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コロナ太りを食事改善で解消中


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記事:我妻あかね(ライティング・ゼミ12月コース)
 
 
「コロナ太り」と一口に言っても、その程度は様々だろう。
私の場合は、約1.5年、気づかぬうちに洋服のサイズが2サイズアップしていた。
人から見た印象が、小柄から大柄へと180度変わるぐらいのインパクトである。
 
思い当たる原因はいろいろある。
まず、仕事での外出がゼロになった。
それを運動で補うことをしなかった。
そして、在宅勤務をいいことに、ゴムウエストのボトムしか着なかった。
さらに、体質的に顔に肉がつきにくく、ZOOMで見る顔に、大きな異変は感じなかった。
だから、薄々自分が大きくなっていることに気づきながらも、まさかこんな大変なことになっているとは、夢にも思っていなかったのだ。
 
最初にマズいと気づいたきっかけは、何度目かの緊急事態宣言が解除され、人と会う予定ができたとき。
入る服が一着もなかった。
そのときは、ゴムウエストのボトムの中でもマシなのを着て、ごまかした。
「あー、サイズアップかぁ、やだなぁ」
そのときの私の危機感はこの程度。
 
ことの本当の重大さに気づいたのは、会社のホームページリニューアルに伴って自分のポートレイトを撮影しなければならなくなったとき。
着られる服が無いため、買いに出かけたのだ。
当然、以前の1サイズ上の服を試着する。
……苦しい。モノによっては、入らない。
認めがたい現実。
なんとか入る洋服を購入したが、その日は、半ば放心状態で帰宅した。
 
どうにかしなければ! 強く思ったが、私は運動音痴、そして大食いでもないので食べる量をこれ以上減らすことも難しい。
ジムにも入会してみたものの、私ができる運動程度では、1食分のカロリーも消費しない。しかも、週1回いければ良い方だった。
 
気持ちは焦るものの、全く変化の無いまま、3ヶ月がたった頃、知人が管理栄養士さんの指導で3ヶ月で8キロ痩せたという話を聞いた。
教えてもらったその栄養士さんのInstagramには、3ヶ月間で5キロ~10キロ痩せた事例がゴロゴロ掲載されていた。しかも、「運動なしで痩せさせます」というのが彼女の売りだった。運動で痩せるプランに早々に挫折した私には、とっても魅力的だった。さらなる決定打は、知人の感想にもInstagramの経験談にも「つらくなかった」という言葉が見られたこと。きゅうりを食べ続けるみたいなダイエットは、私には無理だと思っていた。食べる楽しみを失うなんて、生きる喜びを失うのと等しい。「つらくなかった」という言葉は、そんな私の背中をぐいっと押してくれた。
 
そんなわけで、思い切って栄養士さんの3ヶ月指導を申し込んだのが11月の終わりのこと。
指導内容は企業秘密なので詳しくは書けない。ただ、食事量は減らさずに、食事内容を「指導終了後も続けられるギリギリラインで」変えていく、そんな指導だった。
 
最初の難関は、体重測定。怖すぎてコロナ以前から体重を測っていなかった。しかし、指導には絶対必要。
久しぶりに体重計を引っ張り出し、電池を入れ替えるところから始まった。
バンジージャンプよりも怖い。体重計の前で素っ裸で立ちすくむこと数分……。
「えいっ!」
示した数字は、私が最後に見た数字よりも少なくとも10キロは多かった。目を疑う結果。しかし、身長150センチ未満の私の洋服サイズが2サイズアップしてるんだから、そんなもんだろう。
 
食事指導も、正直最初はつらかった。「つらくないなんて嘘じゃん!」 と思った。今まで食べてたあれもこれもそれも食べられない。クリスマスは、ケーキもチキンもピザも我慢した。
 
だけど、それを乗り越えて今、ちょうど1ヶ月経過してみての感想は、「たしかにそんなにつらくない」に変わっている。習慣が変わったんだと思う。甘い物も、工夫次第で食べられる。
例えば、最近ハマってるのは、ホットの豆乳ココア。
「ダイエット中にココアなんて、いいの?」とお思いでしょう。
そのタネは、砂糖の入ってない“純ココア”と、ノンカロリーシュガー。一般的なココアと全く変わらない満足感が得られる。ツライ我慢が必要なわけじゃなかったんだ!という発見ができた。なにより、これなら一生続けられる。
 
数値的な途中経過としては、スタートから1ヶ月でマイナス2キロ。40代女性で運動なしの結果としては、悪くないと思う。
本音を言えば、あと2ヶ月でもとのサイズには戻れないだろう。けれど、続けられる食事習慣を習得すれば、指導終了後も、適正体重まで減り続けるはず。そのための知恵を、残りの期間で身につけたい。
 
最後になってしまったが、今回のダイエット、私には目標がある。
3月半ばにある娘の卒業式に、今持っている服で参列すること。
恐らくそのためには、トータルで8キロ減らしてもギリギリだろうと思う。
最後まで読んでくださった皆さんは、よかったら応援して欲しい。
 
 
 
 
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2022-01-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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