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課題の提出ができない…私はダメ人間なのか

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鈴木勇気(ライティング・ゼミ超通信コース)
 
 
私は、現在半年に渡る長期間の講座を受講している。
講座はオンラインになるのでいつでも受講できるスタイルなのだが、この講座では毎週の課題提出がある。
これが非常に厄介で全然提出ができていない。
2週間に1回くらいのペースで提出をしているのだが、提出する気がないのではない。提出する気満々で毎日を過ごしている。むしろ、やる気に満ち溢れているのである。
なのに毎週の課題提出ができていない
自分の少ないお小遣いから講座の費用をやっとの思いで捻出し「よし! これから頑張ろう。仕事終わったあとに自分磨きをしよう!」を意気込んでいたにも関わらず……だ。
もしかして私はダメ人間なのではないかと疑いなくなるレベルである。
講座は非常に面白い。内容はもちろん書くことはできないが、熱意の伝わる話し方で、なるほどそういう考え方があるのか。と毎回頷きまくる内容である。
スタッフのサポートの充実している。私の質問をメールですると数日たたないうちの的確かつ具体的なアドバイスもしてくれる。
あとは講座で学んだこととアドバイスを実行するだけなのに課題提出ができない。
本当に課題を毎週提出したいのだ。スタッフからフィードバックをもらってスキルアップをしたいのだ。頭の中心に課題のことがあって1時間1回は“今回はどんな内容で提出をしようか”と頭の中を課題が駆け巡っている。
講座費用にフィードバック費用も入っているのだから“課題を出さない=損”をしているのだ。
そんなことは分かっている。だが出せないのだ!
自分はダメ人間なのだと確信し始める。
なんで出せないのかを真剣に考えた結果、出せない大きな理由は3つあった。
1.何をテーマすればいいのか分からなくなる
2.何を伝えたいのか分からなくなる
3.失敗したら恥ずかしいから
この3つのせいで“手が止まってしまう”だ。
課題提出の作業を始めると、パニックになってしまって手が止まってしまうのだ。苦しくなってしまうのだ。
• 何をテーマにすればいいのか分からなくなる
テーマはAでいいのか?Bの方がいいのではないか?
自分がやりたいことってなんだ?できることって何かあるのか?
私の話に誰か興味あるのか?
• 何を伝えたいのか分からなくなる。
作り始めるうちに、あれ?本当に伝えたいことはなんだっけ?
これを追加したいけど、さっきの部分と矛盾してないか?
これ面白いのか?
• 失敗したら恥ずかしい
変なものを提出するものが恥ずかしい。
人から評価を受けるのか怖い。
思考が広がらない。
いつもと同じになってしまう。
これで“良”がもらえるのか?
となり、結局、先に進めようとすればするほど道に迷ってしまうのである。
他受講者は毎週のように課題を提出している。皆、個性が出ているし、面白いし、なるほどってなるものが多い。そういう人たちは“良”が付くことが多い。
“良”でない場合も、限りなく“良”に近い感じがする。
私もそんな風になりたい!
と思って机に向かうのだが、一向に作業が進まない。
うーん。うーん。悩んでいる間に時間ばかりたってしまい。結局一歩に前に進んでいないことがほどんとだ。
他受講者たちは課題提出できるのに自分はできていない。
自分は落ちこぼれなんだと。気持ちが落ちていた……
そんな話を友人にしたら
「お前って本当にアホだよな」
と一蹴し、続けて
「できないから勉強してんだろ? じゃあできなくて当たり前じゃん。そんなことは講師や運営スタッフだって十二分に理解してるから。だから素人のフィードバックすることの大変さも加味した金額にしてるでしょ。フィードバックする人も勉強になっているはずだから。向こうからしても提出してもらえないのは“損”なんじゃないか。だから恥ずかしがって使い倒さないのは関わる人のすべてにとって損なんだよ。できない理由を考えることがナンセンスだね。そもそもさぁ、社会人になって勉強してるって時点ですごいと思うよ。ほとんどの人が家でだらだらSNS見たり、ドラマやアニメ見て終わるから」と。
なるほど、一理ある。
もしかしたら私は落ちこぼれではないのかも。
講座に参加したら、講師もスタッフも使い倒してなんぼ。
何もしないで一人で悩んでいるのが一番無駄であり損である。
仕事から帰ってらひとまず机に座る。
紙とペンを持ち、とりあえず課題について頭の中に今あることを殴り書きし続けてみよう。
面白い・ためになる・使えそうなど判断はしないで書き続ける。
これを30分ほどやったらなぜか頭がすっきりした気がして辿り着いたのが“課題を提出できないことをテーマに課題を提出しよう”であった。
この話が面白いとは思わない。誰かのためになるとは思わない。
けれども、やらなければ何も始まらない。課題を提出しなければ何も変わらない。
できないのだから、しかたない。できるようになるまでやればいいだけ。の精神で今週も来週も課題を提出していこう。
そしてら自分が落ちこぼれではないかもと思える日がくるかもしれない。
 
 
 
 
***
 
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2021-09-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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