メディアグランプリ

私の働き方改革・生き方改革を起こした「問い」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:宮越 浩子(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
「今日、ご機嫌な1日を過ごせましたか?」
こう問われた時、みなさんならなんと答えるだろうか。
 
もちろん日によって違いもあるだろう。
私自身はどうかと考えてみると、ここ最近、以前と比較して「あー、充実した1日だった!」と機嫌良く1日を終えられる日が増えているように思う。
 
なぜご機嫌な日々を送れるようになってきたのか。
 
そこには、コーチングコミュニケーションを学び続ける中で出逢った「迷ったら、自分を好きでいられる選択を」という言葉の存在がある。
 
この言葉に出逢うまでは、例えば日々の仕事において、チームで取り組む業務の質を上げていくために伝えたい考えや思い、やってみたいことが頭をよぎっても、躊躇して足踏みをしてしまうことがよくあった。
 
なぜなら、
「もしこの意見を伝えたら、出しゃばりすぎだと思われるんじゃないかな?」
「私が主担当の業務じゃないから、余計なことをすると邪魔になるかもしれないよね?」
といったように、私の足を止め、後退りさせるのに十分な言い訳が、心の中で次々に聞こえてくるからだ。
その結果、「伝えない選択」「やらない選択」をすることが多かったように思う。
 
でも、そうやって自分の気持ちに蓋をする選択をした際には、必ずと言っていいほど心の中になんだかスッキリしない気持ちが残り、もやもやしている自分がいることにも薄々気付いていた。
 
そんな心の霧を晴らし、視界を開いてくれたのが、「迷ったら、自分を好きでいられる選択を」という言葉だった。
 
私は、なんだかんだと言い訳をつけて、周囲からの目を気にするあまり、一歩踏み出す選択から逃げ続けていた。チームとしての仕事がうまく回らないことを、誰かのせいや環境のせいにして、心の中で批判しているくせに、自分は「何もしない」という選択をする。
そんな自分のことを、好きだとは到底思えなかった。
 
この心の中にあるもやもやは、「自分を好きになれない選択」を通して、自分で自分を認められない状態をつくってしまった結果生まれたものなのだということに気付いて、ハッとさせられた。
 
そのことに気付いた瞬間、これまでおぼろげに心に引っかかっていた過去の出来事の数々が、次から次へと思い浮かんできた。
小さい頃、大好きな祖母に対して憎たらしい一言を放ってしまった自分。
中学生だった頃、「あの子のこと、気に入らない! みんなも口を利いたらだめだよ!」と友達に言われ、「私、あの子のこと好きだもん! そんな仲間には入らない!!」と胸を張って言えなかった自分。
道に落ちているゴミを、「私が落としたわけじゃないし」と気になりつつも拾わなかった自分。
もう面倒だから適当でいいかと、やっつけ仕事をした自分。
毎日通うと決めていた祖父のお見舞いに、仕事の忙しさを理由に行けなかった自分……。
 
一つ一つの出来事の周りに立ちこめていた霧がすうっと晴れていき、その時自分が本当はどうしたかったのか、本当はどう在りたいと思っているのか、輪郭が次第に見えてくる感覚があった。また、それらの輪郭がくっきりする程に、ずっと心に引っかかり続けている出来事には自分の人生を充実させるための重要なヒントが隠されていて、その引っかかりを見過ごさず、心の動きを大事に捉えていく必要があるのだと思うようになった。
 
一歩を踏み出せないのには、何かしら理由がある。
いろいろな不安や心配から、なんだかんだと理由をつけて「一歩を踏み出さない選択」を後押ししてしまう心の声が全く聞こえなくなる日はおそらく来ないだろう。
 
でも、不安や心配から迷っている自分に
「どの選択をしたほうが自分を好きでいられるのか?」
と問いかけてみると、不思議と不安や心配は小さくなり、”在りたい自分”に向かって一歩を踏み出せる私がいる。そういった選択が増えるに従って、自分の在り方に心地よさを感じるとともに、日々の生活に充実感が加わってきたことを感じている。
この問いによって、私の働き方改革・生き方改革が引き起こされたことは間違いない。
 
不安や心配な気持ちが邪魔をして、自分自身でさえも見えにくくなっているだけで、きっと誰もが自分の心の奥底に「こんな自分で在りたいな」という思いをもっている。
 
「どの選択をしたほうが自分を好きでいられるのか?」
この問いは、その心の奥底にある”在りたい自分”に光を当ててくれるものなのかもしれない。
 
みなさんにも、ぜひ考えてみてほしい。
 
今、迷っていることに対して、どの選択をしたほうが自分を好きでいられそうですか?
 
 
 
 
***

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2022-07-20 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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