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「整理整頓は全てにつながっている」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:斉藤 薫(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
突然だが、私はいつも何かを探している。
「車の鍵がない」「スマホがない」「家の鍵がない」など
それが頻繁に起こる私の出勤前のルーティーンだ。
 
すぐに見つかることもあるし、30分かけても見つからないこともある。
 
最近ふと思った。
この30分の無駄な時間を例えば毎日やって10年だとして
なんと1875時間、1日にすると76日無駄にしていたことになる。
計算したら、恐ろしい結果になってしまった。
 
片付けが苦手な私は、沢山の片付けの本や雑誌の特集などにお世話になっている。
例えば「それぞれのものも置き場所が決定していないから」だと思い
何度かカゴなどを置いてみたりしたが、やはりそこじゃないところから発見されることが
多々あるので、解決しないので、カゴ作戦は失敗した上にまた籠という余計な物体が増えたことで散らかるという負のサイクルだ。
 
そんな私にもついに運が回ってきた。
最近縁があって、整理整頓アドバイザーの方と知り合いになったのだ。
 
この分野の知り合いはいなかったし、今まさに私には必要な人な気がする。
 
整理整頓アドバイザーというのは、依頼主のお宅に足を運び、整理収納に関するアドバイスや指導を行うコンサルティング業だそうだ
 
正直世の中に転がっている〇〇アドバイザーみたいなものはあまり信用してないのだが、
今回知り合いになったSさんは、おばあちゃんの世代から片付けやものを丁寧に使うことを大切に考えている環境で育っているようで、片付けがバッチリ染み付いている人だったので、信用できた。
 
彼女は自分の自宅を解放して、現実にどのように片付けをしているかを見せてくれる「自宅セミナー」をやっているということで、早速お邪魔した。
 
男の子2人と旦那様と犬まで住んでいるその家なのに、ホテルのように整然としていて
驚きっぱなし。生活感はほとんどなかったけど、冷たい感じではなく、食器なども彼女の好きなものたちで統一されているようだった。
自分や家族の導線に合わせてストレスのないようにきちんと考えられているように見えたので、家族への愛も感じた。
100円グッズなどを見事に使いこなし整理整頓がきちんされていた。
「このグッズをこのように使うんだ!」 と目から鱗のエリアも沢山あった。
 
収納の達人たちはテレビではみたことがあったけど、実際に見るとよく考えている。
彼女に聞くと忙しくても家に帰って綺麗に片付けられている部屋を見ると、うっとりするそうだ。
 
 
私の場合は、部屋があまりにも綺麗すぎるとなんだか落ち着かない気がする。
人それぞれなので、そんな人もいるのではないかと思う。
 
私の片付けの目的は、自分の家のものたちをキチンとあるべき場所に置いてあげて、使わないものとはおさらばして、使えるものはきちんと使ってあげたいのだ。
いろんな場所に散乱しないように、帰る場所を作ってあげたいと思っている。
 
この出会いをきっかけに、体を整えることも家を整えることも思考を整えることも全部似ているのではないかと思うようになった。
 
セラピストという仕事柄、お客様の体を整える仕事をしているのだけど、よく考えて見ると
土台をしっかりして内臓や筋肉などをきちんと元のあるべき場所に戻して快適に使えるようにさせるのが目的だ。
もっというと必要以上に食べ過ぎたりすると、体に老廃物が溜まり巡りの悪い体になり決して快適ではない。
 
家の整理整頓も家にあるべきものを、使いやすくあるべき場所にきちんと置いてあげることで
快適に生活できるようにすることが目的だ。
そして物が多過ぎると収納しきれなくなりもので溢れて全然快適じゃない。
 
そして私の苦手な思考の整理もそうだ、きちんと整理してまとめることでやるべきことが明確になる。やりたいことが多過ぎてあれもこれもとなると、全然まとまらなくなる。
 
ああそうか、整理整頓は全てにつながっている。
 
昔からノートをまとめるのが下手だったし、自分の考えをうまく端的にまとめることも苦手だった。だから片付けも苦手なのかもしれない。
 
苦手というより、私にはできないと思っていたし、親からも「私の子だからしょうがない」などと言われてきたけど、なんだか納得できなかった。
 
だからできないのではなく、やり方を知らないだけと思うことにした。
 
私は彼女にアドバイザーの仕事を依頼することにした。
家に来てもらってアドバイスを受けるのだ。
ついに本ではなくリアルに片付けができるのだ。
 
親に話したら、「どうせ初めだけで続かないよ」と笑われたが、
私は心の中で「笑えばいいさ」とひっそり思っている。
 
とにかく探し物のせいで毎日イライラから始まるのを回避できればそれでいい。
 
できないんじゃない、私はやり方を知らなかっただけなのだから。
早く約束の日が来ないかとワクワクしている。
 
 
 
 
***
 
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2022-09-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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