大嫌いだった文章が大好きになっていた話
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:藤井郁弥(ライティング・ゼミ日曜コース)
昨年、オンラインサロンに没頭していた。
会社と家との往復の毎日に嫌気がさしていたのと、
面白そうだから首を突っ込んでみたいという気持ちがあった。
普段ならお会いすることのない業界の方々の考え方に触れ、視野を広く持つということをカラダで覚えた年でもあった。
「考えて、実行する」そのスピード感を実際に目の当たりにして、自分もまたその技術を体得したくて日々、食らいつけるところは食らいついていくようにしていた。
そのなかで一人、いつも涼しい顔をして複雑かつ考えることも必要なものをサラッとするメンバーがいた。レスポンスも早く、いつ寝ているのか、よくわからないような方であった。また、そのレスポンスも的確かつ正確に返していたため、メッセージの言葉から「この人は仕事ができる」と直感で感じるものがあった。
案の定、その方はサロン内でもメンバーをまとめるポジションに立ち、メンバーの困り事や相談事を引き受け、解決に導いていた。それだけではなく、ツイッター上でも自分と関わった人が「自分で考え、行動するように……」とつぶやきの中から問いかけられるような気持ちにさせる。
言葉選びが上手い方であった。
それほどまでに、「言葉」で感情を刺激できるような人に巡り会えたのは、初めての経験であった。
「これは面白い……この人の言葉と文章のルーツを知りたい……」
その好奇心、ワクワクした気持ちが、
自分がオンラインサロンにハマる原点であったに違いない。
その人の書いたnoteは700記事ほどあった。全部読むことはほぼ不可能に近いと思ったが、できるかぎりアーカイブを遡り読んでみた。
「私は文章を書くのが嫌いだった」
衝撃を覚えたのはいうまでもない。
ツイッター上のつぶやきをみて、
そんなことを微塵も感じさせないような存在だったため、noteを遡るたびに
自分が今悩んでいる「文章を書く」ということの難しさを赤裸々にnoteに書いていたのだ。
「この人もまた数年前に、自分と同じ悩みを持っていたことを……」
記事を一つ一つ読んでみていくと、徐々に文章がうまくなっていく過程があり、悩みながらも「書くこと」を武器にするために700記事という膨大な量をアウトプットして体得していたのだ。
記事を読むたびに、その人の文章に魅せられファンになっていた。そして、自分もこの人のような記事を書きたいと思い、記事を手書きで写経をしていた。
しかし、すぐに結果に出ることはなかった。当たり前である。
当時、記事数でいうと50記事ほどしか書いていなかった自分が、同じように書けるようになるわけがない。
自分の記事をSNS上にアップする。イイネやコメントそのような反応がないことが辛かった。みてくれているはずだと思うのだが、自分の記事をみて感情が揺さぶられることはなかったのだと思う。
「自分には書く才能がないのか……」と何度も、何度も諦めようとした。
憧れた気持ちを思うだけは誰でもできる。
それでも、自分の行動に落とし込みたいと思う気持ちの方が強かった。
自分が本気でムキになって「書くこと」を武器にしたいと思っている証拠だったのだ。
今、自分は天狼院書店のライティング・ゼミに通っている。
文章を書くことが嫌いだった自分が大好きになって、今ここにいる。
きっかけは些細なことで、オンラインサロンで出会った「その人」のような文章を書きたい。そして、自分の書いたコンテンツをリツイートしてもらえるモノを創りたいと思ったからだ。
「人生を変えるライティング・ゼミ」
その講座を受講している途中だが、一つ一つ文章を書きながら、向き合いながら、自分の人生を少しずつ変えようとしている。
課題を提出するたびに、的確に指摘をして自分の文章を添削してくれる。
そのたびに、悔しい気持ちになったりするけども、憧れの人の文章に近づくために前進しているのであれば、ありがたいことだ。
街を歩いてみたり、本を読んでみたり、ちょっとしたことでも文章のネタになるような要素を見つけて、自分の思っている感情全てが乗ったモノを創り読者に届けたいのだ。
最終的な目標は、
「あなたの文章を読んで、自分も大嫌いだった文章に立ち向かって、いつの間にか大好きになった文章を武器にしました!」と
今度、
本人に会ったときに面と向かって感謝の言葉と恩を送りたい。
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