おもしろそうという理由でオンラインサロンに参加してみた話
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:藤井 郁弥(ライティング・ゼミ日曜コース)
昨年、SNS上を賑わせていた「オンラインサロン」というものに没頭をしていた。全ての始まりは、某有名インフルエンサーと呼ばれる人のツイートをみて「おもしろそう!」という理由で飛び込んだのがキッカケだ。
月額9800円、決して安くはない金額だ。それでも直感的に面白い人に会えるのではないかと思った。入会するまでも至難の業であり、5分も経たないうちに募集が終わる。自分もまた4度目の募集のときにようやく入会することできた。
「よっしゃ入会できた」
会社のトイレにて小さなガッツポーズをした。
よくわからないものほど、飛び込んでいく。歳を重ねると好奇心がなくなると聞くが自分はどんどん好奇心が生まれて面白いことに敏感になっていく。
所属をしていたオンラインサロンのコンセプトも自分と重なり、居心地が良い居場所でもあった。
「行動だけが人生を変える……人の才能に注目をする……」
また、入会したメンバーは局制度というものがあり、どの局かに所属をしなければならなかった。自分にはこれといって強みというものがなかったが、誰かを支えることが好きだったため人事局に所属をした。
人事局は、簡単にいうと新しく入会したメンバーのサポートや定例会と呼ばれる会場の設営などの目には見えない場所を支える縁の下の力持ちをする局であった。自分ではなく他人にスポットライトをあてることが好きな多い人が多い印象だった。
参加しているメンバー、一人一人がオンラインサロンのコンセプトに惹かれ参加していたため、コミュニケーションロスがほぼ無く、もの凄いスピードでFacebook上に様々なコンテンツがうまれる。その場にいる人に肩書きは関係ない。一個人として、やってみたいことに声を上げて同じ考えを持った人たちが集まり議論をしてカタチにしていく。何もないところから何かが生まれる場面を実際に目の当たりにした。
それだけではない。1ヶ月に一度定例会と呼ばれるものがあり、実際にメンバーの方々ともお会いする。Facebookのスレッドにコメントをしている人たちが目の前にいる。文章ではわからない雰囲気、立ち振る舞い。全てが日常では感じることのないものだった。
自分もまた定例会の運営に携わることがあり、イベントの企画を考え、どのような価値を提供できるのかを運営メンバーと共に考えて実行する。
「今の自分に何ができるのか……」
ミーティングを重ねる中で、できることを行動に移す。失敗もたくさんあったが失敗をしても安心して次に活かすことのできる環境がそこにあったため、実践を通して実力をつけることができた。
「考えてから行動する」
文章にすると簡単にみえそうだが、そのスピードが格段に上がっていった。その結果、自分のやることに当事者意識ができて主体的に行動できるようになったのだ。目の前の仕事をするのは当たり前であるが、仕事をつくるそして実行するという経験はあまりできないことであったため、その新鮮さに自分は惹かれたのだ。自分もサロンのメンバーと共に書籍をつくりマネタイズをした。副業は禁止ではないが、会社では出来ないことをメンバーとしたのだ。お金はもらうものではないつくるものだという感覚を肌で感じたのだ。
今、そのオンラインサロンはなくなってしまったのだが、そこにいたメンバーとは定期的に交流をしたり、そこからのつながりで実際に転職をして人生を変えたメンバーもいる。しかし、全てのメンバーが変わったわけではない。そこで変わったメンバーの共通点は、行動だけが人生を変える、人の才能に注目をする。コンセプトに沿った人たちが、今いるステージからもうひとつ上のステージに上がったような印象だった。
正直にいうと昨年と比べて成長をしたのかというとそうではない。
しかし、Facebook上でのテキストコミュニケーションを通じて言葉の選び方や読み手に負担をかけないような配慮をするという点は、実際の仕事においてもつながることであった。
日常ではつながることのなかった人たちや、世代、業界など関係なく交流をすることによって、自分の見えている世界が少し広くなったように思えた。
会社員、フリーランス、様々な働き方がある。その中で自分の強みと仕事が活かせる仕事になるヒントは掴んだような気がした。自分が行動をして情報を掴んでいかないと人生は変わることはない。普段なら経験することの出来ないことをオンラインサロンを通じて実践が出来たことは財産だ。
人生が変わるような出来事はまだない。それでも、信じ続けて応援してくれる仲間が出来たのであれば、今は小さな力でもやがて大きな力になって自分の人生の背中を押してくれる。まだまだ未知数なツールではあるが、人生を変える出来事に触れるような経験だったに違いない。
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