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運命は操るのか、操られるのか?


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:たにみゆ(ライティング・ゼミ9月コース)
 
 
「これは運命かもしれん……」
 
とある書店の前で一枚のチラシを手に心の中でつぶやいた。前日に後輩とランチをした時に教えてもらった書店主催の文章力を高めるライティング講座が気になって、店頭に来たところだった。チラシにはライティング講座の開講のお知らせと、その早期申し込み特典について書かれていた。早期申し込み締切り日。そう、チラシを手にしたその日がまさに締切り日。うぉー! なんというタイミング……
自身にとっては安くない講座代。今日までに申し込んだら10%割引かぁ。そんな悩ましい気持ちを仕事終わりの彼にご飯を食べながら聞いてもらった。彼はパティシエだ。彼のように手のひらからクリエイティブに物を生み出すことができ、上達しようと熱意を注げるものがあることが、うらやましかった。私も何か高めたい。それがずっと気になっていたライティングスキルだった。彼は事務やマネジメント寄りの仕事をする私がライティングに興味があることが意外だったみたいで驚いていたけれど、やりたいならやった方がいいと言ってくれた。
「よし、ご飯食べ終わってから書店の閉店時間に間に合えば申し込むことにする。そうなったら運命だわ」
そう言い、2人で食べていたチキン南蛮を急ぎ目で口に運んだ。
 
こういう何かの決断をする時に、自分を後押しするきっかけを求めてしまわないだろうか?それは人によっては占いや他者のアドバイス、数値的根拠かもしれない。私は最後、運命の仕業にする。ただし現実的にメリット、デメリットを並び立て、うーんと悩んだ後、急にロマンチスト眼鏡をかけて運命要素を探しだす。
例えば、今の転職先に決める時もそうだった。他社と条件を比べた後、今の会社は条件では他に劣っていたが仕事場の雰囲気が気に入り、その点で選んでいいのかと不安が少し頭をよぎった。そこからは運命探し。面接官の名前が前職でお世話になった上司と同じだ。出身大学も一緒だ。など。見つけた運命要素は小粒だが後押しには充分だった。運命とか胡散臭い感じはするけど、実は自分で決めたことには変わらないので納得感がある。決めたことだからと力むより、これって運命かも?? と思った方が気楽だったりする。
 
なのでライティング講座に申し込むと決めたのも、たまたまチラシを手にした日が早期申し込み特典の締切日だったし、申し込みは滑り込みで間に合ったし、運命の仕業ということにした。ただ、いまだに信じられないのだけど、このライティング第一回目の講座に行った時「やっぱり運命かもしれない……」と強く感じてしまう不思議な体験をした。今までは自分が運命を探し並べて操っていたのに、急に運命にハンドルを奪われて操られたような体験だった。
 
講座は定員20名。書店の一部に机とイスを並べ開催された。受講者の顔ぶれは年齢層も職業もさまざま。私の席の前には、ハットを被った金髪のお姉さんがいた。ワークショップでは、同じグループになり簡単な自己紹介をした。お姉さんはパティシエだった。なんとなく彼と同じ職業で親近感。もしかしたら彼と巡ったどこかのケーキ屋さんのパティシエさんかも? なんて思っていた。
私が講座中のワークショップの課題に悩んでいたら、頭振ってたらさーアイディアひらめいた! やってみて! なんて言ってるお姉さん。めっちゃおもろい。どんどん興味が増す。どうしてもお姉さんが気になって、帰える前に勇気を振り絞って声をかけた。
「どちらのケーキ屋さんで働いてるんですか?」と。
人生で初めてだ。ナンパみたいにこんな風に初対面の人に声をかけたのは。
仲良くなれるかなーなんてドキドキしていると、お姉さんから返ってきた答えに心臓はバコン!! と鳴り、頭の中では緊急事態サイレンが鳴り始めた。もう、大パニックだ。
 
お姉さんが告げたお店の名前は、彼の職場だったのだ。しかもつい数週間前に彼は異動で、お姉さんのいる配属先に着任したばかりだった。
 
彼のことを言うべきか……いやいやいやいや。まあまあ人数いるらしいし、知らんかも。
しかも「○○って知ってます? 私、彼女です!」なんておこがましい。ほんま誰が興味あんねん。しかも、2人があんまり仲良くないとかだったらどうしようか。など一瞬のうちに頭を駆け巡り、その場では自分の正体は明かさないことにした。
お姉さんと家も近く、めちゃくちゃ楽しくお喋りしながら帰った。お姉さんと別れてから、すぐ彼に電話して2人が知っている中であることがわかった。彼もとても驚いていた。
 
次の日、職場で彼がお姉さんと顔を合わせた時に私の正体を明かしてくれた。
ちょうど彼は数日前にお姉さんに、今度彼女と同棲を始めるから引っ越すんですと帰り道話していたらしく、それがあの彼女?! と、お姉さんも驚いていたと。そしてこの奇跡的な出会いに運命を感じてくれたらしい。もちろん私も。
大阪の中心地の書店でたった20名の定員の講座で、こんな出会いってすごい確率。
彼と付き合っていたから、お姉さんとの出会いは奇跡的な運命の出会いになった。
お姉さんと出会いがあったことで、私の知らない職場の彼との結びつきもできた。
やっぱりこれは、運命かも。
ライティング講座に一歩踏み出さなければ、結びつかなかった運命。
あの時、一歩踏み込んでお姉さんに声をかけなければ、結びつかなかった運命。
 
運命の出会いを待つのもありだけど、自分で手繰り寄せた運命には、信じられない素敵な奇跡がついてくるかも。
 
また手繰り寄せたい運命を探しにいってみよう。これからも。
 
 
 
 
***
 
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