結婚相談所で結婚した私が伝える婚活でうまくいくポイント
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記事:岡田ゆかこ(ライティング・ゼミ日曜コース)
「私、結婚できないかもしれない」
自ら彼に別れを告げたにも関わらず、不安になった。
理由は割愛するが、彼が悪いわけではない。ただ合わなかっただけだ。
その彼は、飲み会で知り合った。
私は婚活目的で飲み会をセッティングしてくれる会社に登録していた。
私は決して飲み会が好きではない。寧ろ苦手だ。
職場は女性か既婚男性ばかり。さらに残業で午前0時に帰宅していたので出会いはゼロだった。だから、自ら行動しないと出会いはないと思っていたのだ。
登録した8か月の間に30回飲み会に参加し、約100名の男性に会った。
彼はその中でやっと出会えた1人だった。確率で言うと100分の1。数字で表現すると無機質な印象を与えてしまうが、それだけ相手を見つけるのは難しいと感じた。
彼氏と別れてしばらくは落ち込んだ。
時間薬が効いて気持ちが落ち着いてきた頃、今後どうしようかと考えるようになった。
また何十回という飲み会に参加して婚活をするのは正直もう疲れていた。
会社がコンパをセッティングしてくれるとはいえ、一緒に参加する女性は私が誘わなくてはならない仕組みだった。彼氏がいない友達は少なく、あまり乗り気ではないのに頼んで参加してもらうこともあった。それが心苦しかった。
だから、これからは一人で婚活しようと思った。
そして、思い切って結婚相談所に入会して婚活することにした。
結婚相談所であれば結婚願望のある男性が登録しているだろうし、独身証明書を提出するので安心感があったからだ。(私の周りで付き合い初めて相手が既婚者だと発覚したケースがあった)
入会5カ月後、私は入籍した。
このスピード婚には自分も驚いた。
飲み会に30回参加するよりも結婚相談所で婚活をする方が効率的かつ楽しかった。
グループで話をするよりも1対1でじっくり話をする方が私にはきっと合っていたのだろう。
今回は私の経験を踏まえた「結婚相談所で婚活がうまくいくポイント」を三つお伝えしたいと思う。
まず一つ目は、頼れる仲人さんを見つけることだ。
私は、自分が結婚したいのなら、男性とのコミュニケーションの仕方も外見も変えなければ無理だろうと思っていた。なぜなら、今まで自分で結婚相手を見つけられなかったからだ。
だから仲人は恋愛下手な私に手取り足取り教えてくれるような方にお願いしたいと思っていた。
そのために私はいくつもの結婚相談所のブログを過去まで遡って隅から隅まで読んだ。ブログを読めば人柄や考え方が分かる。その中で「是非自分の結婚を相談したい」と思う仲人さんを見つけた。
彼女は、プロフィール写真の撮影やお見合いの時の服まで一緒に買いに行ってくれた。そして、お見合い相手と会った後にその時のことを全て話すと、「何回か食事を奢ってくれたのなら、今度は感謝の意味も込めてちょっとしたプレゼントを買うと良い」など具体的にアドバイスをくれたりもした。
実際に外見を変えたプロフィール写真のおかげでお見合いが成立しやすかったし、仲人さんからアドバイスされたことを実行したら上手くいった。
婚活における「どうしたらよい?」という疑問を相談できるというのは心強かった。
彼女がいたから私は婚活を乗り越えて結婚できたのだと思う。
二つ目は、自分の条件は広げたほうが良いということだ。
入会する時に仲人さんに自分の結婚条件(学歴、収入、同居有無、婚姻歴など)を伝える機会がある。申し込んでくれたお相手の中から私の希望条件と一致する方を仲人さんが私に紹介するためだ。
最初、私は相手に希望する婚姻歴は“初婚”にしていた。
だが、バツイチの方からも申し込みがあると聞いて、私は少し考えた。バツイチは学生時代からの友達にも何人もいるし、今の時代珍しいことではない。離婚理由もさまざまだし、離婚したからダメというのもレッテルの貼りすぎじゃないのか。とりあえず会ってどんな方か話してからでも遅くはない、と思って“再婚”もOKすることにした。
結果、結婚した夫はバツイチだ。もし私が初婚にこだわっていたのなら出会えなかっただろう。あの時条件を変えて正解だったと思っている。条件はできるだけ広げたほうが出会いは広がるのだ。
三つ目は、理想の夫婦像を明確にしておくことだ。
これは、結婚相談所で婚活するまであまり考えてこなかったことだった。私はそれまで相手に合わせることが多く、いつも顔色をうかがうような付き合い方をしてきた。それは相手に自分を受け入れてもらえるのか怖かったからだ。
でも、そのような付き合い方は私にとって理想の付き合い方ではなかった。
私はできるだけ感情的にならず話し合いができる人、私の考え方を否定しない人(私も相手の考えを否定しない)を本当はパートナーにしたかった。
だから頭の片隅にその理想像を置きながら、お見合い相手とお話をした。そして、可能な限り取り繕うことはしないで自然な対応を心掛けた。
そんな気持ちで婚活して出会った夫とはどんな関係なのか。
今年で結婚10年になる夫とは、大きな喧嘩はしたことがない。お互いに意見が違っていても相手のことを否定しない。何かを決めるときも冷静に話し合いができる。
だからあの時どんな夫婦になりたいかを考えて婚活して良かったと思っている。
今回お伝えした「婚活がうまくいくためのポイント」には共通点がある。
それは「自分の内面と外面を知ること」だ。
自分の結婚に対する価値観を知り、その中で優先するポイントはどこかを考える事。
客観的に自分はどんな風に見えているのか分析して、好印象を与える服装やメイクに近づける事。相手に合わせすぎる必要はないけれど、自分の気持ちを伝えるのが苦手であればコミュニケーション力を上げる事。
恋愛下手でなかなか結婚相手が見つからなかった私でもこれらを心掛けたら結婚できた。
もし、これから婚活する方がいたら私の経験が参考になれば嬉しい。
***
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