好き。死ぬほど好き。仕事が忙しくなければ毎週でも誰かと飲みに行きたいくらいです。

女子会で色々とみんなで語り合うのは私にとっては本当にストレス発散になるし、気の置けない仲間同士で思いっきり笑うと、「また明日からがんばろう!」というエネルギーが湧いてくるのですが、それでもどうしても許せない女子会の風潮が一つ。

そう。タイトルにも書きましたが、「なんかよくわかんないけど彼氏の悪口言わなきゃいけないっぽい空気かも?」的な、あの感じ!
あれ、ちょっとやめませんか? みんなマジでやめない? めんどくさいんだけど、あれ!

だいたいどこの女子会でも彼氏の悪口を一度は言ってるな、ということに気がついたのは、大学3年生くらいの頃だったと思います。
周りの友達には彼氏がいる子もいない子もいて、みんな最近彼氏とどうよ? とか、結婚するの? とか、いい人いないかなーとか、そういうことで盛り上がるのは当然として、なんか、平均するとだいたい30分に一回くらいは自分に愚痴のターンが回ってくるな、とふと気がつきました。

それはもしかしたら失恋したばかりの子がいるから、みんなそんなに幸せじゃないよっていう空気出していこうよ! という謎の団結感が生まれたからかもしれない、とも思ったのですが、その現象は一つのグループだけで起こったことではありませんでした。高校の同級生でも、大学のサークルでも、クラスでも、バイト先でも、どのグループで女子会を開催しても、だいたい一回はこういう会話になります。

「え〜、最近彼氏とどうなの〜? うまくいってる?」
「うーん、いやいってるはいってるんだけど……」
「何々? 何かあるの?」(体を乗り出す)
「えっちょっといい? マジでいい? めっちゃ愚痴りたいことあるんだけど!」
「えーいいよいいよ全然いいよ。おかわり頼む?」
「なにー、そんなやばいのー? ってか待ってあたしも相談したいことあるんだけど!」
「マジで!? みんなちょっと大丈夫!? すいませーん、注文いいですか?」

みたいな。
で、そこから恋愛の愚痴ループに入ります。
だいたいよくあるのが

・付き合ってる彼氏が自分のことを好きかどうかわからない(誕生日プレゼントがイマイチだった、あんまり連絡してくれない、仕事が忙しくて会ってくれない、浮気してるかもしれない等)
・今の彼氏と結婚するべきかどうか迷っている(好きかどうかわからなくなった、将来有望じゃない、彼氏の就職先が不安定、彼氏が起業したい・海外に行きたいと言っている等)
・新しく気になる人ができた(彼氏のことは好きだが、結婚のことを考えるとこっちを選んだほうが幸せになれる気がする等)
・彼氏のこういうところが嫌(ロマンチックなこととかしてくれない、女心をわかってない、趣味が合わない、セックスの相性が悪い等)

の4パターンくらいでしょうか。
で、だいたいみんな順繰りに自分の恋愛話をするターンが回ってきて、一人ずつ語っていくうちにお酒も入り、だんだん盛り上がってくるみたいな。
で、よくあるのがみんなの愚痴が一巡し、じゃあそろそろお開きにしようか、というところであんまりしゃべっていなかった子が「実はさ……あたし不倫してるんだよね」とかなんとか言って、爆弾を投下する、という流れ。

これ本当によくありますよね。っていうかほとんどの女子会って、もともとプログラムでも組まれてるの? アジェンダ共有してましたっけ? っていうくらいこの流れで話が進みますよね。私が参加しているコミュニティだけでしょうか。

いや、どうしてなのかはわかりませんが、まあとにかく女子会をきちんと遂行する上で「恋愛の愚痴を話す」「彼氏の悪口を言う」というトピックは、もはや通過儀礼なのです。言わないと抜けられないんです。女子会における満足度がまるで変わってくるのです。
まさか、惚気なんてもってのほかです。幸せいっぱい♡話せるネタは最近行ったデートと彼氏にもらったプレゼントのことしかありませーん♡みたいなことを言ったら全員から非国民扱いされ、もう女子会に読んでもらえないかもしれません。それくらい愚痴が多い。

私は愚痴も面白いしネタになるからまあいいっちゃあいいんですが、怖いのは、みんな無意識のうちに「私は愚痴を話してます」という体で話を進めてしまうことなんですよね。

別にただの幸せな報告として語ればいいことでも、惚気や自慢話と取られてしまうとまずい、という認識が全員の中にあるからなのか、みんな愚痴っぽい話し方になってしまうんです。だから、一時期ネットで話題になった「自虐風自慢」みたいな話し方になってしまう。

「最近彼氏がマメなのが本当にウザくて〜」
「えっ、そうなの?」
「私仕事忙しいからあんまりラインとか来られると嫌なんだけど、彼はすごいラインしてくるタイプでさ〜。私が浮気してないか心配みたいで」
「あ〜それはめんどくさいかもね〜」

というような具合に。
私はそういう自虐風自慢大会が始まったとき、なんだか心臓がキュッと縮こまったような気分になってしまうんです。
で、勝手に話している子たちの内心を予想してしまう。

うわー、口ではああ言ってるけど、内心ではきっと

「最近彼氏がマメなのが本当にウザくて〜」(とくに彼氏に不満ないけど、なんか愚痴っておかないといけない雰囲気……)
「えっ、そうなの?」(マメなのか、いいな〜。私の彼氏なんて全然連絡くれないのに)
「私仕事忙しいからあんまりラインとか来られると嫌なんだけど、彼はすごいラインしてくるタイプでさ〜。私が浮気してないか心配みたいで」(まあめんどくさいと思うこともあるからこれくらいならいいかな……)
「あ〜それはめんどくさいかもね〜」(嘘! 全然めんどくさくないよ! いいなー! 羨ましいっ!! 連絡マメなの羨ましいいいいい!! でも羨ましいとか思いたくない!!)

ってなってんだろうな〜。
とか、はたから見ていていらん心配をしてしまうんですよ!

で、私はここで言いたい。
もう、あの女子会では彼氏の悪口言わなきゃいけないあの空気、やめません?
なんであんな風になっちゃうんでしょうか? 自分でもよくわかりません。でも私も気がついたら彼氏の悪口を言ったり恋愛の悩みを相談したり、はたまた別に気になっているわけでもない男子のことを気になってることにしちゃってたり、心の中ではほとんど彼氏と結婚する決意はあるのに結婚悩んでいることにしとこう的な、そういう謎の心理が生まれてしまうの、あれ、嫌なんですよ!

別にマウンティングとかじゃなく、本当に大好きな友達同士なのに、なぜか愚痴ってしまう。悩みとかマイナスのネタをプレゼンし合う流れになっている。

なんか、女子って、何よりも「空気」に操られる生き物だよなと、本気で思う。
女子にとってはみんなが楽しい空気を作るのが重要であり、その空気を乱すやつが一人でもいれば、そいつを排除しようという「空気」がまた生まれる。
自分たちの平和で楽しい空気を脅かす異端分子があらわれようものなら、そいつを徹底して叩く。だから、逆に言えば、女子にとっては誰か一人、自分たちの会話のネタになってくれるやつがいた方が、都合がいいのだと思います。だってその方が、団結した空気を作りやすいから。

で、私が参加するような、半年に一回しか会わないメンツでの女子会だと、共通の敵がいないので、仮に敵として仕立て上げられるのが、「男」なのだと思います。
「男ってこういうところあるよね」「本当こういう男ムカつくよね!」と、「男」という概念そのものを敵にすることで、女子全員が団結できる。繋がれる。

「盛り上がっている空気」「うちら、みんな同じこと考えてるよね」「仲良しだよね」という空気に操られ、本心でないことを言ってしまう。本当は言わなくてもいいことまで、気を遣って言ってしまう。
最近はインスタやらツイッターやらFacebookやらのSNSも発達しているので、女子会だけでなくオンライン上にも「空気」が。だからこそ、一つの漫画やらアニメやらに一気にドドドドドっと女子が夢中になったり、冷めたらみんな一気に気にしなくなったりする。

女子のそういう傾向、面白いけど、好きだけど、楽しいと思う時も、もちろんあるけど。
あるけど、なんか私、そういうの疲れてきちゃったんだよなー。

っていう気分です。今、ものすごく。

なんかそういうの、もうやめません?
素直に、自分にとってハッピーだったことはハッピーだったって言えて、彼氏のこと好きだっていう気持ちは「好きー! もうマジで好きー! 本当好きー!」って言えて、それに対して嫉妬したら「羨ましいー! イケメン彼氏と幸せになりやがってー! お前はもう別れろ! リア充爆発しろー!」とかももう言っちゃう風潮で、いいんじゃないですかね?

お互いにお互いの顔色を探り合って、思ってもないのに褒めたりとか、逆に自虐したりとか、悪口言ったりとか、そういうの、疲れました。これって私だけですか?

お互い気を使う部分はもちろん使うけど、過剰に気を使わないと関係を保っていられないほどの仲ではないと思うんですよ。たぶん。きっと。希望的観測かもしれないけど。

別に、ありのままの自分を好きになろう! とか、そういうことを言いたいわけではなく。
ただ、たまには思ったこと包み隠さずギャーギャー言っちゃう女子会もあっていいんじゃないかと。

そういう女子会、どうでしょうか?
もう、いいじゃないですか。もう、私、疲れました。
女子会で彼氏の悪口言わなきゃいけない謎の風潮、そろそろやめません?

 

 

 

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*この記事は、人生を変える「ライティング・ゼミ《平日コース》」フィードバック担当でもあるライターの川代が書いたものです。
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❏ライタープロフィール
川代紗生(Kawashiro Saki)
東京都生まれ。早稲田大学卒。
天狼院書店 池袋駅前店店長。ライター。雑誌『READING LIFE』副編集長。WEB記事「国際教養学部という階級社会で生きるということ」をはじめ、大学時代からWEB天狼院書店で連載中のブログ「川代ノート」が人気を得る。天狼院書店スタッフとして働く傍ら、ブックライター・WEBライターとしても活動中。
メディア出演:雑誌『Hanako』/雑誌『日経おとなのOFF』/2017年1月、福岡天狼院店長時代にNHK Eテレ『人生デザインU-29』に、「書店店長・ライター」の主人公として出演。
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2018-01-24 | Posted in チーム天狼院, 川代ノート, 記事

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