メディアグランプリ

仕事が変わるDeepLのファイル翻訳技術


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記事:蛯原篤史(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
「これめちゃいいですよ。パワーポイントごと翻訳してくれますよ」
 
アメリカ人と日本人のハーフの後輩が興奮気味にそう教えてくれた。しかし、私は、翻訳ソフトを使うなんて邪道だ、と聞く耳も持たず、英語の資料をいつものように自力で読んでいた。
 
それから2週間たったある金曜日。予想していなかった出来事が起きたのだ。最近担当しはじめたとある台湾企業から、終業間際に一通のメールを受け取った。
 
メールに添付されているパワーポイントを開けると、中国語、しかも繁体字がびっしり書かれていた。さっと見ると40ページはある。
 
メールの最後にこう書かれてあった。「月曜日の会議までに目を通しておいてください」
いや、目は通せますけど……。中国語の理解はできませんが……。
 
中国語ができない私にどうしろというのだろうか。しかも金曜日の午後6時を過ぎている。お腹は空いたし、やる気もでてこない。しかし、この難題を持ち帰っては、土日は、陰鬱とした気分で過ごさなければならない。
 
文章データであれば、Google翻訳を使えばなんとかなる。問題なのは、パワーポイント形式である。文字をGoogle翻訳にコピペするのは、面倒臭い上に、とてつもなく時間がかかる作業だ。40ページならざっと2時間くらいはかかるだろう。
 
ため息と同時に、ふと思い出しのである。ほら、後輩が使っていたあれだ。パワーポイントごとごっそり翻訳してくれると言っていたあれだ。
 
Deep L翻訳があるじゃないか。さっそく、Google先生で検索をかけて、サイトを開いてみる。サイトを覗いてみると、テキスト翻訳とファイル翻訳の2つのタグがある。ファイル翻訳のタグをポチッと押すと、ファイルデータをドラッグ&ペーストする画面が出てくる。
 
パワーポイントだけでなく、どうやらワードも、ファイルごと翻訳してもらえるようだ。しかも、1ヶ月3ファイルまでは、無料らしい。
 
送られてきた中国語のパワーポイントを早速ペーストしてみると、すぐに翻訳機がうごき始めた。40ページもあるので、しばらく時間がかかると予測し、別の作業に取り掛かろうとした。
 
その時である。
 
翻訳完了のサインが現れた。えっ、まじですか。あまりの翻訳の速さに驚いたのである。所要時間は、1分くらいではなかろか。
 
翻訳が完了したパワーポイントを、デスクトップに保存し、翻訳をチェックした。
 
社内資料は、機密情報なので公開できないが、翻訳の中身はざっとこんな感じだ(ユニバーサルスタジオ北京プレオープンの中国語・日本語対訳ニュースから抜粋)
 
DeepL翻訳の翻訳↓
トライアル期間中は、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・北京」、「ユニバーサル・シティウォーク北京」、2つのリゾートホテル「ユニバーサル・スタジオ・ホテル」と「ノギン・リゾート」は、リゾートパートナーの一部や公式マーケティングキャンペーンで選ばれた一部の招待客のみに公開されます
 
通常の翻訳↓
プレオープン期間中は、テーマパークのほか、商業施設「シティーウォーク」と「ユニバーサルスタジオ・グランドホテル」、「NUOリゾートホテル)」のみがゲストを受け入れることになる。ゲストは一部の提携パートナーや公式の市場向けPRイベントで選ばれた一部のファンに限られる
 
対訳と比べると日本語として不自然な箇所は、もちろんあるが、内容はちゃんと理解できるレベルだ。
 
それよりも、驚きを隠せないのは、ファイルをドラッグ&ペーストするだけで、ほんの1〜2分で翻訳が完了してしまうことである。今までだったら、パワーポイントのテキストをひとつひとつコピー&ペーストをして、翻訳ソフトにかけていたことを考えると神業そのものだ。
 
これで、外国語を読んで理解するのに、かかっていた時間をどれだけ短縮させることができるだろうか。
 
海外との取引を始めて15年が経つ。毎日、英語は使うし、駐在も経験してきた。語学には、自信があったが故に、翻訳ソフトを使うのは邪道だと思い込んでいた自分を完全に恥じた。完敗である。
 
思い込みというのは、百害あって一利なしとはまさにこのことである。新しいテクノロジーを試す素直な心は本当に大切だと痛感した。
 
あれから、私は、ほぼ毎日、DeepL翻訳を活用している。今日も、英語の論文をそのまま翻訳にかけた。いつもなら、1本読むのに1時間以上かかっていたが、今日は、30分ほどで済んだ。おかげで、次の販促に使うコンテンツを考える時間を十分にとることができた。
 
DeepL翻訳があれば、語学ができても、できなくても、世界中のあらゆる情報を読んで、理解することができる。AIに仕事が奪われるなんて話もあるけれど、私はそうは思わない。AIと一緒に仕事ができれば、私たち、人間にしかできない仕事に時間を割くことができるのだから。
 
 
 
 
***
 
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2021-09-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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