メディアグランプリ

人のためのアウトプットを心がける


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記事:高橋拓希(ライティングコース 日曜)
 
 
「複雑なことは2軸で考えるとシンプルになり、自分の頭の中が整理できますよ」
 
今日初めて出会った参加者の河野さんは、軽快なトークで「複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考」という本を紹介して下さった。
 
へぇ〜、そんな本があって2軸思考という考え方があるんだ、と改めて知らない本が数多く存在し、人と同じように本との出会いも何かの縁であることに気がつく。
 
2軸思考とはその名の通り、ビジネスや趣味など、様々物事を2つの軸を中心に捉えることで、複雑なことでもシンプルになるという考え方である。
 
例えば、「自己紹介」を例にして考えてみると、横の軸は現在から未来。縦の軸はプライベートと仕事というような2つの線を引き4象限のマトリックスを作成する。
 
そして現在の仕事とプライベートのことや将来的に考えるありたい姿やプライベートに関することをまとめると、自分の考えが可視化でき、頭の中もシンプルになるといった具合である。
 
「この考え方を知ってから上司に提案するときも何に重きを置いて資料作成をしたらいいのか、考えてできるようになったんです」
 
河野さんは自分の実体験をもとにして説得力のある堂々とした口調で言ってくれた。
 
実際に私は「複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考」という本は読んでいない。今日初めて出会った30代前半のメーカーでシステム開発をしている男性、河野さんに教えて頂いただけである。
 
しかし、それなのに、河野さんのおかげで自分の体にこの本の魅力がだんだんと染み込んできて、気づいた頃にはAmazonで「複雑な問題が一瞬でシンプルになる2軸思考」の商品ページから購入ボタンを押していた。
 
ただ本のレビューをネット上で知るだけではなく、自分の実体験をもとに本を読んで行動したことを伝えてもらうと何てオリジナリティがあって面白いのだろう。
 
人との出会いによってまた一つ、新たな学びを得た気がする。
 
私と友人はコロナの影響によりステイホーム期間が増えている中で、家にいてもできることは何かないか、と考え「アウトプット読書会」というオンラインイベントの主催を始めていた。
 
内容は非常に簡単で「読んだ本を紹介する」というものである。
 
本を読むのは大事! というのはよく聞くことではあるが、本の内容をしっかりと把握した上で、どのように自分の考え方に影響を及ぼし、実生活の中で生かせているか、と言われればあなたはどうであろうか。
 
一回読んだ本であっても、自分の頭の中だけではなく、口に出して他者に伝えること、アウトプットをすることによって、本の内容がまた一段と理解できるだけでなく、他の人からの紹介によって新たな本に出会うというメリットも兼ね備えたイベントにすべくコロナ期間から始めたアウトプット読書会。
 
今回で何回目になるかは正直わからないが、かなりの数をしていくことで、新たな本の出会いが本当に増え、そして人との出会いも増えた。
 
「いやぁ、読んだ本を頭の中でまとめて10分間で伝えること何て今までやったことがなかったから難しかったです」
 
河野さんの率直な感想。
 
短い時間の中で何を伝えるのかという部分が一番難しいところで、本の内容を紹介するのか、一番自分に刺さったところを紹介するのか、河野さんのように一部を紹介して、実際に自分が実践してみてどうだったかというビフォーアフターを紹介するのかは人それぞれである。
 
しかし、どんな伝え方であれ、アウトプットするということは本でなくても、あらゆる面で必要なことではないだろうか。
 
仕事に関する必要な知識を勉強して頭の中に入れたとしても、それが実際の現場で使えなかったら意味がなくなってしまう。他にも、恋愛心理学を勉強して、異性の興味を引くための知識があっても実際にそれを実戦してみて、興味を引けず、使えなかったら何の役にも立たない。
 
だから、私がアウトプット読書会を通して学び、今、実戦していること。それは「常にアウトプットするためにインプットする」ということである。
 
何を勉強するにも、本を読むにも、旅行に行くにも、友人や初めて会う人など、人に伝えるつもりで何事にも取り組むことを常に意識し行動している。
 
例えば、旅行に行ったとき、観光名所をただ伝えるだけではなく、「電車を使えば早く行けるよ」「費用はこれぐらいかかったよ」「治安は良かったよ」
 
など、伝える相手にとって有益になるようなことに目を向け、インプットしてから人に伝えるようにしてみた。
 
そうすると、これまで以上に「ありがとう」という言葉が返ってくることに気がつく。
 
観光名所を伝えていた時は「すごいね!」「私も行ってみたい」という言葉がほとんであった。
 
しかし、「ありがとう」という感謝や、人のためになっているという感覚がとても心地よかった。
 
情けは人の為ならず。
 
人の為にやったことが、巡って「ありがとう」という言葉に変換され、私の心を満たしているということを知れば知るほど、自分以外の人を意識し、これからもアウトプットするために行動していきたい。
 
 
 
 
***
 
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2020-11-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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