書くことの効能とライティングゼミ
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:杉本陽子(ライティング・ライブ東京会場)
「俺、日記に毎日ワールドカップで点を取ると書き続けてたんですよ。ドイツ戦は取れなくてそんなに甘いもんじゃないと思ったけど、それでも書き続けて、俺は取れると信じてたんですよ。そしたら取れたから不思議だな」
先日、ドーハ・ワールドカップのスペイン戦で得点した田中蒼選手の言葉である。
『夢は書き出した方がよい』というのはよく聞く話ではあるが、ライブで田中選手のゴールシーンを見て大興奮していただけに、非常にリアリティと説得力を感じざるを得ないエピソードであった。
そういう私も、夢を書き出すことを長年続けている一人である。
今でも肌身離さず持ち歩いているメモがある。婚活を始めて3か月目に、理想の生活を送るために『この要素は外せない』という結婚相手の条件を6つ書き出したものである。
1. お金についての心配がない
2. 浮気をしない誠実さを持っている
3. 束縛せず時間的自由を与えてくれる
4. 健康である
5. 学び続けることを応援してくれる
6. 美味しいワイン、食事、旅行などの趣味を一緒に楽しめる
そして、最後の行には、こんな風に書いていた。
「2020年6月9日 全て実現しています。」
それは3年後の誕生日の日付であった。
そして2020年6月7日、誕生日の2日前、私は今の旦那さんにプロポーズされた。
彼は、私が書き出した6つの条件すべてを満たす男性だった。
このメモはたまに見返すことはあれど、いつも手帳に挟んだままで、それほど意識はしていなかった。しかし書き出すことによって私の潜在意識にはきっと深く刻まれていたのだろう。書いた夢は現実化するんだということを身をもって実感した。
書き出すことによってその人の持つエネルギーが、意識的にも潜在意識的にもそこに集中して、実現を後押しするのではないか、と私は感じている。
書くことについての効能はこれだけではない。
先ほどの例は未来に関するものだったが、過去に関しても書くことには素晴らしい効能が
あると思っている。
ライティングゼミの受講を始めて、毎週1本2000字の記事を書き続けて4か月目。記事は今回で15回目である。トピックを出すのが難しいと感じるときは「明日死ぬとしたら、遺言として言い残したいことは何か」と自分の心に問うて、なんとかひねり出してきた。
そこまで思い詰めて記事を書いている人は珍しいのではないかと思うのだが、そうして課題に取り組むことで、私の中の見えない変化として、「幸福度が上がった」と感じている節がある。
それはなぜか。
今まで誰にも話してこなかったような、過去の辛い体験を文章にして書き表すことで自分の中で『浄化』のプロセスが起こるからではないかと感じている。
ただ書くだけでも頭の整理になったり、感情の吐き出しになったりという面でメリットがあるのかもしれない。
また、誰かに読んでもらう文章を書く時には必ず「オチ」が必要である。「読者メリット」が無ければ最後まで読んで頂くことはできない。起こったことをただ書き連ねるのではなく、そこになにかしらの意味、教訓となるものを見出していくことで、起こった出来事が自分の人生において「再定義」されるような感覚も生まれた。
そういう意味では、『浄化』だけでなく『昇華』という効能もあると感じている。
さらに、それを発信することによる効能についても考えてみたい。
私は「これまでの辛い経験をどのようにして乗り越えたか」という内容の文章を書くことが多いのだが、SNSでつながる友人・知人に読んでいただいて「勇気をもらった」「もっと頑張ろうと思った」という反響をいただくことも少なくない。
パーソナル・ライフコーチ、婚活カウンセラーをしているため、クライアント様にも、普段はあまり話す機会のない私の経験を共有することで、参考にしていただくメリットも大きいと感じている。
自分の経験を発信することによって、共感を生み、人を動かすことができたり、新たなコミュニケーションが生まれたり、それが仕事につながったり、効果は無限大であることを感じている。
ということで、これまで書くことの効能を3つ取り上げてみた。
最後に、ライティングゼミに参加した感想を述べてみたい。
(本当は、一番最後の課題でこれを書きたいと思っていたのだが、少し早まって書いてみることにする)
とにかく実践させてくれることの素晴らしさを感じている。講座を聞いて学ぶだけでアウトプットしなければ、おそらく永遠に文章を書くのはうまくならないだろう。毎週の締め切り前に「もうすぐ締め切りですよ~」とお尻を叩いてくれる存在がいることの有難さを痛感している。
また、何より文章のプロからのフィードバックがあることは何にも代えがたい。記事が合格となって掲載になるのは嬉しいが、没となったときのフィードバックこそ、一番成長させてくれる大切なエッセンスだったと感じている。
「毎週2000字の課題を16回も投稿するなんてできるかしら……」としり込みして申し込みを何度か見送った過去の自分に伝えたい。
「大丈夫、あなたならできる。こんな素晴らしいライティングゼミに参加しないなんて選択肢はない」と。
***
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。
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