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メディアグランプリ

ものをたくさんがあげたら、もらう作法があることに気付いた

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鈴木 勇気(ライティング・ライブ大阪会場)
 
 
ちょっと待って! ちょっと待って!
確かに見返りを期待しての行為じゃないとはいえ、もうちょっとやりようはあるんじゃないの? 言いようはあるんじゃないの?
 
私は、使っていないもの・これから使う予定がないものを、どんどん人にあげてしまうのが性分だ。
私がお金持ちでとりあえずなんでも買っちゃうが、すぐに飽きてちゃって人にあげるという道楽をしているわけではない。地方のサラリーマンなので家族4人で普通に生活ができるレベルだ。それでも、なぜか人にものをあげてしまう。
妻からは「メルカリで売ればいいのに。いつか使うかもしれないのにもったいない」とよく言われている(怒られている?)
 
大きいものから小さいものまで、本当にいろいろとものをあげてきたと実感している。
今までで人にあげたもので一番大きいものは自家用車だ。6年ほど乗ったホンダのコンパクトカーのモビリオという車だ。13万キロオーバーの走行距離で、車を買い替えるタイミングで、下取りに出そうとしていた。そんなときに友達の祖母の車が壊れたというから「じゃああげるよ。下取りに出しても数万にしかならなかったし」ということで友人に下取り価格を下回る金額で売った。どこかで知らない誰かに届く、もしくはスクラップになるくらいだったら、身近な人の役に立つなんてこんな嬉しいことはない。
 
あまり使っていないノートパソコンもあげた。写真の現像や動画編集をしたくて、高性能のデスクトップを買ったり、スマホをiPhone12PROMAXにしたらノートパソコンを使う機会がめっきり減ってしまったので、ちょうどパソコンを探している同僚にあげてしまった。ネットショッピングとYouTube見れればいいというので「じゃああげるよ。性能はよくないけど、そのくらいは使えるはず」と。女性にあげるものだったので、私の秘蔵のコレクションやグーグルの検索履歴はしっかりと消去をした。
 
あとはテレビにゴルフクラブに、お酒に、洋服に、バッグに、プロジェクターなどなど結構いろんなものをあげている。忘年会やイベントなどの景品はもれなく人にあげていると思う。
 
いろんな人にいろんなものをあげて感じたのが「ものをもらう作法がなっていない人が意外にも多すぎる」ということだ。
確かに私が不要だと思っているものをあげているのだから、大きな感謝はないのはしかたない部分ではあるが、いろんな人にものをあげていると損をしたと思うことも多々ある。それでも止めない私も私だが……
 
私がイラっとした≪3大もらい下手≫はこんな感じだ。本人たちは無意識にやっていることなので罪悪感がないのが追加で困ったことなのだ。ただ自分でもやっているかもしれないので気を付けていこう。
 
3位 いらないなら、もらいますよ
人からもらうのに、なぜか上から目線でものを言ってくるのだ。
まるでこちらが処分するのに困っていてもらい手を探しているかのような雰囲気を作ってる。行く当てないならしょうがないからもらってあげますよ! って。
そうじゃないんだよ。私からしたら、欲しいならあげるよ! ってことで、あげたくてあげたくてしょうないわけじゃないんだよ。
 
2位 その場限りの感謝一派
この一派は本当にもったいない。もらった瞬間は「ありがとう。本当にうれしいよ」と全員言ってくれるんだ。だから私もよいことをしたな、こっちも嬉しいよって思うから、機会があったらまたあげようって感じることが多い。
でももったいないのはここからで、あげたものの話をそれから一切しないんだ。
例えば、プロジェクターをあげてときに「週末、このプロジェクターで映画見ますね」と言ってから、この話題は音沙汰なしになってしまう。本当に残念な話である。週明けに「テレビよりも大きいサイズだったから大迫力でしたよ。おかげで2日間引きこもりしちゃいました」とか言っていくれたら、使ってないスピーカーをあげちゃうってなるのに。
 
1位 くれくれ一派
この一派が一番たちが悪い。私が一番苦手は一派である。彼らは一度何かをあげたら、もらうことが当たり前になってしまうのだ。私が何かを買ったという話をすると「じゃあいままで使ってたものはいらないですよね。私にください」と言ってきたり「家の掃除機が調子悪いんですけど、新しいの買う予定はないんですか?」と堂々と聞いてくる。どんな思考回路をしているのか、一ミリも理解ができない。自分で買いなよと言うとまだ使えるからもったいないと言う。ますます理解に苦しむ。
 
1位の人は本当にまれだが確かに存在する。40年の私の人生で思い出せる範囲で5名はいる。2位と3位は思っているよりも多い。無意識で自分もなっていないかと注意を払うことも多い。
こういう人間とは、どんどん疎遠になっていくし、仕事も一緒にできないなと感じている。気遣いができない人とは一緒にはいられないなと。
 
世の中にはいろいろな作法があると思うが、ものをもらう作法というのも、もっと浸透してほしい。
作法といっても何も難しいことはない、ものをくれた人に感謝をして、頂いたものを大切に扱う。この2点だけで、まずはいいと思う。
 
この2つができる人には、これからどんどん私の家にあるものをあげていきたい。
人にプレゼントして喜ばれるのはやっぱり嬉しいから。
 
それにしても、1つ大きな問題がある。私はものをたくさんあげるし、捨てているのに我が家は、今日もものが溢れている。
理由はだた1つ、妻が私とは違って捨てられない人間なのだ。なので家にある私のものの割合がどんどん減っていく。
妻のものをどう捨てるか。これからの最大のミッションになりそうだ……
 
 
 
 
***
 
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2022-02-23 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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