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メディアグランプリ

カレーと人生はアップデートを繰り返す。


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:福井 尊之(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「何かがたりない」 週末は出来るだけ、自炊をしようと決心したのだが、久しぶりの料理で何か入れ忘れた様である。恐らくスープの素みたいな物を絶対入れ忘れた自信があった。
一口食べて、やっぱり、野菜の素材の味しかしない。来週はもう少し、思考錯誤して、状態を改善しようと思った。
 
カレー作りに目覚めたのは、さかのぼること高校生の文化際であった。別の部活をしてるクラスメートの模擬店がとてもおいしい「カレーのお店」 を出したのだ。カレー製作の師匠はその部活の顧問。お店に行って、カレーが目の前に置かれた。色味は、どちらかと言うとカレーの色味ではなく、ハヤシライスの様なごげ茶色に近かった。スプーンを手にとり、まずはルーから食べてみた。自宅のカレーと、レトルトのカレーしか食べていなかった自分にとって忘れられない衝撃的な味を感じた。カレーの味はするのだが、奥行きがあって、次から次へとスプーンが止まらないのだ。どちらかと言うと辛さが勝っていて、本当に止まらなかった。
 
食べ終えた後に、「このカレーのレシピを教えてください」 と無謀な質問は心の中だけにしまっておいた。何事もタイミングが大事と思い、文化祭のほとぼりが冷めた、翌年の文化祭の近くにレシピを聞いてみた。いくら若気の至りと言えど、いきなり師匠に突撃取材をする勇気もなく、クラスメートに聞いてみた。
話しているとどうやら玉ねぎが全てを握っているらしいということを突き止めた。
 
そして、なんと衝撃的な事実が。私の製作方法と大きく異なる点が見つかった。玉ねぎはフライパンで炒めた後に鍋へ投入する事実を知ってしまった。
 
このことは、門外不出の必殺技の様なものなのか?それとも、私だけが知らなかった事実なのか?敢えて聞くそぶりを見せずその場を後にした。
カレーの記憶をさかのぼると、やはり、小学校時代に行った泊りがけの林間学校だった。人生初のテントで寝れると思ったのだがなんと、宿泊ハウスでの寝泊まりでテンションが急下降した記憶がある。その夜。キャンプと言えば、各班に分かれての夕食作りである。メニューはカレー。ガスレンジなる高度なテクノロジーはなりを潜めている山岳地帯で、火を扱う方法。それは、薪である。
自分の中で、生涯初めて薪を使い飯ごうで白米を焚くと言う難題が降りかかった。奇跡的に白米が焚けたのだ。次にカレーを作るのだが、さっき奇跡を使ってしまったおかげですごかった。
そう。薪の火力調整がわからなかったのである。未経験の小学生の知識といえば、最強かゼロである。もっと分かりやすく言うとライターのイメージが近い。
 
火が着くか着かないか。鍋に材料を入れ、暖炉に置き火が着いたまでは、よかった。火力最強の薪に火が着いた。数分経つと鍋の周りに火が覆ってしまい、鍋に近づけないのだ。いやーさすがにこれには参った。子供ながらに降参である。だんだん焦げて真っ黒くなっていく鍋。呆然と立ちつくす自分達。
 
今になっても覚えている位だか相当インパクトのあったカレー作りであった。
その記憶から数年後。高校の文化祭で食べたカレーのレシピを友人から探り当てその通りに再現をしてみた。驚くほどの玉ねぎを使い、想像以上に炒めるのだ。玉ねぎは炒めれば炒めるほど味が凝縮されるらしい。この方法で調理すると、なんと、生まれ変わった様においしくなった。さすが、文化祭の模擬店にカレー一本勝負を賭けた調理方法である。驚くほどの再現性。これがあの師匠が求めていたのかもしれない。
 
この日を境に私はカレー探求の旅にでたのである。私にとってカレーと言うのはgoogleだと思う。困ったときに、的確な答えを導いてくれるgoogle検索同様、晩御飯でレシピが浮かばない時にすぐ浮かぶカレー。ほぼ満場一致の検索結果である。
 
最近は「無水鍋」 を購入したりして、調理器具にこだわったたりもしている。最初に玉ねぎを驚く時間炒め、そのあと、他の野菜と共に無水鍋で弱火でコトコト20分ほど、調理する。ふたをあけると、中では野菜からでた水分で満たされている。ココナッツミルクと豆乳を入れさらにコトコト20分。最後にカレー調味料を入れ完成する。揺るぎないうまさがそこに存在する。
 
ゆで卵の作成から始まった私の料理の歴史。まさか、こだわりの調理器具を買い、料理本まで購入に至るとは。今年の目標は、1回でいいのでカレー料理教室で、カレーを学ぼう。
自分流のこだわりを一度手放し、自分自身を遠くから見つめ直ことで新たな発見があると思った。私も人生を何度も遠くから見つめ直している。
色々なカレーのレシピを覚え、思考錯誤し人生もカレーもアップデートして行きたい。
 
そうそう、最近私のアンテナに書店でカレーが食べれる場所がキャッチされた。書店とカレー。一体どの様ないきさつがありコラボレーションを果たしたのか?噂ではカレーのぼりにインパクトがあるらしい。時間が空いたら行ってみよう。カレーを食べに書店へ行く。人生初めての経験である。
 
 
 
 
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2021-04-10 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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