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秘めフォト体験談 絶対麗度な女たち。なぜ彼女たちに奇跡が起きるのか?

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*この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

絶対麗度ビューティー・レコーディング・ラボ

記事:小城朝子(絶対麗度ライティング)
 
 
3月下旬の湘南の昼下がり、薄曇りの差す部屋の中。女たちが紅を引き、眉を整え、念入りにマスカラを入れる。さっきまでの、誠実そうな人、優しそうな人といった人としての顔から女の顔に変わっていく。彼女たちは少しずつオーラを放ちだし、少し張り詰めた部屋の空気のボルテージが上がっていく。
そして、スタッフの鳥井氏の「着替えをお願いします」の合図と共に、皆、一斉に服を脱ぐ。彼女たちは何の躊躇い(ためらい)もなくランジェリー姿や上半身を晒した姿に様を変える。彼女たち全員に共通していえるのは、服で身体を隠している時よりも脱いだ姿の方が、はるかに美しく輝いていることだ。
服と共に世間体や建前といった日常の鎧を潔く脱ぎ捨てた時、彼女たちは女になった。
 
これは3月20日に湘南天狼院で行われた秘めフォトの撮影会の直前の様子だ。
秘めフォト初参加の私にとって、この光景には度肝を抜かれた。
 
私は本当は60歳の記念で秘めフォトに参加する予定だった。もともと大の写真嫌いで、60年近く生きているのに、手元にある写真は20枚程度。数年前まで大嫌いだった自分を抹殺するかのごとく、写真はほとんど破り捨てていた。そんな私が、ある理由から3年予定を早めて秘めフォトに参加することを決意した。
その理由とは……そうだ、絶対麗度の総会に参加している女性たち。彼女たちの存在が私の心を動かした。
 
自分の美の基準を自分で決め、自分と対峙して麗しさを極め、その先にある幸せを掴み取る。そんなドラマティックな講座「絶対麗度」に参加する女性たち。渋谷の総会に集まった女性たちは全員秘めフォト経験者だった。
秘めフォト経験者の彼女たちは、秘めフォトの世界を知らない私とは何かが違う。もちろん彼女たちはアラ還の私よりずっと若く、皆それぞれに美しい。
ただ、その違いは単に年齢や容姿の違いと簡単に表現できるものではない。とにかく独特の魅力があるのだ。しかも、全員に共通した何かが……。
もちろん彼女たちはモデルでも芸能人でもないので、わかりやすい「美」や「色気」を武器に人々を惹きつけているわけではない。一体、彼女たちの魅力は何なのか。
 
講座の間、講義に集中しているふりをしながら横目で彼女たちを観察する。見つめ続けてどのくらいの時間がたった頃だろうか、魅力の謎が朧気ながら分かってきた。
私と彼女たちの違い。それは艶(つや)のようだ。もっといえば彼女たちには艶めかしさ(なまめかしさ)があるのだ。その艶めかしさは彼女たち自身、も気づいていないかもしれない。一見それとは分からないが、私には彼女たちから女の奥底に漂う艶めかしさを感じた。
その艶めかしさの謎は秘めフォトに参加すれば分かるのか、私は強烈に彼女たちの艶の謎に興味を持った。そして、その謎を探るべく秘めフォトに参加することを決意したのだった。
 
 
撮影会場にカメラマンの三浦氏が登場する。「さあ、誰からいこうか」
その声と同時に、黒を基調としたランジェリーを身にまとい自信に溢れた美しい女性が「はい」と手を挙げる。
その女性は総会で顔見知りなのだが、そこに居る彼女は私の知っている彼女ではなかった。
私の知っている彼女は人を包み込むような優しい笑顔、そして仕事ができると感じさせるクレーバーな佇まい。賢さと温かい包容力を兼ね備え、頼もしさを感じる女性である。
 
しかし、カメラの前に立った彼女は全くの別人だった。
自尊心に溢れたキリッとした力強いカッコ良さ、そして何ともいえない溢れ出る色気。彼女は三浦氏の言葉に合わせ次々とポーズを決める。そして、いつしか彼女は身体の赴くままに自分を表現していく。
カシャッ、カシャッと連続するシャッター音と共に、彼女の強さと色気、いやセクシーが増していく。もはや私の眼には彼女のセクシーしか目に入らない。
僅か3分足らずの間で、彼女はさらに艶めき輝く女へと変貌を遂げた。
 
この様な光景が次々と繰り広げられ続け、会場のボルテージはどんどん上がっていく。
気づけば私の順番になっていた。
自分の体型の現状認識のために撮ってもらいたいという気持ちはあるものの、この日は秘めフォトの謎を知る目的で参加していたので、セクシーな写真を撮ってもらうことは頭に無かった。しかも、三浦氏は私にとってはライティングの師匠であり尊敬すべき経営者でもある。カメラマンとしての三浦氏と会ったのはこの日が初めてで、心境は少々複雑だった。
しかし、参加者の女性たちの化身ぶり……。メイクをし、服を脱ぎ、カメラの前に立ち、ポーズを決めれば決めるほど彼女たちが艶やかな女へと変貌していく。そんな奇跡のような光景を目の当たりにし、自分の中のテンションは確実に上がっていた。
 
そんなテンションのまま、カメラの前に立つ。カメラ越しに三浦氏が誉め言葉を掛けてくれる。周囲の女性たちからも初参加の私を応援してくれる声が聞こえてくる。無我夢中でポーズを取る。
途中でブラジャーを外すよう指示が出る。病院以外で肌を合わせたことのない男性に胸を見せるのは初めてだ。しかし、何の抵抗もなかった。師匠としての三浦氏はそこには居なかった。女性を温かく見守りつつも、女性の尊厳を鋭く抉り(えぐり)撮っていくプロカメラマンの三浦氏の姿だけがあった。
 
アッという間の2時間だった。全ての女性が2時間前よりも明らかに自信に満ち溢れ、艶めかしい女に変わっていた。
私自身がどこまで変わったのかは分からないが、とにかく楽しかった。響き渡るシャッター音。三浦氏の「いいね、いいね」の言葉にランジェリー姿も手伝って、嫌でもセクシーを意識してしまう。
そして参加者全員で互いを褒め称える歓喜の声。全員が主役になり、全員が肯定される撮影現場。誰もが自分が女性として認められたという実感を得ることができたに違いない。これが秘めフォトの真髄だと感じた。もしカメラマンと1対1の撮影現場ではこの高揚感は産み出せないだろう。確かに、これは病みつきになる。リピータ率が多いのも納得だ。
その日の夜は、興奮冷めやらぬままアドレナリンを垂れ流しながら浅い眠りについた。
しかし、私はまだこの時は、真の秘めフォトの凄さに気付いていなかった。
 
 
翌日の夜に写真が届いた。眼を疑った。秘めフォトに参加した女性が口を揃えて言うように、そこには自分の知らない自分が居た。毎日、鏡で見ている自分より少しイケている私がそこに居る。ジョハリの窓ではないが、自分が知らなかった盲点の自分・未知の自分の姿が並ぶ。そして、他人に見せていなかった秘密の自分もそこに居た。秘めフォト経験者の「自分ではないみたい」という声の意味が分かった。
 
そして、その時、私はある感覚に陥った。
何だろう……。確かに、この感覚は以前、味わったことがある。何かの時に感じたあの感覚に似ている。直ぐには思い出せない。懸命に思い出そうとし、あの時の感覚を再現しようとする。感覚の正体がなんとなく蘇ってくる。バージンを卒業した時の感覚か……。いや、そんな生ぬるいものではない。
そうだ、初めて女性としての悦びを感じた時の感覚だ。自分の中の「芯の女」に気付いた時、泣きたいほど女だと心底感じたあの時と同じ感覚だ。知らなかった自分、そして他人にさらけ出していなかった自分を、写真を通じて目の当たりにすることで、自分の中の女が疼きだした。
 
私は女だったんだ……
 
秘めフォトには女性の中の女を咲かせ(ひらかせ)、そして疼かせる魔力がある。撮影現場で女性としての自己肯定感を与えられ、出来上がった写真を通して嫌でも自分の中の女、そして自分の中の性を突き付けられ、その意識が女の深い部分に降り積もっていく。艶めかしくなるのも当然だ。
しかも、その艶めかしさは本物だ。作り物や演技ではないが故に、おそらく自分では認識できない。しかし他者には感じられる。ましてや男性なら本能的に嗅ぎ分けるのだろう。そして男性たちは得体の知れない「艶めかしさ」に絡めとられ、彼女たちに魅了され翻弄されていく。
秘めフォト参加者に起きる数々の結婚や妊娠報告などの奇跡的な出来事は、もはや奇跡ではない。必然だ。
 
撮られるごとに艶めかしさを増していく彼女たちは、一体どこに向かうのだろう。
そして私自身もどこに向かうのか。今はまだ何も見えないが、ただ一つ、これだけは言える。
 
私は人である前に女でいたい。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。

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2024-04-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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