メディアグランプリ

ある出来事が私にとって教訓となった


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記事:山本清文(ライティング・ゼミ4月コース)
 
 
「あー、まずい。早く帰らないと」
会社で交通情報を見ながら、呟いていた。
 
先週の金曜日、台風2号の影響で関西地域の交通網は大幅に麻痺しており、JRはほぼ全ての沿線で運休となっていた。予め、先輩から「こんな日はテレワークで良いよ」と助言を頂いていたが、大事な会議があるため、出社していた。
 
ただ、仕事中も帰宅時にはどうなるやらと、内心はすごくヒヤヒヤしていた。
なぜか? それは、今年の2月に遡る。
 
2023年2月のある日。
その日の関西地方は大雪となり、先日の大雨の時と同じくJRは早々に運休となっていた。ただ、私鉄は問題なく運行していたため、私は、20時過ぎまで会社で仕事をして、最寄り駅まで向かった。
駅に到着後、人がたくさんいるわけでもなく、通常通りの流れだったと思う。ただ、10分くらいの遅れは出ていたが、運休になっていないだけマシであり、電車に乗れること自体がありがたかった。
しかも、到着した電車の車内は、たまたま数席空いている状況であり、運よく座ることができた。
 
「これで何事もなく帰れる。よかった」
 
と、ほっとしていた。
 
ただ、発車後は問題なかったのに、しばらくして、電車の速度を落としながら進行しているなと感じた。「天気も悪いし、徐行運転をしているのかな」と、のんきに考えていたら、突然、車内アナウンスが流れ始めた。
 
「〇〇駅で人身事故が発生しました。しばらく△△駅で運転を見合わせます」
 
「あらら、ついてないな」
 
「△△駅ではJRが運行しています。ご利用の方はお降りください」
 
△△駅で降りたところで、家に帰る方法がないだろうに……。
どうすればいいのか思案していたら、このようなアナウンスが流れた。
 
「この電車は□□駅まで向かいます。ご利用のお客様はこのまま乗車ください」
 
このアナウンスを聞いて、まあ、取り敢えずこのまま進もうか……。
何気なく思ったことが運の尽きだった。
扉が閉まり、□□駅へ出発した。約5分後、□□駅に到着。到着するや否や、車内アナウンスが流れた。
 
「この電車はこの駅までです。回送列車となります。皆様、お降りください」
 
「やっちまった」
 
降りた駅は全く地理感のない場所だった。とりあえず、駅員さんに最寄り駅を尋ねたところ、徒歩15分くらい歩く必要があるとのことだった。聞いた直後、歩けばよかったのだが、なぜか私はもっと最善な策はないか、しばらく思案していた。ただ、思案しても結局最善策は見つからなかった。
20分くらいロスしたと思うが、もう歩くしかない……。
 
結局、道もわからないので、15分どころか約30分かかった。その駅で、最終電車の時間を調べたが、最悪なことに、最終電車に乗ることが出来なかったことが発覚。今度はホテル探し。こんな日は宿泊できる場所すら見つからない。
色々探してみてようやく発見。ただ、電車で30分かかる場所だが、向かうしかない。その後、ホテルに何とか辿り着き、部屋に入るとすぐベッドに横たわり、眠りについた。
 
翌日、異変に気付く。
部屋のベッドメイクが全くされていなかったことが今更発覚。前に宿泊していた客の歯ブラシがそのまま洗面所に置いてあったことでわかった。運がなかったと言えばそうだし、なぜ気づかない? と言われたら、ぐうの音も出ない。
これも、昨日、早めに帰宅しなかったことと、突然のアクシデントに素早く対応できなかった自分を悔やんでみたが、そんなことをしても無意味であり、自分がむなしくなってしまうので、すぐにやめた。そんな憂鬱な気分でホテルを後にし、会社へ向かうのだった。
 
こんなこともあり、先日の大雨の日は早めに退社した。最寄り駅に到着して、無事に電車に乗ることができ、何事もなく家路についたので、よかったとホッとした。
 
大雪の件は、結果的に、運がなかったと言えばそうかもしれない。
でも、本当にそうだったか? それは違うと思う。
 
その時もJRは運休を決めていたし、自分でまいた種なので責めることはできない。それだけではなく、すぐに決断をして行動すれば、もしかしたら運よく帰宅できたかもしれない。
 
ただ、今回の大雨の日は運よく帰宅できた。今後、いつ運休の事態になるかわからない。では、どうすべきか? こんな感じで考えてみた。
 
① 前もって、終了時間を決めておく
② 振替輸送ができるルートを見つけておく
③ 案内頂いた人の言うことに対して、まずは実行してみる
④ 最悪のケースを考えて、寝床を確保できるよう予め探しておく
 
ん? これって、仕事と似ているような……。
それは、「前持って準備しておけば何てことはない」と改めて教えて頂いた気がする。
 
あとは……。
 
予期せぬことが起きると、人って呆然となってしまうと身に染みた。怒りや悲しみはない。この状況を何とかしたい! けど、どうしようもないとなると立ち尽くしてしまう。
 
勉強になりました。
 
 
 
 
***
 
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2023-06-07 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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