メディアグランプリ

東京に来てまで会いたい書店員


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:吉良健一(ライティング・ゼミ9月コース)
 
 
「お待ちしておりました」
 
その人は爽やかに出迎えてくれた。
舞台は、東京都豊島区西池袋、池袋駅を出た、商業施設エソラの2階だ。
 
12時の開店時間も間もない時間に訪れる。
 
「ご無沙汰しています」
私は、挨拶もそこそこに私は話を切り出す。
「最近のライティングなんですが……」
出会いの余韻もあったものではない。
 
出迎えてくれた方は、私がライティング・スキルを学ぶライティングゼミのフィードバックを担当いただいている書店員の方だ。
ライティングゼミでは、全8講の店主の講義に加え、毎週月曜日締切にて、2,000文字程度の文章を課題として提出することになっている。ライティングスキルは講義だけで身につくものではないからだ。4か月間のゼミの期間で、課題提出の機会が全16回だ。記事を読んで、最後まで読まれる可能性が高い内容ならば、記事がWEB掲載される。そうではない場合は、フィードバックのコメントを返してくれるのだ。この役回りを、この書店員の方がされているのだ。
 
かれこれ、私は1月開講クラス、5月開講クラスに続いて、9月開講クラスと、3期連続で同じクラスに参加している。そしていずれのクラスでも、フィードバックの担当を、この書店員の方が変わらずご担当いただいているのだ。
 
フィードバックのコメントは、率直にしていただける。
記事が基準を満たしているのであれば、
おもしろかったです。
気持ちが乗っているのが伝わりました。
と、WBB掲載する旨と感想をいただける。
一方、記事が基準を満たしていなければ、
状況がわからない第3者に伝わる文章ではないと思います。
文書全体の構成を工夫できるのではないでしょうか。
と、次回への改善のヒントをフィードバックコメントしていただけるのだ。
 
大阪に住んでいる私にとって、東京の書店員の方とお会いすることは物理的に難しい。けれども、東京に来た際には、ご都合を聞いて会いに行くアポを入れているのだ。
 
なぜか。
理由が3つある。
 
1つ目の理由は、直接お会いして感謝を伝えられることだ。ゼミの受講者とフィードバックの担当者という関係性ではあるが、毎週記事を書き提出する。その記事に対してフィードバックのコメントを返すというやり取りが発生している間柄である。
文字を通じて、私は毎回真剣勝負として文章を書き上げ提出しているし、その記事に対して真摯にコメントを返していただいているのだ。
時間差こそあるものの、想いのやり取りがある。
感謝以外の何者でもない。
 
2つ目の理由は、会話ができることだ。
テキストだけのやり取りが、リアルタイムの会話になる。
記事がうまく書けないです。ネタ探しに困っています。第3者ってどんな人を想定したらいいでしょうか。そんな疑問に答えてくれる。フィードバックのコメントの掘り下げができるのだ。
そして、書店員さんなので、店舗にはライティングのヒントになる書籍があふれている。おすすめの書籍を紹介してもらい、自分のライティングのヒントの糧にするのだ。
6月に訪れた際にも書籍を紹介してもらい、大変感銘を受けたのだ。
今回も、紹介してもらった書籍を読むことが楽しみだ。
 
3つ目の理由。それは、私の文章の一番の読者であるからだ。
もちろん、そういう役回りということは理解している。けれども、私の想いのままに書いた記事を毎回、必ず読んでいただける。そして、読んで感じたことをフィードバックのコメントとして返していただけるのだ。
こんなにも素敵な読者はいないと思う。著者として、必ず記事を読んでくれる読者がいるなんて、どんな贅沢なことなのだろう。まして、コメントまで返してくれるのだ。すでに、一番のファンを抱えているのだ。言いすぎだろうか。そんなことはない。
 
だからこそ、読者の感想を聞きたいのだ。
私の記事はどうですか?と。
いや、わかってますよ。基準を満たしていないから、WBB掲載できないってことは。
けれども、ライティングスキルを身につけるべく、必死に記事を書いているとその存在が非常にありがたいんです。
私の記事と向き合って、よくできた時はよくできましたと、褒め、できなかった時は改善点をアドバイスしてくれる。
それは、親の存在とシンクロする。時によくできたと褒めてくれる母親であり、時に進むべき道へ厳しい言葉をくれる父親だ。
きちんと向き合ってくれているから、会いたいのだと思う。
 
今回の私の記事はどうですか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2022-10-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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