仲間が作れない! ~私の軌跡
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:秋野ゆみこ(ライティング・ゼミ10月コース)
「頭のモヤモヤが晴れました」
「やりたい事の道筋が見えました」
コーチングを受けて頂いた方々からこんな言葉を受け取る事があります。私にとってこれらの言葉は本当に嬉しくて、やって良かったと心から思える瞬間です。
コーチングのコの字も知らなかった私が、オンラインスクールの門を叩いたのは2019年の事です。
「コーチングを習いたいです」
と、主催者の方にメールを送った時の緊張感は今でも忘れられません。
講座は半年間で、その間にコーチングの構造や具体的なスキルについて学びました。コーチングは知識よりも実践が大事なので卒業した今でもずっと学び続けています。
まだまだ半人前ですがいずれプロになれたらと思っています。
ところで、私がこのコーチングスクールに入ったのには、もう一つ大きな目的がありました。
それは仲間を作る事です。
このコーチングスクールはとても楽しく学べて、仲間を作る事もできる。そんな噂が流れて来ていたのです。
コーチングについてはよくわからないけれど、楽しく仲間作りができるなら参加したいと思いました。
私の人生は仲間作りを目指して進んできたと言っても過言ではないのです。
多分、多くの人にとっては「なあんだ、そんな事」と思われる事だと思うのですが、私にとってこれはととも難しく、でも放っておけない大きな課題でした。
私は小さい頃から内気で友達がなかなかできませんでした。
それは幼稚園の頃から始まっていて、幼稚園でできた友人はたった1人でした。その子とは別々の小学校になってしまったので、小学校に入学してからまた0からのスタートになりました。
1年生の時も2年生の時も1人か2人の友人ができるのですが、クラス変えがあると何となく疎遠になってしまいます。そして、また新しいクラスで0からスタートになります。
そして1人か2人の友人ができるのですが、次のクラス変えでやっぱり友人関係が切れてしまうのです。何故そうなるのか自分ではよくわかりません。
中学、高校では部活に入りそこで部活の仲間ができました。彼女達との付き合いはとても楽しかったのですが、卒業とともに段々とその交流も消えてしまいました。
結婚して家に入ると仲間を作るのは増々難しくなりました。よく言われる事ですが、子供ができると私は私そのものというより、「●●ちゃんのママ」「●●さんの奥さん」という立場になってしまい、私個人としての他者との付き合いがなくなったのも原因の1つだと思います。
私は寂しかったのです。
もっと社交的な性格で誰とでもうまく付き合えたらどんなに良かっただろう。
ずっとずっとそう思っていました。
大人になってから仲間を作る事がどんなに大変かをよくわかっている私は、子供達に学生時代の仲間を大切にするように言っています。
現在大学2年生の息子はコロナで入学と同時にオンライン授業が始まりました。学校へ全く行く事ができなければ友人もできません。
「大学楽しい?」
と聞いて返って来た答えは、
「つまんない」
でした。
入学前は色々と期待していたはずなのに、何一つとして実現していない様子です。
私は家にばかりいる息子をとても心配していました。
ところが、
「明日は●●と遊びに行って来るよ」
年末年始にかけて息子は高校時代の友人達と楽しく過ごしたようです。その様子を見て私は胸を撫でおろしています。
息子を支えてくれているのは同じ悩みを持つ高校時代の仲間達なのです。
私は息子に「勉強しなさい」とは言った事がありません。唯一していたアドバイスが「仲間を大切にしなさい」なのです。
世の中の大抵の事はお金でなんとかなります。でも、仲間を買って来る事はできません。だからこそ、その時出会った人達を大切にしなければいけないし、その付き合いが切れないように積極的に働きかける必要があるのです。
私の言う事など殆ど気にも留めない息子ですが、この事だけは心に留めてくれているようです。
そして、私自身にも良い仲間ができました、
あの噂は本当で勇気を出してコーチングスクールに入った事で多くの人達と知り合いました。
今では隔週でコーチング仲間と集まっています。始めの頃はコーチングの練習会という名目でしたが、今では楽しいお喋り会です。もう2年半にもなります。
これだけ長くなると気心も知れて来て、誰かに嬉しい事があればみんなで喜んだり、落ち込んだ時に励まし合ったり、本当に素敵な仲間になりました。
私はこの仲間達が一生の友となるように大切にしていくつもりです。
先月は嬉しい事がありました。
縁が切れたと思っていた学生時代の仲間達から久し振りに集まろうという連絡が来ました。
会ってみたらすぐに昔に戻って楽しい時間を過ごしました。
終ってしまったというのは私の勝手な思い込みだったのです。なかなか会う事はできなくても仲間は仲間なのだという事がよくわかりました。
私はこれからもずっと、出会った人々を今まで以上に大切にしていこうと思っています。
***
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