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メディアグランプリ

何気ない毎日を面白くする「予想」のススメ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:宮本 雄輔(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
日々の生活はそんなに面白いものではない。
僕は朝がちょっと遅いので8時くらいに起きて、朝ごはんは食べたり食べなかったり。9時過ぎくらいからパソコンに向かい、資料を作ったり、会議をしたり。終わったら家族と夕飯を食べ、子供とお風呂に入り、ゲームをして、そんな感じて毎日は過ぎていく。
特にコロナ禍になってからは仕事が完全に在宅勤務になり、通勤が無くなったので、飲んで帰ったり、ちょっと寄り道したり、そんな日々のゆらぎも殆ど無くなってしまった。通勤しなくてよくなった当初は「こりゃ楽でいいや」なんて思っていたけれど、街に出て受ける刺激はいい意味で生活のアクセントになっていた。
 
こんな生活になってから、僕はスマホの動画アプリで動画を見る時間が圧倒的に長くなった。YouTubeはもちろん、Amazon Prime Video、Netflix、Hulu、TVer、dTVチャンネル、ABEMA TVなど、有料、無料のさまざまな動画アプリで、映画やドラマ、アニメにバラエティと色々な番組を見まくっている。連続モノのドラマやアニメは見始めると止まらなくて、全シーズン全話見終わるまで昼でも夜でも時間を注ぎ込んでしまう。
 
そんな中で何気なく見ていたのが、ABEMA TVで3ヶ月ほど前から始まった「みえる」という番組だ。この番組は、東野幸治さんと日向坂46の佐々木久美さんがMCで、ゲストで呼ばれた占い師やマーケティングの専門家が「2020年11月22日(いい夫婦の日)に結婚を発表する有名人は誰か?」「M-1グランプリ2020で優勝するコンビは誰か?」「第164回芥川賞・直木賞を受賞するのはどの作品か?」といった少し先に必ず起こる出来事についてその結果を予想をして、次回以降で答え合わせをするというものだ。
見始めたきっかけは、占いが好きだからでもなく、お題に興味があったからでもなく、MCの佐々木久美さんが好きだったからだ。番組始まった当初は方向性を模索してる感じで、「占いが勝つか、データが勝つか」という対立構造の煽りが強かったり、知らない分野のお題だと興味を持てなかったり、正直MCが好きじゃなかったら見続けてなかったと思う。ただ回を追うごとに出演者のキャラクターや関係性も出てきたし、回答者のプレゼンもこなれてきて説得力を感じるようになり、面白いバラエティ番組になってきている。
 
ただこの番組が最も面白いのは、番組そのものではない。この番組を見たことで、もともとは全く興味のなかった出来事の結果に一喜一憂できるようになったのだ。
芥川賞・直木賞も、本屋大賞もそれほど興味はなかったはずなのに、この賞はデータ的にこんな作品が選ばれる傾向があるとか、占いではこの作家さんに波が来てるとか、そもそもこんな候補作品があるとか、番組でたくさんの前情報が熱量を持って入ってくるので、自然と結果が出るのが楽しみになっている。結果が出ると、「やっぱりあの作品きたか!」とか「あの占い師さんついに的中したじゃん!」なんて盛り上がってしまう。
先日は「NHK大河ドラマ『麒麟がくる』最終話で明智光秀が織田信長への謀反を決意する瞬間は何時何分か?」というお題があったのだが、これまで全く見ていなかった『麒麟がくる』をまんまと最終回だけ見てしまい、「この流れできたか〜」なんて知ったような口をきいてしまう。これまでの43話を見てもいないのに。
この「みえる」という番組は、新しい分野を知り、楽しむきっかけを与えてくれる、そんな番組だ。
 
ある日、ふと思い立った。「みえる」みたいに予想すると楽しめるってことは、これを自分の生活にも当てはめてみたら面白くなるんじゃないだろうか。ひとり「みえる」ごっこをしてみよう。
 
まずは手近なところから「今夜、妻が夕飯に作ってくれるものは何か?」というお題で考えてみよう。
僕は占いはできないから、データから考えるしかない。まず昨日は鍋だったから、煮物系はないはず。焼き魚は時間がない日に選ばれがちだが、今日はそんなでもないはずだ。あとは冷蔵庫の野菜室に一昨日僕が使って残った玉ねぎ1個が残っているから、これをそろそろ使ってくれるはず。そうすると玉ねぎを使った炒め物系か。これは生姜焼きと予想。結果は?
 
鶏むね肉と玉ねぎと海苔の炒め物
 
ここで新メニューくるのか?!海苔を使うとは斬新なアイデア。予想は見事にハズレ。よく考えたら名もなき家庭料理なんて沢山あるので、かなり難易度の高いお題だったのかもしれない。でも玉ねぎを使った炒め物まではいい線いってたと言えるのではないだろうか。
それ以上に、いつも何気なく食べていた家での夕飯で、これだけ頭を使ってこれだけテンションが上がったということは、このひとり「みえる」ごっこは大成功だ。
 
次は職場で何か良いお題がないか考え中だ。
「来週のグループ会でAさんが喋りそうなことは何か?」とかがとっつきやすいかもしれない。早速クラウド上のAさんの予定表を見ながら話題にあがりそうな予定が入ってないか見てみると、こんな人たちと打ち合わせしてるんだなんて思わぬ発見もあった。
あとはもうすぐ期末も近いので、「全社MVPを獲得するのは誰か?」とかも面白いかもしれないが、これはリサーチの範囲が広いのでなかなか大変だ。
 
この記事を読んでいる皆さんも、ぜひ何か少し先の出来事を予想してみて欲しい。例えば手近なところで、「天狼院メディアグランプリで入賞するのはどの記事か?」なんていかがでしょう。他の方がどんな記事を書いているのか、どんな記事だとアクセス数が多くなるのか、などを考える機会にもなるかもしれませんよ。
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
 


 
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2021-02-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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