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メディアグランプリ

3,000円でウォーキングのレッスンを受けにきたのに、43,000円払って帰ることになったやばい本屋の話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:大塚 久(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
「まさか、今日クレジットで4万円も払うことになると思わなかったですよ」
 
先日、湘南天狼院書店の解放区企画、クリエイティブ・ウォーキングレッスンを開催したときに、帰り際、参加したお客様が言ったことだ。そもそもクリエイティブ・ウォーキングのレッスンは3,300円。ワンドリンクオーダーなのでせいぜい4,000円程度で今日の会計は済むはずだったが、そのAさんはなんと43,000円も支払って帰ったのだ。まあまあぼったくりの店のように聞こえるがそうではない。なぜ40,000円も払ったかというとそのときライティングゼミに申し込んだからだ。
 
そもそもAさんは天狼院書店自体が初めてでどんなところかは知らなかったが、実際来て、店内にあるチラシやパンフレットを見て気になってしまったようだ。そして今回参加したクリエイティブ・ウォーキングの講座の後に「このライティングゼミめっちゃ興味あるんですよ」と話したのが40,000円への道のりの始まり。
ライティングゼミは僕も受けたことがあり、もちろんおすすめできる内容だったので、「面白いから受けた方がいいよ」と話すし、それを聞きつけた湘南天狼院の店長草間さんは、「今日申し込むと特典がつきますよ、これはもうタイミングですね、どうしますか? 」と最後に背中を一押しというか蹴飛ばすくらいの勢いで財布と共に会計に向かわせた。
 
これって恋愛みたいなもので、それまで気にしていなかった人だけど、たまたま夢に出てきたり、周りの人に茶化されるとなんか気になってしまい、ついつい目で追ってしまううちにいつの間にか好きになってしまう。ただこれには一つだけポイントがあって、そもそも気になる相手が自分にとって魅力的かどうかが大事だ。誰にでも魅力的なポイントはあるが、それが自分にとって魅力的かどうかは話が別、自分にとって魅力的でなければ夢にできてても恋愛には発展しない。
 
その点でも天狼院はしたたかで、ただ本を売る書店ではなく、その先の体験を得るのが目的らしい。普通の書店は気になる本があったら手に取って眺めたり、欲しければ買うで終わってしまうが、天狼院は気になって手に取った本があったら、その本の著者の先生の講義があったり、写真をうまく撮りたい人にはPhoto講座、デザインがうまくなりたい人にはデザインの講座、文章が上手くなりたい人にはライティングゼミと本だけでなくその本に書かれた内容を体験できるいわば本のテーマパークなのだ。テレビでジェットコースターや観覧車を見ていいな、って思っているより、実際に乗って体験した方が楽しいに決まっている。悔しいけど天狼院書店は魅力的なのだ。
 
Aさんがレジで43,000円の会計をしているときに、「本当に40,000円払って申し込んでるよ〜」っと内心笑っていたが、思い返してみると自分も同じだったことに気づく。そもそも僕自身が天狼院に寄ったきっかけは散歩のついでだ、Aさんのように3,000どころか、1円だって払うつもりはなかった、でも今はライティングゼミに通っただけでなく、「読書クラブに入ると他の講座も半額で受講できますよ! さらに今はいると特典も付きます! 」という店長草間の悪魔の囁きに背中を蹴飛ばされ、読書クラブに入会した。すでに払っている金額はAさんの40,000円どころではない。でも全く後悔もしていないし、むしろ楽しい。それはやはり体験することって魅力的で楽しいからだ。
 
Aさんと僕とで一つ共通していることがある。僕は散歩、Aさんはクリエイティブ・ウォーキングとどちらも「歩く」ことが共通のキーワードになっている。歩くことは体を動かすことで体験そのものなのだ。そして歩くことのわかりやすいのは歩く歩数が伸びれば伸びるほど行動範囲が広がり、それだけたくさんのものに触れる機会が増える。それだけ出会いの機会が増えるのだ。
 
恋愛でも家の中でスマホを使ってマッチングアプリを使って出会えたとしても実際に会うには外に出て歩いて会いに行かなけれなならない。Aさんも僕も歩くことで天狼院と出会うことができた。まず歩くことが一番最初の大事な「体験」なのだ。
 
もし今自分が何をしたいのか、どうしたいのかがわからなかったらまずどこでもいいから歩いてみよう。歩くことで街の景色や季節、車や人の音、新しい道や新しいお店などいろんなものに出会うことができる。歩き出すことでいろんな体験が始まる。もし行きたい場所が見つからなかったら天狼院書店を目的に歩いてみよう、きっとそこには魅力的な体験が待っている。もちろんお財布の中身とは相談してね。
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-06-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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