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ひとり時間確保大作戦! ー時間をお金で買えちゃったはなしー


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:岡部 みほ(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
パラパラめくった『ひとり時間特集』の中に、欲しかった言葉は見つからなかった。
 
「子どもが小さいので、確保できるひとり時間は細切れ」
「家族が起きる前に、分刻みでひとり時間に集中!」
「平日はひとり時間がとれないので、週末にまとめて」
 
いろんな立場の人たちが、自分のひとり時間について語っている。
私は、子育て中の方のコメントを中心に目を通した。
 
『子育て中ですが、毎日1時間はひとり時間が必要です!』
そんな言葉は、何度見ても見つからない。
「そうだよね! コンスタントにひとり時間欲しいよね〜!」と思いたくて、同じような考えの人がいるはず、と思って、買ったのにな。
 
 
社会人になってから、ひとり時間の面白さに気づいた。
ライブもカフェも旅行も、大抵の場所はひとりでも大丈夫。
ひとりで気の向くまま、やりたいこと、行きたい場所へと向かい、感じ、それをメモしていく……そのメモを眺めると、とてもワクワクして、今度はこういうところもいいかも、なんて想いを巡らせるのが最高に楽しかった。
 
月日は過ぎ、二児の母になった今。
丸一日自分のために時間が使えたことの贅沢さを知ると同時に、大好きだったはずのひとり時間は、「とれたらとる」くらいの地位に落ちていった。
 
家事と育児であっという間に一日が過ぎていく毎日。
楽しいけれど、なんだかもの足りない。
時々急に訪れ、急に去って行ってしまうひとり時間に、何をしたらいいか分からない自分がいた。
 
あんなにやりたいことがあったはずなのに……
 
ただただ忙しく過ぎていく毎日、ゆっくり自分のために使う時間がない毎日を送っていると、身体と心がサインをくれた。
疲れが極度に溜まり過ぎて動けなくなった自分を改めて見つめ直してみた。
 
雑誌を見れば、「ひとり時間は細切れ」「家族が起きる前に分刻みでひとり時間」「週末にまとめてひとり時間」
と、キラキラした笑顔のママさんインフルエンサーが語っている。
そういうものなのだ、と思っていた。
毎日コンスタントにはとれないもの。
時々運よく子どもたちが同時に昼寝した時に舞い降りる、奇跡のその時間を掴み取らなければ、得られないもの。
そんな受動的なものなのだと思っていた。
 
大好きなひとり時間を失くした私は、私自身を失くした。
 
そして、気づいた。
 
必要なひとり時間の種類やペース、長さは、人それぞれ違うのだということに。
雑誌に出ているキラキラママは、分刻みでその時間を捻出しているのかもしれないが、私には、ある程度まとまったひとり時間が、できれば毎日コンスタントに必要だった。
贅沢、と言われるのだろうか?
でも、仕方がない、私には、それが必要なのだから。
 
完全なる静寂に包まれたひとり時間。
 
これを捻出しようと、家族で頑張ってみたが、週6勤務の旦那と二人でその時間を作り出すことは不可能だった。
 
でもここで諦めたらまた疲労でぶっ倒れる未来が……
 
それではいかん! と、私たちは、行政を頼ってみることにした。
保育園の一時預かりという制度はご存知だろうか?
働いていても働いていなくても、
『育児疲れ』
という理由で子どもを預かってくれる、そんな場所だ。
 
保育園で働いていたから、とても身近な存在だったのに、
登録が面倒だなーとか、
なんだかんだ見れるしなーとか、
お金かけてまで預けるかー?とか、
育児疲れって預ける理由になるのか?とか、
そんなことを思って登録すらしていなかった。
 
自分が壊れて初めて、その事業の必要性を、身を持って感じた。
 
しかも、そこは、親や旦那に預けて、申し訳ないなぁと罪悪感を抱くこともなく、お金の対価として、プロの保育士さんに安心して子どもを見てもらえる。
そして子どもたちも目新しい遊び場とお友だちに、ワクワクして行けるそんな場なのだ。
 
え……みんなハッピーじゃないか。
子どもも楽しい。
旦那も仕事に穴を開けずに済む。
そして私は安定してひとり時間を得ることができる。
 
家族以外の誰かに家のことを手助けしてもらうということに、なんとなく罪悪感を持っていた私だったが、対価を支払うことでその罪悪感はほとんど消えてしまった。
今、子ども二人を、身内以外に初めて預けてできたひとり時間で、これを書いている。
自分のためだけに時間を使って、罪悪感を感じないのは、子どもが生まれてから初めてかもしれない。
なんてありがたい事業なのだろう。
 
自分の、べき思考、ねばならないという考えを取り払って、少し手を伸ばしたら、助けてくれるところがすぐに見つかった。
 
困った時に人に頼るということ。
ご飯を作る気力がなかったら、宅配に頼ったっていいし、家事にどうしても手が回らなかったら、家事代行やお掃除代行なんかに頼ったっていいだろう。
ひとり時間が欲しいと思ったら、子どもを見てくれるプロに頼る。
 
もしひとり時間が欲しいのにどうしても取れないと悩んでいるお母さんがいたら、その気持ちに蓋をせず、少し視点を変えて、手を伸ばしてみるといいかもしれない。
きっとあなたを助けてくれる人がいるはず。
我慢しないで。
みんなが頑張ってるから自分だけ楽するのはちょっと……と思うこともあるかもしれない。
だけど、あなたはあなただから。
母でも妻でもある前に、私は私なのだから。
 
たくさんの感謝を胸に、頼って、甘えて、
自分にとって譲れないモノ、大切にしていこう。
 
 
 
 
***
 
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2022-06-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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