メディアグランプリ

生のクラッシックは、バレンタインのチョコレートである


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記事:k eri(ライティング・ライブ大阪会場)
 
 
11月3日は文化の日。博物館が無料になったり、様々なイベントが行われたりした日である。特に今年は行動制限のない秋だったため、「3年ぶりの○○」という言葉を多く聞いた。
 
当日、ザ・シンフォニーホールでクラッシック音楽を聴いた。
知人からチケットをもらったのだ。
ザ・シンフォニーホールとはその名の通り、クラッシックコンサートの専用ホールであり、オーケストラの公演が多く開催されている。梅田から車で10分程度ととても良い場所にある。
 
今まで縁がなかった。
バレエやミュージカルはいったことがあるが、クラッシックのコンサートは初めてである。
 
 
今回、知人からチケットをもらい、初めて足を踏み入れた。
大通りから1本入り、小さな公園を抜けると、そこには白い建物が。
建物からして「クラッシックの会場です!」という外観。
 
チケットは当日受け取りだったため、受付で初めて席を知る。
1階S席、7,500円。もっと後ろだと思っていたので、チケットを見た瞬間にびっくりする。
 
階段を上って、入口へと進む。
入ると大きな階段と絵がお出迎え。
座席は1階席。このまま進めばいい?と思ったが、入口が1階で、客席の1階席に入るには3階部分まで進まないといけないとのこと。
開演まで時間がなかったので雰囲気を堪能することもなく、急いで階段を上がる。
 
 
客席入口からホールに入ると、ホールに圧倒された。
思ったよりも天井がかなり高い。
着席すると、目の前にはオーケストラの人が座る椅子と楽譜。少し視線を上げるとパイプオルガン。今回は使用しなかったが、パイプオルガンの圧がすごかった。
 
テレビで見るクラッシックの番組で、正面のパイプオルガンの前も座席があることが不思議であった。これはP席といって、合唱がある場合はその人たちがいる場所だそうだ。
指揮者の顔が見えるため、指揮者のファンの方などはこの席を取るようである。今回も数十人が着席していた。
 
 
開演時間になり、楽団員の皆さんが入場。ファーストバイオリンの人が立ち上がり、音の調整を始める。
そして、指揮者が入場。会場は割れんばかりの拍手。
指揮者とファーストバイオリンがグータッチ。コロナ前は握手していたのだろうな。
 
演奏が始まった。
知らない曲ばかりであったが、ゆったりした曲から力強い曲まで幅広い内容であった。
印象に残ったのは、それぞれの曲で各パートに持ち場があったこと。
クラリネットやフルート、ハープなど、単独での演奏の部分が多くあり、それぞれの曲が終了した際に指揮者が独奏したパートの人を立たせ、拍手を送っていた。そのようなときは特に拍手が大きくなる。それぞれ頑張ったときに注目されるということは、演奏する側としても頑張れるし、モチベーションが上がるなと思った。
 
休憩時間も含めて、約2時間半の公演。
ゆったりした時間は、あっという間に過ぎる。
 
 
開演前は時間がなかったのでゆっくりと館内を見ることができなかったので、公演終了後に2階席まで足を運んだ。下からみてもパイプオルガンは大きかったが、間近でみるとさらに迫力に圧倒された。天井の照明も素晴らしかった。
入口入ってすぐの絵を再度みる。繊細な絵だった。
私が階段上ったのと逆側にエスカレーターがあったことを終わってから気づく。行きは階段を駆け上がったが、そのような姿はこのホールには似合わない。帰りはゆったりとした動きでエスカレーターに乗った。
すべて入ると1000人以上が入るホールであるが、外からはそのようには感じない。
非常にコンパクトに見えるのだ。
 
お昼のコンサートだったせいもあるだろうか、来ている人たちはとてもカジュアルな格好をしている人が多かった。でもちょっといいものを持ったりしていたり、会話を楽しんだりと、みんなゆったりした気持ちになっていた。
 
「日々忙しくしている中でのちょっといいイベント」
バレンタインの時期は、様々なチョコレートが街に並ぶ。人にあげるのではなく、自分へのご褒美としてちょっと良いチョコレートを買い、時には人と共有してゆったりとした時間を過ごす。これと同じだなと感じた。
 
 
今回クラッシックのコンサートに行ったが、雰囲気も含めとても良かった。
さすがにS席は高いが、安い席の場合3,000円からある。2時間半程度の時間で、しかも開演前終演後にゆったりとした気持ちになれる。そう思うとそんなに高いものではないと思った。
 
今の時代、YouTubeで世界のクラッシックコンサートをタダで見ることができる。昔の有名な指揮者であるカラヤンなどの映像もあったりする。そのような音を観たり聞いたりするのも良いが、やはり実際にその場に訪れて全身で感じると、その効果が長続きする。ぜひ、リアルで体感を。
 
 
 
 
***
 
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2022-11-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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