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ダイエットはマラソンだ。

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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:もんた(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
記録することを楽しむ。久しぶりの感覚。そうだ。これだったんだ。去年の5月にテニスのコーチを辞めてから運動する回数が減り体重が増えた。増えたなんてもんじゃない。「太っているな」と感じていた当時の父親の体重を5キロも上回ってしまった。一大事である。
 
実は数ヶ月前から個人でダイエットアプリをはじめたり、食べ物を制限しようと思って糖質制限したり、インフルエンサーがすすめるサプリを試したけど全く続かなかった。2月上旬の出来事。とあるオンラインサロンのオフ会で整骨院を経営する知人からダイエットサポートのモニターにならないかと相談を受けた。「今がチャンス」と思い快諾した。1年前から「マヤ暦」の手帳を使って手帳代わりに使っているが、この2週間は、思いついたら物事をはじめるには最適な期間らしい。
 
早速Zoomにて打ち合わせ。彼は過去に壮絶なダイエットをして病気になった経験があるらしく、そのような思いをせずにダイエットを成功に導くプログラムを開発中とのこと。今後そのコンテンツを作るためのモニターとして選ばれた。なんたるめぐり合わせ。私は彼からの指示を極力実行しようと心に決めた。
 
やることは以下の通り。朝と夜に体重と体脂肪を計測。食べたものを記録。そして「ふーっ」とお腹に力を入れながら息を吐き出す呼吸法を1日ランダムで5回。最後に1日最低でも1.5リットルの水を飲む。これらをまずは1週間続けるように言われた。
 
久しぶりに体重計を見ると体脂肪率を計算するものではなかったので、以前会社にもっていった体重計を急いで持ち帰り計測した。記録をつけはじめたら、記録をつけることが楽しくなった。食べる物を選ぶ際に考えて食べるようになった。通勤電車で「あっ、お腹に力を入れないと」と思い出しマスクしながら、そっと息を吐くようになった。
 
毎日夕方になるとLINEで状況確認の連絡をくれる。決して強制的でなく「どうですか〜」みたいなゆるい感じ。誰かがみてくれている、そっと応援してくれる感じが、とても嬉しく思えた。
 
これが何かの感じに似ているなと考えているとあることを思い出した。そうだ。7年ほど前にフルマラソン完走のために毎日走った距離やスピードなどの記録を付けていた頃を思い出した。平日は5キロ、土日は10キロ。毎日走って仲間とSNSで報告しあうゆるい感じが楽しかった。アプリで計測した結果をニヤニヤみながら継続した。
 
まったくのマラソン初心者だった私が毎日走り続けフルマラソンに挑戦した結果、およそ5時間で完走できた。決して速いわけではない。でも自分の中で何かが変わった。継続すると楽しくなり、ギアがあがる当時の感覚を思い出しながら、ダイエットを楽しむことにした。
 
今朝、4ヶ月ぶりにテニスをした。柔軟体操をしながらイメージはできているので1時間ほどボールを打ったが、疲労が激しく2時間で切り上げた。本当に疲れた。でも心地よかった。筋肉痛と疲労がたまっているので、いつもならガッツリ食べたい衝動にかられる。
 
継続して行動すれば思考が変わる。普段なら必ずと言っていいほど、最寄駅にある「人気こってりラーメン屋」に立ち寄る。しかし今日はそこに足が向かなかった。自然とラーメンをやめて和食にしようと考えが変わった。私は駅を降りていつもとは違う方向へ足を運んだ。
 
記録することの大切さ。これは継続し続けて得られる喜び。ほとんどの人が楽しさを理解しないままやめていく。その喜びをマラソンで体感したことを思い出してダイエットを頑張ろうと決めた。1月から駅前の簡易的なフィットネスクラブに申し込んだが結局5回ほどしか行くことができなかった。手軽に感じていても記録したり明確な目的がなかったら、たとえ価格がリーズナブルでも足が動かない。記録することでせっかくお金を払っているのだから成果を出して上で美味しいものをたべたいと思う。
 
「上半身を撮影してください」とLINEで連絡が届いた。今の現状を知るのに写真はぴったりだ。とても人様にみせるようなものではない。1週間前にサウナにいって自分の体型にひどく恥ずかしさを感じた。そうだ。ダイエットして人様に見せられるほどの体型になってサウナにいくなどの目標を設定してみるのもいいかもしれない。小さな目標を作っていくことでさらに記録は継続される。関連性が高いと相乗効果で結果が得られる。「理想的な体重になって、サウナに入っておいしいごはんとキンキンに冷えたビールを飲む」。こんなことを考えながら日々の生活に刺激を与えていって充実させてみる。
 
ダイエットはマラソンだ。記録をつけることで目標を継続できるから。そして完走の先には最高の喜びが待っているはずだ。
 
 
 
 
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2023-02-22 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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