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成果を上げる人と、そうでない人。仕事で差がつく要因はどこにあるだろうか。


 
 

「仕事で、成果をあげる」。
この言葉を聞いたときに浮かんでくるのは、どのようなイメージでしょうか。

人によって、職種によって、様々なイメージが浮かんでくるかと思いますが、現代においてこの言葉はスマートな響きを持っているように感じます。
それこそ、カフェで涼しい顔してパソコンを叩きながら、仕事をしている様子のような。汗水垂らして泥臭くやるというよりかは、効率的で無駄がなく、自由な時間も十分にあるような。短い時間で、圧倒的な成果をあげるような。
「働き方改革」が叫ばれている現代においては、スマートなイメージが共通認識としてあるように感じます。

確かに、そんな風に働くことができたらめちゃくちゃカッコいい。強く憧れてしまうのもわかるけれども。そのような働き方ができる人って、実際にはほんの一部なんじゃないかなと、現実に目を向けると気付かされます。

めちゃくちゃ優秀な能力を持っていたり、他にはない専門性があったり、あるいは組織自体のノウハウが素晴らしくて、その恩恵を受けていたり。
限られた条件下でしか、実現できないような働き方なのではないでしょうか。

一方で、「限られた条件下」にいなくても高い成果を上げている人も存在します。
それこそ身近なところに目を向ければ、同僚にも。周囲とは明らかに成果が違う。自分と、そんな同僚では何が違うのか。観察していると、気付かされることがありました。

それは至極、シンプルな答えでした。
ただ単純に、「試行回数」が多いということ。

仕事において解決すべき課題は、いくつもあります。もっと売上をあげるにはどうすればいいか。契約数を伸ばすにはどうすればいいか。より良い組織づくりには何をすればいいのか。会議はどうすれば効率化するのか。
それら一つ一つの課題に対して、考えている量が圧倒的に違う。挑んでいる回数が圧倒的に違う。そこに、生産性の差は数値として現れていました。

正直に申し上げて、僕は仕事の「質」ばかりに着目していました。
だけど、そうではなく。どちらかというと差を生んでいるのは「量」の方だったのです。

もちろん「量」を積むことによって、「質」にもどんどんと差が現れてきます。
「試行回数」が増えれば、それだけのフィードバックが得られます。

言い方を変えれば、周囲の人よりも早く、多く「失敗することができる」。
たくさんの経験をした結果、成功への嗅覚を次第に身につけていきます。

決して潰れることなく、泥臭く何度も挑み、量を積み重ねることができる。
それはもはや一つの、立派なスキルと言えるでしょう。そしてそのスキルを持っているかどうかが、これから先の5年10年で、大きな差となって現れるはずです。

「仕事で、成果をあげる」。
決して一時的ではなく、長い距離を走り続けるために。
「ハードワークの技術」は身につけておいた方がいい。僕はそう、確信しています。

 
 

 
 
 
 
 
 
 

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2022-01-17 | Posted in 記事

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