ストリッパーはコロナの救世主か
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:小野田 文明(ライティング・ライブ福岡会場)
ここは、昭和時代か? タイムスリップしたようだ!
先日、福岡県北九州市にあるA級小倉劇場という場所に行った。
私は、コロナにおいて好きな旅や登山等外に出ることを封じられほとんど休みのない仕事を続け倒れてしまった。そのときは絶望の一言だった。
「いっそ。人間をやめてやろう」
自分には、そのことが頭をよぎった。
仕事を休職してしまったら、負け犬の判子を押された気分でさらにはテレビや新聞等でコロやひきこもりの話ばかりネガティブ要素多すぎ。
そんな中、ふと思った。
「そうだ! ストリップを観に行こう!」
実は、前から行きたかったのは、理由がある。
ひとつは、NHKで放送された「ノーナレ」というドキュメント番組を観たことだった。
「裸の彼女をなぜひとは観に行くのか?」と「なぜ彼女は踊るのか?」のテーマでありわたしは衝撃を受けたのであった。
なんと女性が大半観客にいて涙をしていたのであった。
もうひとつは、広島で映画上映された映画「彼女は夢で踊る」を観たことであった。
広島にあった第一広島劇場を舞台のストリッパーの恋の物語である。
こちらは、自主映画で企画されたものでマドリード国際映画祭審査員賞した作品である。
「自分は立ち上がらないといけない。立ち上がれ自分!」
そう思い、北九州にある小倉第一劇場へ向かった。
そこの地域に足を運ぶと、まるで昭和にタイムスリップしたようなところであった。例でいうなら「20世紀少年」な感じか。
初めて、緊張して受付に行った。
「大人、1名ですか? 検温と消毒のご協力ください」
この対応は、今のコロナ禍を象徴する対応である。
わたしは、丁寧に対応し、料金の6000円払って、3階の会場へ向かった。そこには、お客さんとステージには、踊り子さんが踊っていた。
ピンク色の照明がかかっていて、そこは8時だヨ全員集合で行っていた加ちゃんの「ちょっと! だけよー」みたいな雰囲気だった。
わたしは、ステージから見て後方の席に座った。
「アトラクション始めます!」
とアナウンスがかかった。
「アトラクションってなんだ?」
そう疑問に思いつつ、じゃんけん大会が始まった。
参戦したが、なんと2回勝ってわたしが優勝してしまった。
優勝賞品というと、ここでは書けないようなものが商品であった。
これで、天国に行けるようなものである。
途中から参加したのでスケジュールがよくわかってなかったが、説明すると
1ステージに2時間30分行っており、そのなかで5名の踊り子で回し、踊り子の演技が終了したらポロライドタイムというものがあり、いわゆる撮影タイムである。その後、アトラクションという流れである。ちなみに1日に1ステージを5回行っている。
わたしは、2ステージ目の途中から参加したためよくわからなかったため3ステージ目から観ることにした。
「素晴らしい! これはトニー賞級のすごさだ!」
踊り子たちの表現に圧倒された。
感情が引き込まれる。目が合って微笑え返してくる。
それは、観客を笑顔にしたいという感情の表れではないかと考える。
パフォーマンスについてだが、自分で構成を練っているという。しかも、衣装や小道具とか自作ものが多いらしい。
観客にも驚いたことがある。それは、女性がいたことである。
わたしが今回、公演を見た際には、女性が6名ほどみていた。
話を聞いてみると2グループおり、1グループ目は、会社の同僚であり、その会社の先輩がストリップファンであり、後輩たちにも見せてやりたいという思いから実現したものだったとのこと。
もう1グループ目は、カップルであり、彼女のほうが気になって観に来たとのこと。
最近の女性人気はすごいといえよう。
お客さんに一体感がすごいのも印象であった。
踊り子さんが踊っている最中は、拍手があるのは当然であるが、なんとタンバリンを持ち込んで合いの手を入れているのではないか!
わたしだったら恥ずかしい。
さらには、紙テープを持ち込んで紙テープを投げているのはないか!
ここは、小泉今日子のコンサートにいるような雰囲気であった。別世界にいる昔テレビ番組の「トゥナイト」という番組で他と違う別世界に使う言葉「ビョウキですね!」というフレーズがあっただが、まさにこの場所にいることが「ビョウキですね!」である。
自分も拍手をするだけで精一杯がだったが、お気に入りの踊り子を見つけてしまった。自分がメロメロになってしまい、わたしがコロナ禍で落ち込んでいた心を再度復活されるカギになってくれたかもしれない。わたしは、初めての公演を見に行った1週間後にまた見に行ってしまった。タンバリンや紙テープを投げることはできなくても大声で声援を行ったり誰よりも拍手したりして応援している。それは、自分にとってのネガティブ思考からの脱却になりポジティブ思考になりコロナ禍で落ちこんだ方への勇気になれる場所になると信じている。わたしはそう願っている。
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