メディアグランプリ

やめられない止まらないカルマの謎

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:西野 愛(ライティング・ゼミ2月コース)
 
 
週末参加したセミナーで、「カルマ」という言葉を聞いた。
人生の中で聞いたことはあったけれど、深く考えたのは初めてのこと。
カルマの意味を調べてみると、サンスクリット語で、「行・行為」のこと。
色々と調べてみた中で、しっくりきたのはカルマを無意識の「クセ」と捉えた
解釈だった。
 
物事に偶然はなく(原因があり)、必然である(結果がある)」という考え方で、
人生でくり返しがちなパターンとしてみるというもの。
 
この解釈は、セミナーの内容にもしっくりときた。
私たちはそれぞれ人生のパターンを持っている。それはうまくいくパターンもあれば
うまくいかないパターンもある。
 
セミナーでトレーナーをつとめられたおだぎりようさんの著書「人生が好転するマインドブレイク」の一節に「なぜ人は、運が悪いイスに座り続けるのか」とある。
 
例えば、勤めている会社に「イヤだ」「転職したい」と言い続けているのにその会社に
い続ける人、夫婦関係でも、相手の愚痴や文句ばっかり言っているのに離婚はしない人
がいる。この人たちは、毎日口や文句を並べているのに、その場所から動こうとしない。
 
ここにも原因があり、結果がある。それぞれの心の中にある隠れた要求を満たすために
いくら運が悪くても、どんなに座り心地が悪くてもそのイスに座り続けるているのだ。
 
私たちが行動する理由は、欲求を満たすため。
マズローの欲求では、生きるために必要な睡眠、食欲と言った生理的欲求に始まり、安定していたい、社会から受け入れられてたい、あるべき自分になりたいというものまでその欲求は多岐にわたる。
 
イヤイヤ会社に勤め続けるのも、顔を見るのもイヤだと思う相手と結婚生活を続けているのにも、実は隠れた欲求があり欲求が満たされているというメリットがあるのだ。
 
こうして「変わりたい」と口に出し、実行に移そうとしても、「安定していたい」という欲求が勝ってしまい、イヤな会社を辞めることはできない……という人生のパターンが
でき上がり、今日も満たされない何かを満たすために、今日も運の悪いイスに今日も座り続けるのだ。
 
では、この運の悪いイスに座り続けるというカルマから解放されるにはどうすれば良いのだろうか。
 
物事には、原因があり、結果がある。この人生パターンの根本の原因となっている無意識のクセに気づき、そのモトとなっている感情を癒すこと。
 
なぜ、感情を癒すのかというと、心の底に染み込んでいる感情がその人生のパターンをつくっているから。
 
例えば、よく遅刻をしたり、約束の時間に遅れる人が時間を守れない根本の原因は、マインドの中にあると、おだぎりトレーナーはいう。
 
それは、幼少期からの体験や人生の中で培われた「罪悪感」という感情から、その「悪いことをした」という感情を償うために、叱られる(遅刻をする)という行動となってあらわれるのだそう。
 
遅刻癖を直すために、早起きをしたり、時間の管理ををしたりという対策を練っても、
この「罪悪感」が癒されない限り、叱られるという体験は人生のパターンとなって続いてしまう。
 
私はこれまで、遅刻という原因があり、叱られるという結果となるという世界で生きていた。ところが、実は「罪悪感」という無意識の感情で行動した結果が、遅刻という形になって表れているという世界がある。
 
潜在意識や無意識と呼ばれる意識の中には自分では気づかない思い込みや価値観が蓄積されていて、その思い込みに基づいて私たちは行動しているのだ。
 
もうひとつわかりやすい例をあげると、恋愛のパターンだ。
いつも同じような人を好きになりうまくいかなかったり、別れるパターンが同じという人も多いのではないだろうか。
 
これも無意識のクセから作られた人生のパターン。
「犠牲こそ愛」という価値観を持っていれば、貢いでばかりるかもしれないし、「結婚生活は不自由」という価値観を持っていれば「結婚」という言葉が出た途端に、別れを選んでしまうかもしれない。
 
ただ、カルマという観点から見るとどの価値観も無意識のクセ、自分では気づかずに貢いだり別れを選んだりして、運の悪いイスに座り続けているのだ。
 
 
こうして自分の日常、人生を振り返ってみると、人生のパターンと思えるものが意外とたくさん見つかった。
 
それは、いつもここでカチンとくるという小さなことから、新しいことを始めようとする時に生じる人間関係の問題まで様々で、登場人物や場所を変えて幾度となく繰り返されていた。
 
ちなみに、新しいことを始める時、私は大切な人と喧嘩別れをする。
これは、「もうイヤ!あなたなんて大嫌い」そう言うことで、新しい場所へ進むため。
 
こうしたカルマを変えていくには、まずは自分の「今」に責任を持つこと。なりたい自分を明確にし変わるという選択をする。
 
「選択」は神様にも変えることのできない、私たちの特権だというのもセミナーで響いた言葉。心からの選択をした瞬間から運命が変わる。
 
カルマという、もしかしたら先祖代々から続く無意識のクセを生きるのか、「今」に責任をもち、自分の意志で未来を選択するのか。
 
私に今すぐできることだと思った。
 
 
 
 
***
 
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2023-03-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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