紙でメモリ続けることの5つのメリット
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:大津ゆり(ライティング・ゼミ平日コース)
大学を卒業してもうすぐ3年。
昔から自他共に認めるほどの飽き性。
いろんなことに手を出すが、すぐ飽きてしまう。
そんな私が大学に通っていた頃から5年以上続けていることがある。
それは、メモることだ。
そうすることで得られるメリットはいくつもある。
一つ目は、メモると好感を与えられる。
会社でのパソコン作業中、後ろから
「ちょっといい?」
と先輩から声をかけられた。
そのように声をかけられたら、90%することがある。
それはメモ帳を手に持って動くこと。
「そんなの誰だってするでしょ?常識だよ」
そう思う方もいるかもしれない。
周りを見回してみてほしい。みんなメモを持ってきてとっているだろうか?
自分の話を聞きながらメモを取る人がいたらどう思いますか?
素直に考えてみてほしい。正直少し嬉しいのではないだろうか?
私が話をする立場なら、私が話すことを聞き逃さないように
メモをとっている人に好感を持つのは間違いないだろう。
だから私は呼ばれたら、基本的にメモを持って動く。
二つ目に、メモることは手軽なこと。
メモをしたことがない人は日本にはいないだろう。
それぐらい紙と鉛筆は生活に浸透している。
何も考えず無の状態で扱えることで、メモする内容に全ての意識を向けられる。
三つ目は、メモると楽になること。
「じゃあ15日の19時から待ち合わせね!」
友人は電話口でそう言った。
「わかった、楽しみにしてる」
といい電話を切る。
その後メモ帳を開く。
すぐ書き込む。
その瞬間に15日も19時も忘れていいのだ。
もう間違いなく紙に書き込んだので、安心して忘れることができる。
覚えておくことに力を使わなくていい。
書き込んでさえしまえば、今まで覚えておくことに使っていた労力を他のことに費やせる。
あと少し、ほんのあと少しで思い出せそうなのに……
そんなことになることは極端に減るだろう。
覚えておくことに力を費やすなんて馬鹿馬鹿しい。
四つ目は、メモるとあらゆることを覚えやすくなる。
社会人になり、学生の頃とは違いなかなか覚えたいことが覚えられないことを実感している。
先日色彩検定を取得しようと思い立った。
久しぶりに知識的な分野を勉強した。
この色の知識がどこでどう役に立つのかわからない、なぜそうなるのかもわからない
そんななかで、何の因果関係もない物事を覚えるのは難しかった。
鉛筆を持ち、手でメモを取りながら、
「ドミナントカラー……配色全体を支配するような色相……」
と口で復唱した。人間は少しでも多くの感覚を使うとそれがとっかかりになって思い出せるのだそうだ。メモを取る触覚、メモをみる視覚、読み上げた言葉を聞き取る聴覚と3つもの感覚を使っている。
このやり方が一番効率良く覚えられたと思う。
ある程度勉強し全体が見えてきたことで、どんなつながりがあってどんな効果があるのかなどを理解することができてきた。
ちなみにこの方法で勉強して、無事色彩検定を取得することができた。
五つ目に、メモると単純に楽しい。
先日今まで書いていたメモを電子化した。
電子化するまではたまーーにパラパラと見る程度。
通勤のバスの待ち時間、仕事の順番待ちなどちょっとした空き時間のみる。
「あの頃は、こんなことを考えていたんだ」とか
「こんなことでこんなに悩んでいたなんて、今の悩みは馬鹿馬鹿しいな」
と読み返すとこの時期にどんなことをかんがえていたのかが分かる。
メモを取っても忘れてしまっていることは多い、一度は自分の心に響いたことが書かれてある。
電子化したことで、バスや病院の待ち時間やちょっとした気分転換の際にスマホ一つで読むことができるようになった。
本当にいい刺激になるし、楽しい。
近頃流行りの電子メモと呼ばれる類のものが流行っている。
私もアップルペンシルとiPadなどを使ったことがある。
これには、大きなデメリットがある。
単純にデバイス自体が高価すぎることである。
メモ帳となればできるなら肌身離さず持っていたい。
しかし一つ5万10万とするものを雨の日も雪の日も肌身離さず持っていられるだろうか?
正直怖くないですか?カバンを開けたら、濡れてしまっていたり、ぶつけてしまっていたりして壊れている様子を想像するとぞっとする。
また、バッテリー切れも心配だ、メモしたくてもメモできない状況が起きる可能性の高さは、肌身離さず持っていたいと考える私に取ってデメリットでしかない。
続けることは大事だということはわかっている。
皆、分かっているができないから、価値があるのだ。
続けるコツはガチガチにルールを決めたり、ノルマを立てたりしないことだ。
書きたくない書くことがないなら書かない、
反対に書くことがたくさんある、気づいたら鉛筆を持っていたというときは思いっきり書く。
ゆるく構えることが肝要だと思った。
このようにメモることにはたくさんのメリットがある。
私はこれからもメモを取り続けるだろう。
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