チーム天狼院

わたしがライティング・ゼミで学んだ一番のこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【1月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《土曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:北村祥子(チーム天狼院)
 
「またチャレンジお待ちしております!」
 

この三ヶ月間、ライティング・ゼミを受講している。その講義も残すはあと1回。
 

これはその毎週提出の課題のフィードバックの中で、何度も見た文言だ。掲載見送りの際のフィードバックの締めの言葉によく使われる。
 

ライティング・ゼミではたくさんの技術を教えてもらった。
具体的なことは実際に講義を受けた人だけの内緒にしておくが、あっと驚く技がたくさんあった。この世の全てのコンテンツを見る目が変わった。めちゃくちゃバズっているこのツイートには、「こんな裏技が隠されているな~」と内心ニヤニヤしてしまうこともある。
 

文章上達のコツとして、毎日記事を書いてその中で一番気に入ったものを提出するといいと先生が言っていた。数が訓練になる。毎日書いたらそりゃ文章は上手くなると思う。何度も何度も試みた。けれども、できなかった。
書きたいことがないのだ。400字くらいまでいって、やめる。正確に言うと、書きたいネタ、として面白そうなことは毎日あるのだけれど、2000字のコンテンツにするほどのことでもないのだ。400字くらいの先が続かない。なんなら140文字で収まるようなこと。あれこれ述べてそんなに長く誰かに語り続けられるようなネタはそうそう見つからない。 
 

それでも、毎週提出する課題はどれも気合いを入れて書いている。だから、もちろん、提出前から掲載見送りのなるつもりでなんかは提出していない。
 

今まで提出してきて、結構な数が掲載コンテンツのレベルに達していなかった。悲しい。でも、なぜか不掲載のフィードバックが返ってくると何だかその事実が腑に落ちる。自分でもわかる気がするのだ。
 

そもそも自分が飽きていたのだ。文章を書いている途中に。掲載見送りのコンテンツを書いている時は決まって。
それらの文章は2000字の形をして提出されていた。けれども、400字くらいまでいって全部デリートされてきた文章たちと同じような関心度合いのものが何とか引きのばされたものだった。なんとか2000字までたどり着こうと泳ぎ続けているけれど、息切れしているんだ。目的地に着くことが目的になっていて、泳ぎたくて泳いでいる訳ではなかったのだ。
 

文章を書く時は自分が情熱を持って語り続けることが重要だと思う。
 

前に、友達に「祥子はどんなこと些細なことでも、楽しそうに話す。そうやって楽しそうに話してくれるから、その話も楽しいものに思える。何より楽しそうにはなしているところを見るだけでも楽しい」と言われたことがある。
 

その言葉の意味を身を持って体感できた。
文章を書く時も同じだ。どんなに面白い内容だったとしても、書き手が楽しそうに書かなかったら、その面白さは伝わらない。悲しい事実が記載されていた時、書き手の心情が伝わると、その悲しい事実がより、悲しいコンテンツとして読者に伝わる。
 

文章は、写真や動画に比べて、圧縮力が高いコンテンツだと思っている。動画にしたら何時間のものが、文章になるともっと短い時間で摂取できる。それだけ一気に伝わるコンテンツだからこそ、筆者の熱量が受け手の印象を左右しやすいと思う。読み終わった後に、「この文章駆け抜けたな!」と思わせる必要がある。そのためには、筆者の情熱が必要不可欠だ。
 

情熱がゼロのものをイチにすることはできるのは気持ちだけだ。イチをよりよく見せるために肝になるのが、技術だと思う。その技術はライティング・ゼミでたくさん教えてもらった。
 

より文章を素晴らしく書く技術は教えてもらったのだから、これからのわたしに必要なのは、今までなら些細なこととして、流してしまっていた出来事を素晴らしいと感動する力だ。自分で些細なことだと認識してしまったら、そこで試合終了だ。自分の関心が薄いままでは、その微熱がコンテンツになって、伝わってしまう。
もしかしたら、小さなことにこだわって追求できる人の方がコンテンツを生み出すことに適性があるのかもしれない。
 

感動できる心を持つ人こそが感動を生み出せる。これが、ライティング・ゼミを受講してわたしが学んだこと一番のことだ。
 

人に楽しんでもらうための文章を書くためにはまずは自分が楽しむことが一番大事!
そして、そのためにこれから、心の底から面白い! 感動した! と思うことを増やしていきたい。たくさんのことにいっぱいの情熱を注いで、素敵なコンテンツを山ほど生み出したい!

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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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