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美とは自己満足である!

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ゆみエール(ライティング・ライブ大阪会場)
 
 
「女性の人生50歳から」
これは、私が通っている姿勢教室のキャッチコピーです。このお教室に通い出して、2年が過ぎました。私がこのお教室に通い出したのは、ガニ股を直したかったことと、腰回りのお肉がどうしても取れなくて、その原因は骨盤が歪んでいるからだと思ったからでした。
 
ホームページのプロフィールに、「女性の人生50歳から」とあるのだから、先生はアラフィフなのだろうと思ってはいました。体験教室に伺い、実際にお会いすると、とても若々しくて、かわいらしくて、そしてスタイル抜群! そりゃそうですよね、なんたって姿勢の先生なのですから。
そして、そして、なんと! 生年月日が同じでした。
「誕生日が一緒っていうのはあるけど、生まれ年まで同じなんて、なかなかないよね~」と意気投合しました。生年月日が同じ、この先生のようになれるかもという淡い期待を抱いて、私はこのお教室に通うことにしたのです。
 
姿勢や歩き方を矯正することは、自分の身体に向き合うということでした。お教室は、正面、両サイドの壁が鏡になっています。まずは、自分の今の姿勢を知り、ガニ股の自分の歩き方を鏡に映します。私は体が固くて、前屈がほとんどできません。股関節も固く、足も開きません。
 
先生は言います。「体が固い人って、頭も固いのよね~」って。
自分ではそうは思いませんでしたが、気がついていないだけで、頭も心も固いのかも知れません。
お教室では、まずは固くなっている身体を柔らかくすることを目指します。何十年と正しくない姿勢で生活してきて、固まっている姿勢をいったんは柔らかくして、それから正しい姿勢を作りあげていくというのです。さぁ、私のこの固い体は、柔らかくなるのでしょうか。
ついでに頭も心も柔らかくなればいいのですが。
 
1年くらい通うと、ようやく少し柔らかくなってきました。踵に重心を載せて、骨盤を立てるという正しい姿勢ができるようになってきました。足が外に向かって歩いていたガニ股も、足をまっすぐに前に出せるようになってきました。それでも、足を前にまっすぐ出そうと意識すると、腕に力が入ってロボットみたいな歩き方です。
 
自分の身体に向き合って、自分の身体を知ったことで、自分の身体にどんどん興味が湧いてきました。「もっときれいな身体になりたい!」と思うようになりました。
そこで、始めたのが、「月曜断食」でした。毎週月曜日だけ、断食するという健康法です。「月曜断食」という本が出ていて、安全に断食する方法と、その効果が書かれていました。
朝はフルーツとヨーグルト、昼と夜はおかずは食べていいけど、炭水化物抜き。食べる量は咀嚼して握りこぶし2個分。それを火曜日から土曜日まで続けます。そして、日曜日は家族団らん何を食べてもいいのです。翌日の月曜日は、水だけの断食日。
自分の身体が変化しだして調子に乗った私は、月曜断食を約半年間続けました。その結果7キロの体重減です。それまで自分の身体を甘やしてきたので、びっくりする体重になっていたのですが、なんとか結婚前の体重に戻りました。
 
体重が減って痩せると、ますます調子に乗ってきます。「さぁ、次は何をしようか」そんなことを考えていたときにお薦めされたのが、「バストケア」でした。行きつけのエステで、新しく「バストケア」がメニューに追加されたのです。女性のバストのお悩みって、人には言えないけど、意外と誰にでもあります。小さいことはもちろん、大きいこともお悩みだと言います。大きい人に言わせると、邪魔だし肩が凝るし、常に人から見られるらしいのです。贅沢な悩みだと思っていましたが、本人にとっては深刻です。それ以外にも、垂れている、下がっている、乳首の色や大きさなど、人知れず悩みがあって、コンプレックスになっていることがあります。そんな、お悩みの種のバストのケアをしようというメニューです。アラフィフでも、まだまだ大きくなるし、若い時にあった位置にちゃんと戻るというのです。
その説明を聞いて「えー? 私、巨乳になるの?」と聞くと、「そこまではなりません」と、エステテシャンにはピシャリと言われました。
エステテシャンは言いました。
「バストにコンプレックスがある女性は意外と多いし、お風呂に入ると毎日目にするものだから、バストがきれいだと、テンションあがりますよね。まぁ、究極の自己満足ですけどね」と笑いながら。
そう、自己満足なのです。だって、アラフィフのおばさん、今さら誰かにバスト見せる機会はありませんもの。
 
言ってみれば、太っていようと、痩せていそうと、姿勢がよかろうと、悪かろうと、誰も私に関心はありません。誰にほめられなくても、モテなくても、自分のテンションがあがれば、ご機嫌でいられます。大人は、自分で自分の機嫌をとって、毎日楽しく生きていくのです。だから、女性は美しくいたいのです。
そんな風に考えられるようになったのは、やっぱり頭と心が柔らかくなったからも知れません。
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-04-13 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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