ド素人がホームページを作ったら思わぬ特典があった
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:鈴木みえ(ライティング・ゼミ4月コース)
「ホームページを自分でつくってみよう」
1年前、突然閃いた。
これまでの15年間、経営しているサロンのホームページは管理を含め業者さんにお願いをしてきた。
とても親切でこちらの無茶振りにも快く対応してくれた。
ホームページは定期的に細かい修正やデザインの変更をするのだが、「もっと柔らかいピンクで」「文字は若干小さめに」とざっくり伝える私のせいで1発でビンゴ! とはいかなかった。
そのやり取りは、最初の2回位は業者さんの寄り添う思いや余裕を感じるので、気持ち良くできるのだが、3回目ともなると「もう少し、具体的に言ってもらわないと……」という感情がメールからも電話からもバシバシ感じてしまう。
そりゃそうだ。
私にとっての若干は3mmのイメージでも、相手にとっては0,03mmだったりするし、もっとふんわりしたイメージ、なんて言われても、何をもってふんわりなのかが一致するわけがない。
そんなことをしていたら、段々頼むことが悪いことをしているような気持ちになってくる。
相手は仕事だし、そんなことは当たり前のことできっと気にしていないだろう。
なるべくイメージに近い画像や色を準備して挑むのだが、どうしても100パーセント「そうそうこれこれ!!」と思えるような仕上がりにはならない。
それはサイズが合わない靴を履いているようで、歩けなくはないが、いつもどこか我慢をしているような気持ちだった。
そして、1年前、仙台から大阪への移転を機に大きくコンセプトの見直しをすることにした。
その時にふと閃いたのだ。
「ホームページ、自分で作れるようになったら、気を使わずとことんこだわれるのではないか!」と。
そして何の知識もない私は、耳にしたことのあるWordPress(ワードプレス)で作ってみよう! と思ったのだ。
調べてみると「WordPressは、ブログやホームページを作成するためのソフトウェアで専門知識がなくても、Webサイトを制作することができます」と書いてある。
なんだ。簡単なんじゃん!! 鵜呑みにしてしまった私……無知って怖い。
ホームページを管理してもらっていた会社の担当者さんに「私、自分でつくることにしました!」と意気揚々と宣言し挑むことになった。
ところが楽しかったには「テーマ」と呼ばれるテンプレートを選ぶところまで。
サーバーを借りる? ドメインって何? プラグインって??
泣きそうになったが、いや実際泣いたが、負けず嫌いの性格が功を奏して1週間徹夜をし、何とか形を整えることに至った。
まだまだ改善しなくてはいけない所は山ほどあるけど、色やデザイン、文字の位置など自分の思うように配置でき、それを自分のペースで気兼ねなくできるということに喜びと可能性と自由を感じた。自分に拍手だ。
ところが、ここでまた予期せぬ問題が発生した。
文章だ。
ホームページにはプロフィールやコンセプト、メニューやお店の紹介など書く事がたくさんある。そしてこれが簡単なようでいて、書いても書いてもまとまらない。
結局、何を伝えたいの? と自分で自分に突っ込みを入れる。
どんなに思い通りのデザインのホームページができても、文章がこれではお客様に思いが伝わらない。
それどころか、見た目だけ美味しそうなケーキのように「なんか、がっかり感」が半端ない。
どうしよう……。絶望に打ちひしがれる。
ところが、そんな私を神は見放さなかった。
突如、Facebookにポンっと、人生を変える「ライティング・ゼミ」という記事が現れた。
人生を……変える? 文章で? 一瞬手が止まったが、そんなことを考えている場合じゃない。
私も文章でお客様の人生を変えるくらいの文章を書いてみたい!
藁をもすがる思いで、気が付いたら申込みをしていた。
ところが、私の悪い所でもあり、良い所でもあるのかもしれないが講座内容を全く読んでいなかった。
いつもそうだ。スタートしてから「聞いてないよ~」となるのだ。
毎週2000文字の投稿をしなくてはならない、ということを私は知らなかった。
最初の講義で2000文字は原稿用紙5枚分、と聞いた時は倒れそうになった。
しかし講義で文章を書くコツやそのからくり、最後まで読んでもらうための方法など知れば知るほど楽しくなってきた。
それを踏まえて、ホームページに載せる記事の書き直しをする。
誰に何を、初めて訪れる人に対してもわかりやすく。講義の中で教わった「書くことはサービスである」を意識しながら。
見直してみると、自分本位の文章が多かった。書いているうちに熱い思いが高まり自分に酔っていたのだろう。なんとも恥ずかしい話だ。見直しができて本当に良かったと思う。
毎週、他の受講生さんの記事を読むのも楽しかった。この人の文章好きだなあ。という推しもできた。
「書くこと」を意識して読む文章はこれまでの「読む」とはまた違った視点でみることができた。
そしてもうひとつ、思わぬ大きな特典があった。
毎週提出する記事を書くために、私は過去の自分が経験した出来事を題材にすることが多かった。
パソコンで文字を打つ前に手書きで箇条書きにする。嬉しかったこと、悲しかったこと、忘れていた大事なことや頑張っていた過去の自分とたくさん対面することができた。
人生の棚卸しをしたような気持ちだ。
思い出すだけで恥ずかしくなるような過去も文章にすることで、蓋をしていた感情を優しく浄化できたような気持ちになった。
その時間は瞑想に深く入った時のような心地良さもある。そして、心から「良く頑張ったやん!」と思えた。
「文章を書く」こんなにたくさんのメリットがあったとは。素晴らしい武器を手に入れたような気持ちである。
***
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