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ビジネスをはじめる最も簡単な方法


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:野口洋一(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
副業解禁、コロナ不況、老後資金問題、望んでか、望んでではないかは別として、ビジネスをはじめたい、という人たちはとても増えている。
 
私は、これまで13年間で、6社20以上のビジネスを作ってきた。そして、4年間の会社員も経験してきた。
そんな経験を踏まえて、ビジネス未経験者が、一番簡単にビジネスをはじめる方法について述べていきたいと思う。
 
私は、これまでに、今、IT業界で流行りのSaaS(クラウドサービス)、法人向けITサポート、スモールビジネスの起業スクール、英会話スクール、貸し会議室、M&A事業、SEO代行、通販、食器の輸入卸、などなど、サービス系を中心に様々なビジネスを行ってきた。中には月商20万円ほどの、ビジネスと言えないほどの小さなビジネスもあるが、概ね1事業で年商数千万円、一番大きなもので、年商4億円までのビジネスを作ってきた。
 
2019年版『中小企業白書』によると、中小企業の平均年商は4.8億円であるので、13年もビジネスをやってきて、ようやく平均領域に達することが出来た、かなり出来の悪い人間だ。
しかし、1つのビジネスだけでなく、20以上のビジネスを行ってきたので、偶然生み出された、たった1つの成功や失敗に基づいたものではないし、優秀な人間の成功談は、華やかではあるけれども、平均的な人には役立ちにくいのではないかと思うし、逆に、出来が悪く歩みが遅い人間の経験知であれば、これをお読みの、平均以上のあなたであれば、私よりももっとずっと短期に、そして、容易にビジネスを作ることができると思う。
 
 
■ビジネスをはじめる最も簡単な方法
 
 
6社20以上のビジネスを立ち上げてきて、断言できる、ビジネスをはじめる最も簡単な方法は、ずばり、相手の困りごとを見つけて、その困りごとを叶えてあげることだ。
 
たとえば、飛行機は「海外に行きたい」という困りごとを叶えるビジネスだ。
飲食店も「美味しいものが食べたい」とか「気軽におかなを満たしたい」などの困りごとを叶えている。
もっと直接的なことであれば、「掃除が面倒だ」という人に掃除を代行するのもビジネスになるし、
「ビジネスアイデアが見つけられない」という人に対して、「一緒にビジネスアイデアを探すお手伝いをします」というのもサービスになるかもしれない。
他にも、もしもあなたがライティングが得意であれば、文章の書き方に困っている人はとても大勢いるので、「添削します」というだけで、ビジネスになる。
 
もしかしたらあなたは、なんだ、そんな当たり前のことかぁ、とがっかりしたかもしれない。
もしくは、そんなの競合がいっぱいいて、成り立たない、と思うかも知れない。
もしもそう思うのであれば、かつて私がそうであったように、あなたも勉強のし過ぎかも知れない。
 
しかし、もっとシンプルに、目の前の困った、という人の願いを叶えるだけでビジネスになる。
 
もしもあなたが、年商何十億だとか、年千億というビジネスをやりたいのであれば、市場調査だとか、高度なことが必要かもしれないが、
年商数百万〜数千万円ぐらいの小さなビジネスを作るのであれば、正直、目の前の人達の困ったを解決していくだけでビジネスになる。
 
この感覚さえ、身につけてしまえば、ビジネスアイデアなんて無限に湧いてくるようになる。
 
たとえば、私は、自分が大学生だった頃に、ITベンチャーブームが起こり、日本にYahoo!がやってきたり、楽天がはじまったり、インターネットの一般への普及が始まり、まさに世の中が変わろうとしていた。
そのITベンチャーブームに触発され、私もいつか起業したい、と思っていた。しかし、8年間、ビジネスアイデアが見つからず、結局は、就職して、4年間の会社員生活を送った。
しかし、ここに書いた、とても当たり前で、とてもシンプルな結論に気付いてから、180度、状況が一変した。
8年間ビジネスアイデアが見つけられずに困っていたのが、今度は、ビジネスアイデアが多過ぎて、何からやろうか、困るようになってしまったのだ。
 
さらに、世の中「ビジネスチャンスがない」という人たちが大勢いるし、起業する前の私もまったく同じことを思っていた。
しかし、世の中は、ビジネスであふれているし、山に籠もって仙人みたいな生活をしない限り、つまり、普通に社会生活をしていれば、世の中のほとんどは、ビジネスの結果でできていることがとてもよくわかる。
 
たとえば、今あなたが見ているパソコン。これが作られたのもビジネスの結果だ。パソコンを配送知れくれたのもビジネスの結果だ。
さらに、今、あなたが座っているイス。デザインも、パーツの製造も、原材料も、塗料も、パーツの組み立ても、配送もすべてがビジネスの結果だ。
あなたの来ている服も、普段食べている食事も、すべてがビジネスの結果だ。
他の人がビジネスをしているおかげで、これらのことが叶っている。
こうして見ると、普段、社会生活をしていて、ビジネスの結果でないものを見つけることの方がずっと難しい。
実は、世の中、ビジネスであふれているのだ。
 
また、ビジネス=金儲けだと思ってしまい、ビジネスがとても汚いことだと思っている人がいるけれども、もしも、仮にビジネスを擦る人が射なくなったら、あなたはとても困ることになる。
自動車もなくなれば、コンビニもなくなる。電車もないし、あなたは東京から大阪まで、江戸時代と同じように、歩いていかなければならなくなる。
そう考えると、ビジネスをしている人たちにとても感謝が湧いてくるし、ビジネスとは世の中の人たちを便利にするものなのだ。
 
先ほど、簡単な例を挙げたが、もう少し具体的に、相手の困りごとを見つけて、その困りごとを叶えるだけでいい、ということを具体的に見ていこう。
 
私は昔、SEOの作業の代行サービスというのをやっていた。
当時のSEOの基本は、サイトを作成して、多くの記事を書いて、というのが基本だった。
正直、私はこんなこと面倒で、大変で、自分ではやりたくなかった。
自分でやりたくないからこそ、ビジネスにした。
「やりたくない」ということは、立派な困りごとだ。
それに答えて、値段を設定すれば、ビジネスの成立だ。
(さらに言えば、自分が書くのが得意だ、というのであれば、書くのが面倒だ、という人に対して、記事の執筆を代行するのもビジネスになるし、
ITが得意だ、と言うのであれば、サイトの設定や設置代行もビジネスだ。)
 
得られた利益で、ライターさんを雇って記事を外注するようになり、
最初のドメイン取得やら、WordPressの設置やらの初期の設定も外注し、仕組み化した。
自分はサービス紹介サイトの改善と、仕事の割り振りだけを行うようになった。
 
さらには、さらなる困りごとを見つけるため、お問合せフォームを設置して、「質問や要望があれば気軽にお問い合わせください。」とやった。
すると、「毎月記事の更新をしてもらうことはできますか?」とか、「オリジナルで記事を書いてもらうことはできますか?」とか、のお問い合わせが来るようになった。
 
相手が困っている。相手の困りごとを叶えるのがビジネスだ。
 
その時は、毎月更新なんてメニューなんてなかったけど、「そういうメニューはありません」と答えることもできるが、
自分でやっているのであれば、「はい、できます」と答えることができるのが、自分でビジネスをやっている醍醐味の1つだ。
 
そして、価格を考えて、提示して聞いてみるだけだ、「毎月更新プラン、3ヶ月で18万円、6ヶ月で30万円になります」
とりあえず、値段を設定して、提示してみた。
そうしたら、「お願いします」と返事が来たら、そうしたら、それを標準メニューとして、出すようにした。
そうしたら、次々と注文が入るようになるのだ。1人が困っている人がいたらそれ以外の人も困っているかも知れない。
もしも2、3人でも同じ問い合わせをもらったら、それは確実に需要があると思って問題ない。
 
何も立ち上げたビジネスを一生やる必要もなければ、人を雇って仕組み化してもいいし、なんなら売却することだってできる。
 
なので、もしもあなたが、ビジネスをはじめたいというのであれば、まずははじめの一歩を、目の前の人の困りごとを叶えることからはじめるのはどうだろうか?
 
私も、すべてはここからはじまったし、はじめてみれからの方が学ぶことが10倍、いや、20倍は濃くなったし、毎日が楽しくて仕方なくなった。
 
 
 
 
***

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2020-11-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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