チーム天狼院

「お客様」だった私が天狼院でアルバイトしだしたワケ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:戸倉ありさ(チーム天狼院)

「徹底して働く、覚悟さえあれば」

そううたって、現在天狼院書店はスタッフを募集しています。
今までの店舗ごとの募集ではなく、全国3ヶ所、東京・福岡・京都の全店舗における大規模な募集です。
正直言って、大チャンスです。大大チャンスです。

「でも、実際あの天狼院で働くってちょっと勇気いる……」
「なんかオシャレな書店だよね、自分なんかに務まるかしら……」
そう思う方もいらっしゃるかもしれません(全て働きだす前の私の心の声です)。

そこで! 
天狼院で働きだして約2ヶ月の私が、自らがスタッフ募集に応募し、働きだすまでの物語、そして働き出してからの所感を述べさせていただきたいと思います。図々しくも。
この文章を読んで応募のハードルが上がるか下がるかは私自身よくわかりません。
まあ、「こんなやつもいるんだな」程度に受け取っていただければ幸いです。

私が初めて天狼院書店に足を踏み入れたのは、約2年前のこと。
今いる京都ではなく、九州は福岡天神にある、福岡天狼院でした。

「なんかソフトクリームののぼりが出てるな。カフェなんだろうか」
と、バイトに行く前に通りがかったのが初めての出会い。
ただ、その真っ黒なバックに白字で書いてある店名と少し長い階段に、怖い店じゃないかと若干の不安を覚えてしまい(笑)、結局入店したのは1ヶ月後のことでした。まあともあれ、私は天狼院書店に入店したわけです。
入ってみたら、木目調で超お洒落だし、なんか落ち着く音楽流れてるし、カフェ利用もできて本とも出会えるとか超いいじゃん! 最高じゃん! とハイパーお気に入り。
気が付けば、大学の課題を抱えてバイト前に通うようになっていました。天狼院って何故か集中できるんですよね。

基本的にカフェ利用、たまに本を購入する感じのお客さんだった私ですが、天狼院でゼミやイベントをやっているのは知っていました。いらしたことのあるお客様ならわかると思うんですが、福岡天狼院は1フロアなので、何か催し事をやっているとき、カフェ利用しているとその音が漏れ聞こえてくるんですね。
ときにはTOEIC対策、ときには演劇、なんか飲み会をやってるときもあれば、読書会をやっていたりもする。そして看板ゼミであるライティング・ゼミ……。
とにかく色々な企画をやっている。結構な頻度で店の半分が貸し切りになるわけです。ただの書店兼カフェではないことは、私にもすぐわかりました。
そうしたゼミやイベントから聞こえてくる声を拾っては、なんかやってんなあ、面白そうだなあ、と気を惹かれつつ、それらを刺激にして課題に集中していました。天狼院に集まる人々は、講師の方々はもちろん、お客様方も「学びたい」、「面白いことがしたい」といった意欲にあふれていて、そのお話を傍からでも聞いていると本当に刺激になるんです。
ただ、当時の私はしがない勤労学生でしたので(今もそうですが)、イベントに軽々と参加するような勇気も財力もなく、横でたまに聞き拾って面白がっているただの傍観者でした。今から思えば参加しておけばよかった(笑)。

というわけで、天狼院という空間が好きで、スタッフ募集を目にして応募しかけたりしつつも、当時のアルバイト先を辞める決心がつかなかった私。
天狼院の「お客様」ではありつつも、「傍観者」に過ぎませんでした。
だって貴方、天狼院は巻き込み型の書店ですから。私はまだ巻き込まれてなかった。

そんな私に訪れた転機は、今年の4月のこと。

理由あって大学編入をした私は、新天地、京都に降り立ちました。たった一人で。
3回生にもなって全く新しい環境に飛び込んだ私。京都なんて来たのは中学の修学旅行ぶり。
人間関係もアルバイトも何もかも、全部リセット。私一人ぼっち! 

そんな状況で目にしたのが、たまたまチェックしたHPに載っていた、京都天狼院のスタッフ募集記事でした。
「え! そもそも京都に天狼院ってあったんだ! 気になる……」
私は逡巡しました。だって、時給とか考えたらそりゃ天狼院よりいいバイトはたくさんあります。実際、福岡にいたときやっていた塾講師や家庭教師より稼げるってことはまずないでしょう。冒頭にも述べましたが、天狼院でやっていける自信もありませんでした。飲食だし店も店員もお洒落だし、皆すごい本読んでそうだしソフトクリーム綺麗に巻けそうにないし。
でも、そんな迷いは、募集記事を読んだらすぐに吹き飛びました。

『「今想像できる未来の自分」が少しでも心に引っかかるなら……』

そう題して始まったその記事。私が抱えている将来への不安を言い当てられたかのようでした。

「私、本当にこれでいいの?」

記事の中での問いかけに、私は息が止まるようだった。ずっと抱えていた心のモヤモヤを、言語化されて、見えるものにされた瞬間だった。
幸い私は京都に来たばかり。実家も出て本当に一人ぼっちだった私は、自分の欲望に呆れるほど忠実でした。ずっと気になっていた天狼院。務まるかはわからないけれど、飛び込んでみたい。せっかく働くならそこで、働いてみたい。
こうして私は、京都天狼院の門を叩きました。

そして2ヶ月が経った今。
私はちゃんと、天狼院書店のスタッフとして、店頭に立っています。
まだまだお客様に話しかけるのに躊躇してしまったり、物凄く多い、だけど面白い天狼院のゼミやイベントの紹介が上手くできなくてもどかしい思いをしたりするけれど。
それでも、だいぶメニューも覚えて、接客もキッチンもソフトクリーム巻きも、だいぶ様になってきたように思います。少し余裕ができたからか、ちょっと、楽しさもたまに感じるようになってきました。

何より天狼院で働いていると、退屈しません。これは絶対に。
ここでは私はただの書店員でもカフェ店員でもありません。本も売るし、カフェメニューも作るし、イベントやゼミの紹介も、実際の参加もする。
やることは多くて大変に思うこともある。でも、これから先ずっと働いていても、きっとここでは退屈しないと確信を持てます。
だって、天狼院では日々、新しい本棚の展開だったり本のポップだったり、イベントの立ち上げだったりと、何かを生み出そうとしているから。
変わろうと、そしてお客様の人生を巻き込んで、変えようとしているから。

だから、今迷っている貴方も、不安はあるかもしれないけれど、ここにはそれに勝る面白さがある。かもしれない、と私は思います。
そして、スタッフになりたいとは考えていない貴方様も、天狼院に巻き込まれてくれたら、私は仲間が一人増えたと、喜びます。

まだまだ新参の私が言うことだから、違うなって思うスタッフの方もお客様もいらっしゃるかもしれないけれど。一緒に天狼院を盛り上げてほしい。そう願う気持ちは、たぶん否定されないはず。

以上、しがない新米店員の独り言でした。

***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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