まだまだこれからが青春だ!
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:ココヒロ(ライティング・ゼミ日曜コース)
「56歳からサーフィンをはじめました」
ラジオからそういうコメントが聞こえてきた。私は、このコメントを聞いて思わず嬉しくなった。ラジオの番組のリスナーとしてのコメントなので、この方がどういう立場の方で、どういう状況の中で生活しているのかは一切わからない。でも、私は勝手に「いいぞ! 頑張れ!」と思ったのだ。私も57歳で、ラジオでコメントをしていた人とほぼ同い年だったので、妙に親近感が沸いたのだ。
ところで、50代後半って、ミドルエイジのことだよな。と、私は勝手にそう思い込んでいた。でも、ちょっと気になったので、ネットでミドルエイジと検索をかけてみたら、ミドルエイジは55歳までとある。あれ? そうなると、私はもうすでにミドルエイジを過ぎていることになる。じゃあ、57歳は何? と思ったら、正式な基準では、シニア世代の中に入っていたのだ。決してシニア世代になるのが嫌だとかいうつもりはないが、自分の想像とちょっと違っていたので、少し驚いてしまった。
そう言われれば、ゴルフのプロならば、50歳からシニアツアーと呼ばれ、アマチュアゴルファーでも、55歳からはシニアと呼ばれているから、それも仕方のないことだなとは思った。
でも、しかし、である。これからは100年時代と言われているから、その考えからすると50代は人生のまだ半分でしかない。あるいは、サムエル・ウルマン著の「青春とは、心の若さである」という本の中には、「青春とは人生のある期間ではなく、心の持ち方を言う」と書かれている。それならば、年齢には関係なく、自分の青春はまだまだこれからだと自分がそう思っている限り、青春は続くのだ。
その証拠に、先ほどの「56歳でサーフィンをはじめた」という男性の方も、きっと、自分はまだまだ青春のまっただ中だ! と思っていなければ、わざわざその歳で身体には、ちょっときついはずのサーフィンをはじめようとは思わないはずだ。おそらく、サーフィンをやった後に体力的には疲れてしまっても、心の充実度は100%に違いない。いや、120%かもしれない。私はそう思いたいし、同じ50代のひとりとして、そういう人には応援したくてたまらなくなるのだ。
最近、よく思い出す言葉がある。
「人生はあっという間やで」という言葉だ。
それは、今から8年前に74歳で亡くなった、義理の母の言葉だ。この言葉を聞いたのは、亡くなる三日前のことで、私の妻に対してそう語っていたのを、私は病院のベッドの側で聞いていた。その時、人生はあっという間だから、やりたいことをやれる時にやり切りなさい。そんな意味を込めてお義母さんはそう言ったのだと思った。今でも、私と妻の間では大切な言葉として、ずっと胸の中に残っている言葉である。
若い時は、「人生はあっという間だ」ということを真剣に考えたことは一度もなかった。長い人生はずっと続くと思いながら毎日を過ごしていたし、やりたいなと思っていることがあっても、それは、「いつかそのうち」のことであって、今すぐにという意味ではなかった。ましてや死ぬ時に悔いが残らないような人生を送る、などという考えはほとんどなかったのだ。
その言葉をお義母さんから聞いてから、私も50代に入り、今はもう50代の後半になった。50代になってからは時がたつのが早くなっているように感じるし、確かに、お義母さんが言ったように、これからもっと、あっという間に時間が過ぎていくのかもしれない。
でも、自分の人生に後悔だけはしたくない。これから大きなことを成し遂げたいとはぜんぜん思っていないが、自分にストレスがない状態で、やりたいことやったり、やれることがあるなら、全部やり切って楽しんでいきたいと思う。特に子供の頃からやりたかったことは、今からでも挑戦してみたい。
サムエル・ウルマン著の「青春とは、心の若さである」には、こうも書かれている。「60歳であろうと、16歳であろうと人の胸には、驚異に惹かれる心、おさな児のような未知への探究心、人生への興味の歓喜がある」と。
そうなのだ、いつもでも、子供のようにいろんなことに興味を持って、世の中を見渡している限り、まだまだ学ぶことはたくさんあるのだ。
私はこの本から、いつも勇気をもらっているし、この言葉をときどき思い出しては、自分はまだまだ青春まっただ中だ! と思って、ワクワクした気持ちになっている。60歳になっても、70歳になっても、いや80歳になっても、いつまでも青春を生きていると、実感しながらこれからも過ごしていきたい。
自分の人生は、まだまだこれからが青春の本番なのだ!
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