片付けが苦手で探し物をしている人は試して欲しい１つの事
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか？賞を取れるのか？プロも通うのか？〜
記事：MIO（ライティング・ゼミ平日コース）
「あーあれはどこに置いたっけなー…」
「ここに置いたばずなのにおかしいな…」
私はいつも家の中で探し物をしている。
そう、もう幼い頃から整理整頓が苦手なのです。
ずっと探し物をしている。
カバンの中もごちゃごちゃしていて汚い。
冷蔵庫の中には賞味期限切れが必ずある。
時間の使い方も下手くそなのです。
朝早くに起きても出かけに前には、時間がなくなって家の中を走っているほど。
やらなければならない事も後回しにしてしまう。
整理整頓ができていないから、頭の中がごちゃごちゃになっているんですね。
一見綺麗な部屋も、四隅を見るとそこには書類や手紙が散見している。
必要な提出書類も大切にしているつもりでどこかに置いてしまい、いつも探している。
一体人生のうちでどの位探し物をしている時間があるのだろう…
考えただけでうんざりする。
テレビで片付け番組を見てはうらやましく思っていた。
片付けの資格もあると知り、資料請求をしてみたが気が進まない。
そんな時一冊の手帳が目に入った。
私は２０年システム手帳を愛用している。
手帳の使い方はただただ予定を書いているだけ。
しかも手帳をコロコロ変えて１年間同じ手帳を使い続けた試しがない。
飽き性なのか？
全部マイナスでしか自分を評価できなくなっていた。
ある日、仕事で月間カレンダーを作る機会があった。
その時に決まっている予定は印字して作成した。
「もしかしたら、手帳が続かなかった理由は、市販の手帳レフィルは私が使いたいものではなかったのではないか？ 自分で作っちゃえばいいんだ！」
と意気揚々とレフィルを自分で作る事にした。
これで自分を変えられるのではないかとワクワクし、気持ちが高ぶった。
・月間に今月のやるべき事
・毎日やる事
・目標
・なりたい自分像…
色々なタイプのレフィルを作り試したがやっぱり継続しない。
しかも自作するには、難問が立ちはだかったのだ。
デザインがしっくりこない。
そんな事に膨大な時間を費やしてしまう。
もともと気になる事にはこだわる性格でもあり、なかなかしっくりこない。
現在も試行錯誤を繰り返し、完成系ではない。
しかも1日に何回も手帳を開く習慣のなかった私には、目標やタイムテーブルを作ったことすら忘れて手帳を開くことすらなく日々を忙しく終わらせる事もしばしば。
「私ってやっぱりダメなんだなー」と落ち込んでいた。
そんな時、潜在意識の本と出会う。
脳科学についての勉強会にも参加してみた。
目から鱗が落ちるとはこの事を言うのか！
脳の９９％は使っていない？
え！どう言う事？
そんなのもったいないじゃないか！
私はどんどんのめり込んだ。
無意識に行動できるまでは顕在意識であると分かり即実践してみることにした。
無意識に出来るまでには２１日間必要であるらしい。
２１日って３週間じゃないか！と目がかがやいた。
これなら私にも出来るかもしれない！
諦めかけていた私に一筋の光が差した瞬間だった。
しかも小さな１歩でないと脳は反動でもとの習慣に戻ろうとすると。
なるほど！
いつもの生活に少しだけなりたい自分要素をプラスすればいいんだ！
私はまず、起きたら「ベッドメイク」をすると決めた。
ベッドメイクといっても、まずはかけ布団を綺麗にする。
と言う簡単なものから始めた。
その後は手帳に理想の１日と題したスケジュールを作り毎日眺めた。
ただそれだけ実践した。
それだけ？と思うかもしれない。
しかし、「それだけ」で私の生活は大きく変わった。
起きたらすぐにベッドメイク。
↓
部屋を綺麗にキープしようとセンサーが働く。
↓
掃除機しようかな。
洗い物しようかな。
洗濯しようかな。
と後から後から「やろうかな」が続いていく。
自分でも不思議な体験だった。
今まで朝に家事全般を終わらせる事はほとんどなかったからだ。
部屋が綺麗になると手帳を開こうと思える。
手帳を開く回数が増えると「理想の1日」のページを見る時間が増える。
大好きなコーヒーもゆっくりと楽しめるようになった。
部屋の乱れは、心の乱れ。
断捨離の山下先生の言葉が心に刺さった。
まさにその通りだと。
このベッドメイクのように、特に考えずに行動出来る単調な事をするとやる気のスイッチが入る。行動爆発とも言うらしい。
最近はベッドメイクと共に好きな音楽をリピートでかけている。
この二つが合わさると私のやる気スイッチとなる。
今では音楽をかけると操り人形のように活動を始める。
まさに不思議体験である。
現在はポータブルスピーカーを愛用している。
自分の移動に合わせて音楽も連れていく。
そんな日常は下絵に色付けをしていく過程のよう。
まさに日常が色鮮やかになったのです。
今まではクレーで書かれた絵画のように思う。
やる事に追われ、出来ていない自分を責めていたかつての自分とはもうお別れしたい。
朝のただベッドメイクをすると言う小さな行動が私を変えた。
一つの事を継続した事で、自分を肯定する事もできた。
ベッドメイクなんて当たり前と思う方もいるでしょう。
しかし、それすらできていない私のような方には是非ともやってほしい。
小さなことからコツコツと。
日常に小さなプラスをするだけで大きな変化が見られます。
そして私は物を探す時間が減らす事ができたと思う。
探す時間を別の事に使える。
これは実に有意義である。
日々、探し物をしているあなたに是非試してほしい。
そしてこの不思議体験を味わってほしい。
＊＊＊
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