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あなたは自分の気持ちがわからなくなっているのかもしれない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:佐藤 謙介(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「とにかく、いまやれることを一生懸命やりたいと思います」
 
一見するとポジティブに感じるこの言葉。
しかし、私はこれまで100人以上のマネジメントを行ってくる中で、この言葉を部下から聞くと心が「もやっ」と危機感を感じるのです。
 
なぜなら
「(自分が本当にやりたいことがないので)とにかく、いまやれることを一生懸命やりたいと思います」
という心の声が聞こえてくる気がするからです。
 
ところが、逆のパターンもあります。
「(自分の目標のために)とにかく、いまはやれることを一生懸命やりたいと思います」
 
このパターンの人と話すと「ああ、この人は大丈夫だ!」と「ほっ」とします。そしてこの違いは2年後、3年後にとても大きな成長の違いとなって現れてくるのです。
 
今回は成長する人と、成長しない人の違いについて解説します。
 
◆自分の限界は自分で決めている
私は自分のやりたいことが見つからないという人と話をすると「ノミの実験」を思い出します。
皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、本来ノミの跳躍力は2mと言われています。しかし、ノミをコップに入れて蓋を閉めて、しばらくそのままにしておくと、ノミはどんなにジャンプしても天井にぶつかるため「それ以上飛べないことを学習」します。
 
すると蓋をとってもそのノミはコップの高さ以上にジャンプすることができなくなるのです。
 
ここで大事な点は、「これ以上飛べないことを学習する」というところです。このノミは「自分がもう高くは飛べない」と学習したのです。
 
これと同じことが人にも起こっている可能性があります。
つまり自分のやりたいことがないという人は
 
「自分は高い目標を持ってはいけない」
「高い目標を掲げると周りに変な人だと思われる」
「失敗すると痛い目にあう」
「自分の理想ばかり言ってはいけない」
 
ということをどこかで「学習」してしまい、自分がそれ以上高く飛んではいけないと考えるようになったのです。
 
◆「私はもうだめなんだ」と人生を諦めた瞬間
私には強く思い出に残っている女性スタッフのSさんがいます。
 
Sさんは50代のシングルマザーでした。
いつも前向き、笑顔も絶やさず、仕事熱心。私もとても信頼をしていました。
しかし、そのSさんの口癖が「できることを一生懸命頑張ります」だったのです。
 
ある時彼女と面談している中で、こんなやり取りがありました。
 
私:「Sさんはこれからやってみたい仕事とか、目標ってありますか?」
 
S:「そうですね、もう年齢も年齢なので、とくには無くて、任せられている仕事を一生懸命やりたいと思ってます」
 
私:「そうですか。もっとやりたいこととか言ってくれたら、実現できるように私も協力しますよ」
 
S:「いえ、本当に特にないので……」
 
と言ったきり、少し暗い顔になってしまいました。
しかし、しばらく話していると、突然Sさんが泣き出し、そして私に彼女の本音を語ってくれました。
 
実はSさんはもともと仕事をバリバリこなして成果を上げてきていました。
 
ところが妊娠を機に産休に入り、1年半後に戻ってきてみると、後輩だった社員が上司になり、また時間的な制約で産休前のように残業して成果を出すために働くということが出来なくなりました。
 
また子育てと仕事のストレスから家庭でも上手くいかずに結局旦那さんと離婚。
そしてだんだんと自分の居場所が仕事でも家庭でもなくなり、いつしか
 
「自分はもういらない存在なのかもしれない」
 
そう思うようになったのです。
しかし子供を育てるために仕事はしなければいけない。
 
だから彼女は「とにかく、今やれることを一生懸命やりたいと思います」と言っていたのですが、実はその言葉の裏には、大きな挫折があったのです。
 
そしてすべてを話し終わった後にSさんは「こんなに泣けるほど、本当は悔しかったんだって、初めて気づきました」とすっきりした顔で話してくれました。
 
その後Sさんは「この部署でやりたいことが見つかりました」と私に話してくれ、その1年後に彼女は見事な成果を出し、そしてその部署のマネージャーに昇進したのです。
 
◆自分の本音に素直になるにはトレーニングが必要
人は人生の中で大きな挫折を味わうことがあります。
 
その時に「自分にはもう無理なんだ」と学習してしまうのです。
 
さらに日本人特有の「我慢」という美徳と結びつくと、自分の気持ちにふたをして、表に出さなくなります。
すると、あるとき本当は自分の頭の上にはすでに蓋が無くなっているのに、それに気づくことができず「自分はもう飛べない」と思いこみ飛ぶことをやめてしまうのです。
 
この蓋がないことに気づくトレーニングとして「自分の感情をノートに書きなぐる」という方法があります。
 
実はSさんにもこれをやってもらいました。
 
どんな汚い言葉でも感情でも構わないので、ノートに自分の本音を書き出すのです。
すると、自分が今までに大人の人間として押さえてきた自分の本当の感情を出せるようになります。
 
そして「自分の中にこんなに我慢していた感情があったんだ」と気づくことができると、自分の本音を見つけやすくなります。
 
もしあなたが「自分がやりたいことが見つからない」と思っているのであれば、頭の上の蓋を取るためのトレーニングをしてみてはいかがでしょうか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-11-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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