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団塊ジュニアの試験とその対策


 
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:菅恒弘(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
3月下旬、試験の季節である。
ここ5年ほど、毎年の恒例行事となっている。
 
試験の申し込みは前年の秋。
やっと試験に向けて気合いが入ってくる。
 
まずは戦略を練るところからスタート。
前回の反省を踏まえ、今回どう攻略していくかを考えていく。超有名校のメソッドや超短時間攻略法、そしてメンタル面からのアプローチを解説するものなど、世間には数多の攻略方法が存在する。その中から自分に合いそうなもの、飽きずに取り組めそうなものを選択する。
どのアプローチをとるかを考える時間はなかなか楽しい。しかし、戦略を決めただけで、なぜか準備が進んだように錯覚をしてしまいがちなので注意が必要。
 
年内は基礎固め。
3月までの半年間を有効に活用しなければならない。そのため、今回採用した戦略に沿って、まずはしっかりと基礎を固めていく。年明けからの本格的な準備に向けて、基礎をしっかりと作っていく。
 
年明けからは、試験に向けて準備を本格化。
週末には時間を取ってしっかりと追い込みも始める。1月末と2月中旬の腕試しを経て、3月の本番に向けてしっかりと仕上げていく。結果を踏まえ、残りの期間で何に取り組むか戦略を練り直す。
 
3月に入ってからは、無理せず本番に向けての最終調整。
この時期はできてないことばかりが気になり始め、焦りから色々と手を出したくなるところだが、無理は禁物。これまでの自分の頑張りを信じ、焦る気持ちをグッと我慢して無理はしない。ここで焦ってしまっては、本番で体調不良となれば、それまでの準備が台無しである。
 
そして本番当日。
余裕を持って会場に入り準備をする。開始前にはトイレも済ませ準備万端。そして緊張する心を落ち着かせて開始の合図を待つ。
 
号砲とともに、これから約4時間、42.195kmの試験がスタートする。
 
そう、毎年恒例の試験とはマラソン大会である。
 
初めてフルマラソンにチャレンジしたのは8年前。その後、年に1~2回程度、大会に出場している。そして5年前から、3月に開催される佐賀県で開催される「さが桜マラソン」に出場するようにしている。
「さが桜マラソン」に出場したきっかけは、佐賀が学生時代を過ごした土地であったから。その後も、大会の参加しやすさやコースの走りやすさから毎年出場することにした。
 
しかし、同じ大会に出場し続ける最大の理由は、過去の自分と比較することができるから。
体力的にも精神的にも、過去の自分より成長できているか、または衰えをカバーできているかをフルマラソンを走ることで試験しているのだ。
自分自身に課した、毎年恒例の試験である。
 
同じマラソン大会に出場することを毎年恒例の試験としたことで、モチベーションにも変化がでてきた。
もともとタイムを縮めることに対してモチベーションが湧かず、普段のランニングの延長線上で、なんとなく大会に出場していた。
しかし、定期試験化したことで、過去の自分との比較が歴然として結果に現れる。やはり過去の自分には負けたくないし、衰えも認めたくもない。そんな気持ちが、マラソンへのモチベーションを高くさせている。
 
そしてマラソンへのモチベーションの変化は、練習にも変化をもたらした。
ただ漠然と練習していても、年齢からくる体力の衰えには逆らえない。そこで、巷にあふれる様々なフルマラソン攻略法に手を伸ばし始める。箱根駅伝を制した有名大学の練習メソッド、ケニア人ランナーをお手本にしたフォーム改善、50歳からでもサブスリー(市民ランナーの憧れの的であるフルマラソンで3時間を切ること)を達成したアマチュアランナーの練習方法などなど。
 
さらに本番前には予行演習と練習を兼ねて、1月と2月に大会に出て、仕上がり具合をチェックする。満足いく走りができれば、そのままの調子で本番を迎え、もし満足いかなければ、さらに本番に向けた追い込みをかける。
 
大会直前は体調を崩さないように注意し、万全の体調で大会に臨めるように準備を進める。
練習の疲れが残らないように、2週間前くらいからは練習量を減らし、食事も疲労回復に効く消化しやすいもの、睡眠時間も十分に。
 
そして本番を迎える。
 
改めて考えてみると、「さが桜マラソン」を定期試験化したことで、その準備もまさに受験勉強のようになってしまっている。
様々な参考書や勉強法を取り入れ、模擬試験を受験し、そして万全の体調で試験に臨む。
マラソンへのチャレンジが受験化しているというのは、かなり悲しい現実ではあるものの、団塊ジュニア世代として受験戦争を経験した自分にとっては、十分に考えられることではある。
 
そう考えると、受験勉強を経験している多くの日本人は、マラソンに向いているのではないか。
ここ最近、ランナー人口が急激に増えているのも、日本人にその素養があったからではと勝手に想像してしまう。
 
特に厳しい受験戦争を体験し、そして体力の衰えや体形の変化に悩まされている団塊ジュニアのみなさん、ぜひマラソンにチャレンジしてみてはどうだろうか。
 
 
 
 
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2019-09-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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