メディアグランプリ

褒めて、尋ねて、欠点指摘!


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:前原正子(ライティング・ゼミ福岡会場)
 
 
今日は、息子の持久走大会。
小学2年生は、3分間で小学校の運動場を何周何コーン走れるか? を記録するそうだ。
私が小学生の頃は、決まった距離を何分で走れるか? だった。だから、ある意味競争の様なものだった。もちろん、走るのが大の苦手な私は、後ろから数えた方が早い。さて、我が子はどうだろう。一応サッカークラブに小学1年から入ってるし、それなりなのでは……と期待しながら、運動場のトラックの外で我が子の番を待つ。
おっ! 息子の番になった。スタートラインに15人ほど1列に並んだ。息子は、トラックの外から2番目。そう、端っこだ。走り始めるのに不利な場所だろう、と素人ながら思った。
 
「よーい、ピッ!」と担任の笛の音で、全員が走り出した。
みんな、スタートダッシュが速い。50メートル走のようだ。我が子も、もれなく速かった。クラスで1番先頭を走り出した! 凄いじゃん! と思いながらも、疲れないかなぁ〜と心配しながら観ていると……なんと、ずっと先頭キープしてるじゃないの! 親である私が1番驚いている。
去年は、スタートダッシュした瞬間、コケたが、今年は絶好調だ。
運動場を2周走った頃、すぐ後ろを走っていた女の子がスピードを出した。そして息子を追い抜こうとした瞬間! 何と、ナント!!!
息子は、右へ行ったり、左へ行ったりのジグザグ走行! 女の子の前を、抜かれない様に邪魔しながら走ってるじゃないですかっ!!!
 
まじ、セコイ!!! なんちゅう、男だ!! 正々堂々と戦わんかいっ!! ってか、持久走大会は、自分がどれぐらい走れるか、己との競争じゃないの!? まっすぐ走った方が、良い記録出るのにぃ〜!
 
どきどきハラハラしながら、見守るしかなく……、女の子のお母さんに会ったら、真っ先に謝らなきゃ〜と、なんだか私が悪い事をした様な気持ちになった。
 
その息子の行動を見ていた担任が、遂に動いた! 息子と並走しながら、何か言っている。なのに、息子は、そのまま……。
息子よ〜、ちゃんと走ってくれ〜! という思いは、伝わらずに終わった。
もちろん、1番長距離走ったのだが、嬉しい様な、モヤモヤしたまま、私は帰宅した。
 
このモヤモヤを、誰かに聞いてほしい! と思い、その後に会ったパーソナルトレーナーの先生にボヤいた。パーソナルトレーナーの先生は男性で、元競輪選手。そして、小さい頃も運動神経が良かったと聞いていた。男子あるあるなのか、もしくは、我が子の特性かを知りたい気持ちもあり、聞いてみた。
「先生、今日息子の持久走大会だったんですが……」とその時の状況と私の気持ちを話し、「先生も、そんな事してましたか?」と聞いてみた。
「僕は、そんな事してませんでしたねぇ。まっすぐ走るのみです。元々カッコ悪いのは嫌いだから……」
ですよね〜、先生、しなさそ〜。やっぱ、こうきだからか〜。どうしたものか……と考えていると……、すかさず先生からこう言われた。
「息子さんに怒っちゃダメですよ!」
え?! まさかのコメント!
えぇ、帰ったら、真っ先に怒ろうと思っていましたよ!
「きっと、学校の先生から何かしら注意されてるはずです。なので、家に帰ってからもお母さんに叱られたら、息子さんは嫌な気持ちになると思う。負けず嫌いな性格であれば、尚更それなりの理由があるはずです。負けず嫌いはいい事でもあるから、その思いを聞いてあげて下さい。1番になって、お母さんを喜ばせたかったのかもしれないし……」
 
なるほど〜。そうだ、そうだ! コミュニケーションのポイントだった!
『褒めて、尋ねて、欠点指摘!』
まずは、褒める! そして、相手の思い、本音を聞く!
「1番になって、凄かったね! どんな作戦だったの?」と聞いた後に、母から提案をする。
「お母さんだったら、くねくね走らずに、まっすぐ走るけどな〜! そうしたら、こうきもNちゃんも、もっと長距離走れたんじゃないかな!? お母さんが、Nちゃんだったら、悲しかったな〜」と。
 
自分の中で、シュミレーションしながら、タイミングを見計らった。
TV中や、ゲーム中は、イライラしやすいので、話しかけない方がいい。
よし! お風呂だ!
いざ、出陣!!!
 
大成功! 上手くいった! イメージ通りに話ができた。
『どんな作戦だったのか?』に対しては、スタートする時に、端っこに並ぶこと!  その方が、ギュイッと中に入りやすいそうだ。不利なんじゃないかと思っていたアレは、まさかの作戦だった!
後ろの子に抜かれない様にジグザグに走ったことは、作戦としては発表されなかった。ので、つい、「Nちゃんが追い抜こうとしてたけど……」と言うと、「そう! やけん、横に動いてNちゃんに抜かれないようにした。抜かれたくなかったもん」と。
何故かと尋ねると、自分の前に誰もいない方がいいから。つまり、1番でいたかったらしい。お母さんを喜ばせたかったから、という嬉しい言葉はなかったが……。
そして、翌日あるサッカーの試合にも結びつけて、『ボールを取られない様に動いて走る』と作戦まで立てれた。
が、結果、サッカーの試合は惨敗。ボールがあるのとないのじゃ、違うらしい。
 
ま、何はともあれ、自分の考えや感情で、頭ごなしに言うのは、良くないという事を再確認出来た。どんな状況でも、誰にでも、まずは相手を褒めて、どんな思いだったのかを尋ねて、そして自分の意見を言う。ただし、お互いに余裕を持って落ち着いて話せる状況を作る事が必須だ。
 
 
 
 
***
 
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2021-12-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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