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そうだ、屈託のない笑顔の国フィリピンに行こう

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:多田 充(ライティング・ライブ東京会場)
 
 
「会社にいる時はいつも笑顔でいた方が良い。日本みたいにうつむいて考え込んで歩いていたら、変な人と思われるから、気を付けた方が良い」フィリピンで働き始めた時、日本人の先輩が私に忠告してくれた。
フィリピンのオフィスに入った。確かにみんな笑顔である。
「お早うございます。スマイル、スマイルね。今日もスマイルが足りないよ!」いつもフィリピン人から笑顔で声を掛けられる。どうして、フィリピン人はこんなにハッピーそうなんだろう?
 
皆、よくしゃべる。おしゃべりである。
会社内で、とびきりの美人がいた。彼女が普段の会話で言った。
「あなた、最近いつやった?」
「2日前よ。ははははは」
男も女も信じられない程、下ネタ好きで、ストライクゾーンが広い。フィリピンのドゥテルテ大統領が、選挙で当選した既婚の美人市長を見て、「俺が彼女と付き合っていたら、一生離さない」と突然マスコミの前で発言し、周囲が大爆笑していた。この国はセクハラという概念がほぼ皆無で、かなり、オープンな国民性といえる。日本で首相がそんなジョークを飛ばしたら、政治生命が終わってしまうが、フィリピンでは国民受けが良く、支持率が上がる。
 
一度、フィリピンのATMで私の前にお金を引き出した人のレシートが残っていたことがあった。その銀行口座の残高はなんと5千円程であった。フィリピンでは貯金する人が少なすぎる。私の会社では月給は月に2回支給されていた。月に1回の支給だと、月が終わるまでに全て使い切ってしまい、途中からスッカラカンになるからである。「ははははは。お金を使っても大丈夫。今楽しまないと」フィリピンではこんな調子の人が多い。常に楽しみ、ハッピーである。欲しいものがあったらあまり迷わずに買う。食べたいものがあったら、よく食べる。
 
「Did you eat」「Let’s eat」フィリピン人は挨拶変わりによく、この言葉を使う。フィリピンでは休日に食事を7回ほどする。食べることで幸せになる。フィリピンの顧客と食事をしたことあり、サーブされた皿を見て、彼は言った。「何でも目の前にあるものを食う。それで、俺はそれで十分だ」あまり美味しいとは言えない料理であり、レストランの選択に失敗したと後悔した。しかし、彼は機嫌良さそうに食べていた。食べられることがハッピーだと捉えるのである。
 
経済的な要素を抜いた主観的な幸福度調査でフィリピンは世界幸福度が上位によくランクインされる。住んでいて思う。確かに幸せそうである。いつも笑顔がある。将来に対して不安を抱かない。お金が無くとも、仕事がうまくいかなくとも、明日はなんとかなると思っている。
 
フィリピンの世帯年収の平均は約6万円と言われている。夫婦共働きや親、子供が働いている場合も多く、その世帯年収が6万円しかなく、貧しい家庭が多い。それでも、笑顔で、過ごしている。悲観せず、いつもポジティブ思考である。
 
何が日本と違うのか。大きな違いの一つは人のつながりの強さだと思う。家族、親戚とのつながりが強く、友人との距離が近い。大家族で若い人は親、兄弟、おじいちゃん、おばあちゃんを敬い、仲が良い。助けが必要になったら、親戚や友人の誰かが助けてくれる。経済的なことでも。
 
フィリピンの知人から聞いた話では、年に1回は親戚一同で集まるらしい。70~80人が集まり、1~2週間程島で遊んで過ごす。一緒に泳いだり、ゲームをしたり、食事を食べたりして共に楽しむ。親戚同士の仲が良いので、他の島や町に旅行した先で、親戚の家に泊まる。都会では親戚同士5、6人が狭い家で一緒に和気あいあいと暮らしている。
 
フィリピンには昔日本にあった古き良き温かさが残っている。寅さんの日本映画を見ても、昔は隣近所や家族の繋がりが結構強かった。私が幼かった頃、貧しくても、ちゃぶ台を囲んで、家族が団欒し、近所の家族同士のつながりが強かったと思う。人とのつながりの強さは確かに幸福度を左右すると思う。
 
今、日本に住んでいると、核家族の中、一人でついつい深刻に思い詰めてしまう。目の前の仕事、将来のキャリア、退職後の貯蓄、子供の学業、等々について。フィリピンに住んでいた頃は、物事をあまり深刻に考え込まず、人生楽しく、ハッピーな気分でいられた。仕事を失敗しても、それほど大したことはないと鷹揚に構えていた。真剣にキャリアを考えすぎるのは将来を悲観しすぎであるように思えた。お金はなくても幸せでいられる。子供の成績が悪くても育っていける。要は考え方次第である。
 
そう、もっと肩の荷を下ろしていいんじゃないか。だって、フィリピンにいた時はこんなにも気楽に過ごせるものかと驚いて馴染んでいたじゃないか。コロナが落ち着いたら、フィリピンに行ってみよう。あの、屈託のない笑顔に触れるために。人間としてより幸せな生き方の尺度を思い出すために。もっと自然とポジティブになるために。
 
 
 
 
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2022-03-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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