メディアグランプリ

読書はもっと簡単でいい


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記事:関根秀治(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
みなさんは、 読書は好きですか?
そして、 楽しんでいますか?
私は、 とにかく子供の頃から本を読むことが好きではありませんでした。 小学校5年生位の頃、 母親から「頼むから漫画でいいから読んで」 って言われていました。 私が、 その頃読もうとしていた本は、 「夏目漱石の坊ちゃん」や「太宰治の人間失格」 などでした。いわゆる文学作品で、 当時は、 とても難しく感じていました。
夏休みの宿題では、 課題図書というものがあって、 先生のお勧めする本などから、 読書感想文を書くというのがありました。
私は、 いつも読書感想文というよりも、 最初の何行かを読んで、 それで思ったことを書いて提出をしていました。 私は、 「本って読むことは好きではないなぁ」 と思っていました。
その理由は、
本が分厚い。
何ページもある。
漢字が多い。
書いてあることがあまりよくわからない。 と感じていたからです。
そして、 漫画では絵を見ることができる。 しかし、 文章は必ず入っている。
私は、 「やっぱりめんどうくさい」 と感じていました。
 
話は変わって、 父親は、 毎朝新聞を読んでいます。
朝の6時から2時間位かけて読んでいます。
私にとっては、朝の2時間はとてもとても取ることができませんでした。
なので、私は、 いままで、 あまり新聞を読まないでここまで来てしまいました。あまり人には言えないですよね。
もしも、 「私は、 あまり新聞読まない」 って誰かに言ったとしたならば
私は、 誰かから返ってくる言葉はきっとこうだと思いました。
「へー、 そんな人がいるんだ」
と言う答えが思い浮かぶのでした。
これは、 実際に言われたわけではありません。
とにかく私は、 時間を費やすことあまり好きではなかったのかもしれません。
最近、私が思うことは、 誰かから言われて、本を読むという、 私は、 決して、 「受け身的なもの」 ではなく、 心のそこから、
「この本を読みたい」
「この漫画を読みたい」
「この雑誌を読みたい」
と思えるものでありたい。 と。 これはきっと、
『自分から能動的に本を読みたいと思うこと』
が大切なのではないか? と気がついたのです。
 
それはなぜそう思うようになったのか。 ひとつ、 エピソードがあります。
 
私は、 仕事があまりできる方ではありません。
私は、工場で働いています。
機械を受け持っています。
うまくいっている時は良いのですが、 何かトラブルがあった場合には、 必ず上司に報告をしなければいけません。
これがうまく伝わらないのです。
上司からは、 「お前の言っていることはわからない」
「ちゃんとわかるように説明してくれ」 とよく言われます。
私は、 「ちゃんとわかるように説明できるようになりたい」 と思っていました。
 
そこで私は、 話し方のセミナーを受けるようになったのでした。
私は、 更に、セミナーに加えて、 話し方に関する本を少しずつ読むようになったのでした。 そして、 あるセミナーでちょっとした本の読み方を聴きました。 それは、 まず、 読みたい本の目的は何かを考えること。
全部読まなくても良いっていうこと。
自分から、 知りたいことを本の中から探しに行くということ。
ちょっとずるいかもですが、 そういう考え方もあるのだ! ということを知ったのでした。しかし、 これは、 小説には適してはいません。 けれども、 小説以外の本であれば、 私は、 『これなら、きっと活字が好きではない私にも、 できるかもしれない』 と、思ったのです。
そして、 私は、 なんと、 6ヶ月間で25冊の本を読むことができたのです。 私は、 子供の頃からあれだけ、 読めていなかった本が、 『今は、 読めているではないか』 ちょっとずつ慣れていったような気がしています。 『なんて、 読書ってこんなに楽しいのだろう』 私は、 そう思えて仕方がありません。
さらに、 読んだ本の中からは、 『気が付いたことをノートに書き出す』 ことにしました。
これは、 私が、読んだ本から得た気づいたことを記録に残すことができるのです。
そして、 携帯電話のアプリケーションでは、 読書履歴を残すものも出ています。 また、 最近では 「ズーム」 と呼ばれるアプリケーションもあります。 これは、 パソコンの画面上で、 いつでも、 どこでも、 気楽に誰かと話すことができるようになったのですね。そして、 私はそのズームアプリケーションで、 最近読んだ本の面白かったことや気づいたこと、 や新しく得た知識について話しをすることが増えてきたのでした。
 
そして、 いつの間にか私は、
「もっともっと、 本に触りたい」
「もっともっと、新しい本に出会いたい」 と、 気がついたら、そう思うようになっていたのでした。
そして、 私は、 ごくごく最近気がついたことがあります。 自己啓発本なのに、 マンガになっている。 本の文章の中で大切なところに、 太字になっていたり、 文字に色がついていたり、 なんと、 なんと、 もう既に、 アンダーラインが引いてあるではないか。 もう、 それは、 おどろきを隠せません。 『もう、 びっくりです』 それは、 著者さんをはじめ、 出版の方の努力そのものではないかと思います。 どうも、 ありがとうございます。
人それぞれ、 自由なアイデアで、  『素敵な読書ライフ』 を楽しめる幸せに
「ありがとう」 を言いたいと思います。
 
私は、 やはり、こう思います。
『読書はもっと簡単でいい』
 
 
 
 
***
 
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2023-06-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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