「自己投資回収できないループ」から抜け出すために踏み出した第一歩
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:豊田紘子(ライティング・ゼミ2月コース)
第2回の課題締切日になってしまった。
先週締切だった第1回の課題は、何がなんでも絶対出すと決めていた。
なぜならば、最初のこのタイミングで出せなかったら、私はきっとまた「自己投資回収できないループ」に陥ってしまうと思ったからだ。
しかし、今回はもう提出できないかもしれない……。
私は今まで、学びへの自己投資をある程度してきた方だと思う。
昔から父に「お金を取られることはあっても、頭の中に得た学びは取られることはない。学びには惜しまず投資しなさい」と言われて育ち、学びたいと思ったことにはそこそこお金を投資してきた。
しかし、投資した分だけプラスになっているかと問われたら、完全にマイナスだと思っている。
本は積ん読状態、動画講座も無期限のものは後回し……。
買ったことで、いつでも学べる状態を手に入れたことに安心し、結局手をつけられていないのだ。
実はこのライティング・ゼミの受講も、非常に迷った。
ライティングスキルに課題を感じていたときに、偶然SNSでライティング・ゼミの広告を見つけた。
三浦店主によるライティング・ゼミの紹介文に引き込まれ、最後まで読み終わったと同時に「受講したい!」と思った。
ただ、それと同時に「でもまた途中でフェードアウトしちゃうだろうな……」という気持ちも拭えなかった。
もう、自分の継続力を、全く信じられないのだ。
それでも私は、受講を決意した。決意したポイントは2つある。
1つ目は、フルリモートで仕事ができるこの時代、ライティングスキルがないことは致命的だと危機感を感じていたからだ。
私は今、広報PRの仕事をしており、ただでさえライティングスキルは欠かせない。さらに、セールスライティング業務のお誘いも受けている。
しかし、今の私のスキルでは、とてもじゃないが価値提供できない。
三浦店主の紹介文を読み、「このように、思わず最後まで読み進めてしまうような文章を書けるようになりたい」と思ったことが、大きな決め手となった。
2つ目は、4ヶ月という期間限定であったことだ。
たった4ヶ月くらい、ひとつの学びにかけてみよう。もうそれすらできなかったら、私は何ひとつ学びをモノにすることなんてできない。
逆に、この4ヶ月を走り切れたら、私もやればできる! と自分を信じられるようになれるのでは、と思った。
だからこそ、第1回の課題は、何がなんでも提出したかった。
最初からしくじるわけにはいかなかったのだ。
何度も書き直して提出した前回の課題は、メディアグランプリに掲載してもらうことができた。
とても嬉しかった。
そのおかげで、さらにやる気がみなぎり、「この勢いに乗って、第2回の課題も掲載されたい。いや、毎週掲載を目指して提出しよう!」そう思った。
しかし、もう今回は無理だな、諦めよう……と思う出来事に見舞われた。
子どもたちが1週遅れで次々と、インフルエンザに罹ってしまったのである。
先週、4歳の長女がインフルエンザに罹った。
今回の課題の締切前日に長女の隔離期間が明けるので、なんとかギリギリ間に合うように書こうと思っていた。
長女以外の家族も全く症状が出ず、なんとか広まらずに済むかもしれないと思ったが、隔離期間が明けたその日、長男が40℃まで発熱してしまったのだ。
長男はまだ1歳だ。
40℃という今までで一番の高熱を出し、見るからにしんどい状態がかわいそうで、ずっと長男を抱っこして過ごしていた。
そして、何よりも、この状況で私が感染して寝込むわけにはいかなかった。
今の我が家にとっては、致命的な状態になるからだ。
実は、4月から夫の異動が決まり、家族で海外に移住ことが決まっている。
オンラインでは完結できない渡航準備もまだまだ残っており、現に、子どもたちのパスポートの受取も、今回のインフルエンザ罹患で遅れてしまっている。けっこうマズい状況なのだ。
子どもたちも、発熱していると体がしんどいからか、夜も度々起きてしまう。私もまとまった睡眠がなかなか取れていない。
自分自身の体調を万全に整えておくためにも、最優先事項は自分自身の休養、睡眠時間の確保だ。
日中から夜中まで、熱でつらい子どもたちをお世話しながら、慣れないライティングの課題を仕上げる……。
無理だ。
どうやっても、集中できる時間を作ることができない。
そもそも、書くネタすら浮かんでいない。
今回はやっぱり諦めよう。次、出せばいいじゃん。ここで無理する必要ない。……そう思った。
ただ、それと同時に、悲しいような悔しいような不安感のような、そんな気持ちが芽生えてきた。
せっかくやる気がみなぎっている状態なのに、本当に諦めていいのか?
確かに今の最優先事項は、子どもたちのお世話と自分自身の休養だ。そうなのだけれど、本当に、もう諦めるしかない?
これは結局また、いつもの負のループに陥っちゃうんじゃないか?
そんな自分への問いが次々と湧いてきて、気づいたのだ。
私に一番足りなかったのは、こういう状況になることも加味した上でやりきる! という覚悟だったんだ、と。
思えば今まで、期間限定の講座には手を出してこなかった。
小さい子どもを自宅保育している状況で、集中できる時間をいつ確保できるか不確かな中、自己投資を回収できる自信が全くなかったからだ。
今回、ライティング・ゼミを受講を決めたもう1つの理由に、平日に時間が確保できる見通しが立ったこともあった。
だから、期間限定のこの講座に申し込んだのだ。
しかし、当たり前だが、イレギュラーは必ず起きる。
いくら時間の見通しが立とうが、いつ何が起きるのかわからない。
期間が限られていなければ、何が起きても大丈夫だと思っていたが、結局はそのまま手つかずになってしまったのだ。
期間限定のライティング・ゼミに申し込んだからこそ、気づけたことだった。
実は今、奇跡的に子どもたちが2人とも昼寝をしており、その横でスマホをポチポチしながら、この記事を書いている。
なんとか出したい……諦めたくない。
この昼寝時間内で、できるところまで書いてみよう。
もし、書き切る前に起きてしまったら、そのときは諦めよう。
まず、今自分にできることは全てやりきろう!
「自己投資回収できないループ」から抜け出す第一歩は、ここからだ!
ダメもとで書き始めた記事だったが、なんとか子どもたちが起きる前に、書き終えることができそうだ。
来月末には、日本を出る。
荷物が届くのに2週間〜最大2ヶ月かかる中、生活に必要なものを買い揃えたり、そのような中でも子どもたちを公園に連れて行ったりと、バタバタな日々を過ごすことになるだろう。
言葉がスムーズに通じない環境で、多少なりともストレスもかかるはずだ。
それこそ今のこの状況よりも、はるかに大変な状況は目に見えているのだ。
それでも、私はこのライティング・ゼミをやり切りたい。
今回、なんとか諦めずに第一関門を突破することができた。
もう自分が置かれる先の状況は見えている。
やり切るために、今何ができるか? を考えて、前進していきたいと思う。
***
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