メディアグランプリ

文章が『書ける』という自信は人生の転機を招く


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:清水 亜美(ライティング・ゼミ 2019年8月日曜コース)
 
 
天狼院書店のライティング・ゼミのキャッチコピーに「人生が変わる」 とあるが、疑問に思っている人も多いかもしれない。
私もそのひとりではあったのだが、いまはその疑問はどこへやら。
まさに人生の転機を迎えるところに差し掛かってしまった。
 
「人生が変わる」 ということは人それぞれに定義や概念があるので、一概には言えない部分は大いにあると思う。
ライティング・ゼミ8月スタートの日曜日コースから早4ヶ月。
もう講座としては終わりを迎えようとしているところである。
 
人生が変わるなんて…… 「そんな、まさか」 とは思うのだか、そういうことは自分が気づかないところで密かに進められているか、突然起こる。
 
先日、8年近く勤めてきた会社を退職することにしてしまった。
突然、次のステップに行きたくなってしまったのだ。
 
仕事や同僚に不満があるか? と言われれば全くと言っていいほど不満がない。
むしろ、個人的には居心地がいいと言ってもいいぐらいの環境であり、退職したスタッフも数年後には出戻ってくるぐらいの職場環境である。
 
1年契約で仕事をしているので、時期的にはそろそろ更新を打診される頃だというのは長年の勘で分かっていた。
しかし、今回は打診される前に退職という人生の転機を選択してしまった。
 
ライティング・ゼミに通い始めるまでは全く今の仕事を辞めるなんて考えも、思ってもいなかったのに……
普通なら「なんてことをしてくれたんだ……」 と怒りを覚えるところだが、不思議とそんな感情が湧くことはなかった。
 
それは様々部分で書くことに対しての不安が拭われたのが大きな要因である。
過去に大手広告代理店のライティング講座やマンツーマンの講座を受けてきた。
毎度、多少は書けるようにはなるのだが、正直なところは応用がききにくいというところで挫折を繰り返していた。
そして、これはどこで活用できるんだろう? という謎の罪悪感に襲われていたとともに書きたいのに、書けないという葛藤を抱えていた。
 
その反面、このライティング・ゼミはあらゆる方面で活用ができるというところが私を「文章が書ける」と思わせてくれたところだと思う。
 
Web関連の仕事をしているので、文章を書くことは日常であり、それが世の中に広まっていく。
それが楽しいことでもあり、喜びでもあるが、時に本当にこれで良いのだろうか? と心をえぐられるような苦しい感覚に陥ることが往々にしてあった。
 
Webに公開する前に社内チェックの過程があるのだが、以前より格段に反応が良くなった。と同時に心をえぐられるような苦しい感覚に陥ることがほとんどなくなり、同僚の指摘もできるようになった。
社内チャットのやり取りも伝え方で悩んでしまうことが多く、レスポンスの遅さをかなりの異常値で指摘をされていたが、それも解消されつつある。
 
日を追うごとになぜか書くことに対しての不安は消えていき、自信に繋がっていっている。
おまけに仕事で文章作成案件が舞い込んで来たと耳に入ったとき、内心は「その文章、私に書かせてくれればいいのに……」 と密かに企むようになってしまった。
会社のルールからは逸れる可能性は大いにあるが、「やってやるぜ!」 とどこからか不思議と湧き出るこの闘争心と自信は毎週の課題提出の成果なのだろうか。
 
今まであまり自信というものを持った感覚は味わったことがなかったかもしれない。
ただ、『文章が書ける』ということの自信がつくだけでこんなにじんわりと自分の世界が変化していくものだとは思ってもみなかったことだ。
 
メールやSNSなどの文字を通したコミュニケーションツールなど、現代では以前にも増して文章を書いて伝えるということ、そして相手に伝わるように書くということを秒単位で求められているように思う。
それが故に「文章が書けない」という悩みを抱える人達もいると思われる。
 
ライティング・ゼミに通って書くことに自信を持ってしまったら、8年以上も勤めてきた会社を突然、退職するという人生の転機を迎えてしまった。
それも、転職活動などはしてないので、もちろん転職先も決まっているはずはない。
それなのに、会社には退職を伝えてしまった。
 
これも「人生が変わる」というということなのだろうか。
 
今の私には少なくとも4ヶ月鍛えてきたライティングスキルがある。
おかげさまで今後の転職活動の書類作成だけは困ることはなさそうだ。
なぜなら、あらゆる方面で自分なりに『書ける』という自信があるからだ。
 
コツコツとライティング・ゼミに通っているだけなのに、本当に人生が変わってしまいそうである。
 
こんなことになるのなら、いっそのこと、転職エージェントも用意しておいてくれればいいのに……
 
 
 
 
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2019-11-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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