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ダメ出しされて喜ぶ


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:小林優也(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
『自分にとって生きがいって何だろう?』
 
『何の為に生きているのだろう?』
 
そんな風に考えたことはないだろうか?
 
恐らく、多くの人が一度くらいはそんなことを考えたり、それについて本気で悩んだりしたことがあるのではないだろうか?
 
例外なく、僕も突拍子も無くそんなことに思いを馳せることがある。
 
もしかすると一生答えが見つかることは無いかも知れない。
 
しかし、この答えが見つかればとても有意義な人生を送れる気がするのだ。
 
先日いつも僕の髪の毛を切ってくれている、美容師さんがやっているラジオ番組に出演してきた。
 
内容はのど自慢達が集まってカラオケ対決をし、トーナメント形式で優勝者を決めていく勝ち抜き歌バトルだ。
 
優勝者は優勝賞金3万円と副賞をしてオリジナル曲でのアーティストデビューができる権利を得る。
 
優勝賞金より副賞の方が価値があるのに、と毎回思ってしまう。
 
僕がこの企画にエントリーするのは二回目だ。
 
審査基準はビジュアル、パフォーマンス、歌の3つでそれぞれ10点の30満点でそれぞれに一人ずつ審査員がいる。
 
ビジュアル面はそのラジオ番組のパーソナリティーでパリコレのバックステージでスタイリストとして活躍しているカリスマ美容師が担当し、パフォーマンス面は女性一級建築士として活躍されている実業家が担当、そして歌はプロの音楽プロデューサーとして数々の歌をリリースさせているプロの音楽家が担当するというなんとも贅沢な催しである。
 
一回目は一度暫定一位になったものの、残念ながら途中で負けてしまい優勝することは出来なかった。
 
別に歌が自分で特別上手いと思っている訳では無いが、人より少し歌えるくらいの自信はある。
 
プロにならなくたって人を感動させられるくらいの歌は歌えるようにたいと真剣に思っているくらいには歌を歌うことが好きだ。
 
ただ、歌うのが好きなだけで自分の生きがいや人生にとってそれほど大切なものだとは思っていなかった。
 
実は今回のカラオケバトルを通して改めて気づいたことがある。
 
それは、僕は歌うことが大好きで、自分の人生に取ってとても大切なものなんだということだ。
 
僕のことなどどうでも良いと思う方もいると思うが、どんな人にでも共通する話だと思うのでぜひ聞いて欲しい。
 
僕は今回のリベンジに十八番である影山ヒロノブさんのCHA-LA HEAD-CHA-LAを選曲した。
 
ドラゴンボールZのオープニングで世界的にも有名な曲だ。
 
いつも通り持てる力を出しきり、思いっきり楽しみながら歌い終わった。
 
声もちゃんと出ていたし、音響もよかった。
 
結構良い感じに歌えたなと自信を思っていた。
 
ビジュアル担当、パフォーマンス担当の審査員からコメントを貰い、次は歌についてだ。
 
前回は褒めて貰えたので、今回も僕は褒めて貰えるかなと少し期待していた。
 
しかし、コメントは期待していたものと違った。
 
歌の2番目の入りの頭の部分が少し音を外している、サビの部分が1/8低いという指摘を受けた。
 
全体的には良い評価であったがプロの鋭い指摘に面食らった。
 
しかし、落ち込むことは無かった。
 
普段は指摘されたり、ダメだしされるとイラッとしたり落ち込んだりする性格なのに、逆にプロ目線で自分の歌を指摘して貰えたことが嬉しかったのだ。
 
自分の改善点が見つかった、僕は今よりもっと歌を上手く歌えることが出来るのだ。
 
そう思うともっともっとダメ出しが欲しくなった。
 
細かければ細かいほどいい。
 
それを改善するのはとても難しいからだ。
 
そしてそんな難しいことにチャレンジすることにとてもわくわくする。
 
人からダメ出しをされるのが嬉しいくらいのモノが人生にとって大切なものなのだと気がついた。
 
歌を上手に歌える様になることは僕の生きがいなのだと改めて認識した瞬間だった。
 
恐らくダメ出しされて腹が立ったり、ふてくされたりするのは好きのレベルがまだ低いのだと思う。
 
プライドも何もかもかなぐり捨てて、さらに上を目指したくなるようなものが人生にとってとても大切なものなのだ。
 
最近、好きなことを仕事にするのが素晴らしいという風潮があるように感じる。
 
本当に好きなことで食べていけるのであればそれは本当に素敵なことだと思う。
 
『好きなことを仕事に』をスローガンに仕事を辞めて独立をする人達が僕の回りでも増えてきている。
 
僕は好きなことを仕事にすることについて否定はしないが推奨もしていない。
 
何故なら僕自身が好きなことを仕事にしようと見切り発車で独立し、自分で事業を起こし色んな苦労をしてきた経験があるからだ。
 
もしあなたが本当に『好きなこと』を仕事にしていきたのであれば今一度自分に問いただして見て欲しい。
 
その好きなことにダメ出しされて、さらに自分を高めることができるとわくわくするだろうか?
 
もしそれがイエスなら、ぜひ夢を叶える為に頑張ってほしい。
 
もしそれがノーであるならば、もう一度ゆっくり考えてみる方がいいのではないだろうか?
 
焦らなくても大丈夫、きっとダメだしされるのが嬉しくなるくらい好きなことがあなたにも見つかるはず。
 
 
 
 
***

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2021-04-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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