確かに変わろうとしている自分がいる
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:いのくち聖子(ライティング・ライブ福岡会場)
私にとっては最終月、最終提出日、4ヶ月に渡る文章を書くゼミが終わろうとしていた。
そのゼミは変わった名前の本屋さんで月一開催された。
そして、その本屋さんはワンコの散歩道の途中にあり近所だった。
テレビで本屋さんの店主、三浦さんを見かけてライティングゼミを知った。
あそこで、あの本屋さんでそんな面白そうなことをしてるんだ!
こりゃあ〜行くしかないやろっ。
文章を書くことは好きだったので、興味本位で参加することにした。
「人生を変えるライティングゼミ」って、大げさだわ〜と思っていた。
大げさだと思いつつも、何故だか妙に期待していたのだ。
その本屋さんがやっているいろんな事が面白いから。
そして、毎週月曜日の夜中、午前零時が締め切りの宿題を提出してきた。
宿題と言っても、2000文字以上3000文字以内のストーリーを書くのである。
課題は自由で何を書いても良い、何でもいいから困る時も多々あった。
でも提出するのは自由なのだ、しなくても良いのだが書けば書くほど上達すると言われれば、やるしかないと思うのが、講座料を支払い、元は取り戻したいと言う主婦のセコさ?
その提出する文章は、添削するプロがフィードバックしてくれて合格したら本屋さんのホームページに掲載されるのだ。 やる気が出るシステムで実に面白い。
それに締め切りがあるなんて、プロになったみたいでカッコイイぞ。
私は面白がっていた、月一の講義も毎週の提出課題も楽しくて仕方なかった。
リアルな体験を元に書くのだが、これを書きたいという強い気持ちでいる時は意外に早くスラスラと文章が湧き出てくるように書いていた。
最後に誤字脱字や全体を通して流れを見直したりと余裕もある。
そして合格点をもらえる場合、決まってそんな時の文章だ。
逆に、凄く苦しんで考えに考えて作り出した文章の時は良くない。
苦労した故に自分では良くできたと思っていても、そうじゃない。
フィードバックに書いてある事がそうだそうだその通りだと、頷くことばかり。
こうして文章を書く事に集中して来た4ヶ月が終わろうとしている。
そして、確かに変わった。
あの大袈裟な「人生を変える……」の文句通りに。
この4ヶ月で、もう変わってしまった私がいる。
コロナ禍で自分と向き合う事が多くなったと言う人は多いと思う。
だが、自分の考えや思いを文章にすることは向き合う事以上にかなり深い。
心の奥の襞を一枚一枚、記憶を辿って整理したり、あれこれ想像しその時の感情を呼び戻してとても深く考えるのだ。
そして、忘れていた記憶が蘇って来て、胸が熱くなることも多い。
そんな気持ちを表現できない語彙力のない自分に、戸惑い情けないと思うこともしばしば。
書く事がこんなにも心を豊かにし、熱くし、人生すらも変える力がある事をもっと上手く書きたいのに力不足なのだ。
ゼミの講師でもある三浦さんが言っていた。
アウトプットするならば、インプットもしなければ!
私が読むのは苦手だと言うと
「人生において、本を読まないなんて、損をしているよ!」と言われた。
そう、そうだよなぁ〜読書かぁ〜、私に圧倒的に足りない事だ。
文章を書くことは好きな私だが、本を読むのが苦手だ。
じっとして読むのがどうも性に合わないと思って来た。
ずっとそう思って来たが、このままじゃいけない、もっと成長したい、損をしたくないぞと言う欲が出て来た。
するとどうだろう、あんなに苦手だと思っていた読書を朝活で始めていた。
まだペースはゆっくりだが、3日で1冊、月に10冊は読もうとしている。
さらには、読書に続いてアニメにも興味は全くと言っていいほど無かった。
だいの大人がアニメって!
ふふんと、小馬鹿にしていたくらいだ。
ところがだ、講義の例えの中でアニメが頻繁に出て来た。
最初はさっぱりわからなくて、三浦さんってオタクだなぁと思いつつ聞いていたが、周囲の受講生がふんふんと理解して相槌を打っているではないか!
私より何倍も読書してるような人達がアニメも見てるの?
不思議でならなかった、何より三浦さんが号泣したなんて言うからびっくりした。
漫画でしょう〜???
未知との遭遇だ、とりあえず見てみたのだ。
ネットフリックスで、「君の名は。」を観てみた。
私としたことが、まさかだった!
あー、自宅でよかった。 一人で観てよかった。
何とティッシュが一箱無くなりそうなくらい号泣していたのだ。
ストーリーの展開の面白さにグイグイ引き込まれていく。
更に驚いたのは、ずっと昔から気になっていた青ヶ島が出て来たのだ。
いや青ヶ島と思い込むくらい、あの入れ替わりの場面の情景が似ていたのだった。
もはやダブルで感動していた。
だいの大人がアニメを観て泣いてしまった。
私が思っていた漫画とは違っていた。
あの時の例えがようやく理解できた。
それから、アニメ繋がりで昨年公開された「小説 すずめの戸締り」を読んだ。
こっちも間違いなくティッシュ一箱だった。
新海監督が小説を書く事で、スズメの気持ちを言葉にする事が映画制作にはとても大切な事だった、と後書きにあった。
私のような立場と浅い経験でおこがましいが、ちょっとだけ理解できる気がする。
文字に起こす、文章にするって言うのは本当に素晴らしい事だと思う。
私はこれまでなんてもったいない事をしていたのだろうか?
どんだけ損をしていたのか?
恐ろしいほどこの変化を気持ち良く受け入れていたし、気付かせてくれたゼミに有難いという感謝の気持ちでいっぱいだ。
あの時あの本屋さんに興味を持っていなかったら、今の私はいないだろう。
変わろうと努力する人は、さらに成長し輝くのではないだろうか。
これからの自分も、一緒にゼミで学んできた仲間たちの行く末もとっても楽しみでならない!
***
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