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メディアグランプリ

伸びたり縮んだりする野球の魅力

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:村人F((ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
野球の試合時間が長すぎると問題になっている。
確かに、日本中で盛り上がったWBCの1試合平均時間が3時間31分だと言わればそう感じる。
ドラマなら4話も観られる時間ではないか。
 
そして忙しくなった私も、年々そのインパクトを実感している。
ヒマだった大学時代は、茨城から往復6時間もかけて東京ドーム巨人戦へ行くことを年10回以上もやっていたのに。
今では予定が空いていてもチケットを購入しない始末だ。
これは長い時間かかるから、負けたら大損だという心理が働いてしまったせいである。
このように忙しい今は最初から最後まで楽しむという気が中々起きない。
 
しかし、それでも野球自体は好きなままである。
好きな巨人の情報も毎日チェックしているし、大谷翔平のホームラン動画で「なんだこの超人は」なんて驚いてもいる。
フルで楽しむことはなくなったが、それでも何だかんだファンを続けているのである。
 
そう考えると、野球の魅力は実は伸びたり縮んだりすることではないかと思う。
つまり1から10まで全て観るのが最も楽しめるが、スキマ時間に速報を確認する観戦も成り立つ、これがいいところだと思うのだ。
 
例えばサッカーの試合をテレビで観たとする。
おそらく終わるまでチャンネルを変えることは難しいだろう。
まず「ゴールが決まった! 風呂入ろう!」とはならないはずだ。
流れが切れないからである。
すぐにプレイが再開し急展開で進むから、始めたら止まらないのだ。
逆に言うと、休憩時間に3分だけ確認するようなスタイルには向いていない競技といえる。
つまり途中で閉じにくいスポーツなのである。
 
その点、野球はやめ放題である。
チャンネルを変更するタイミングがいっぱいあるからだ。
打席が終わる時、回が終わった時、投手が変わった時。
チャンネルを変えてくださいと言わんばかりの場面が大量にある。
視聴率の視点から考えると、これは都合が悪いことかも知れない。
しかし忙しすぎる私にとっては、スキマ時間を埋めるのに都合がいいから楽なのである。
コーヒーを飲むついでに大谷翔平の打席速報を確認したり、テレビでこの回だけ観るようなスタイルも取れるのだから。
実にありがたいスポーツである。
 
もちろんプロの目線からだと、最初から最後まで楽しんで欲しいというのが理想だろう。
常に全力を出しているのだから、一瞬たりとも見逃してもらいたくない。
その気持ちも痛いほどわかる。
 
ただ少しの時間でも楽しめるからこそ野球を好きでいられる側面もあるのだ。
球場でかじりついていた大学時代から、行かなくなった今まで野球の情報を観る習慣が毎日続いている。
ちょっとの時間でも何かのニュースにずっと触れてきたわけだ。
これができるのも、野球が短い時間でも楽しめるスポーツだからなのである。
1打席でもチェックしたら、巨人の勝ち負けまで確認する。
1試合の勝ち負けが気になったら、シーズン終了後の順位まで追う。
スキマ観戦の積み重ねでもずっと野球に触れ続けているのだ。
そして、この継続こそ熱量を保ち続ける要因になっている。
 
さらに、これらは然るべきタイミングではちゃんと爆発してくれるのである。
WBCの準決勝、決勝はどちらも試合開始から終了までずっと、テレビの前で釘付けになっていた。
決勝に至っては会社を休んで観たほどだ。
例え長い時間であろうと、このような選択を取りたくなるのは短い時間でも毎日野球に触れ続けていたからである。
炎を絶やさずにいられたおかげなのだ。
 
だから現地で観なくなった巨人戦も、その場面が来たら当然のように再び球場へ向かうのである。
優勝が決まりそうな試合、日本シリーズ、大好きな選手の引退試合。
行かねば絶対後悔するような場面では全力でチケットを確保し、最初から最後まで楽しみ抜いてやろうと動くことだろう。
 
このように場面に応じて楽しむ時間を変えられることこそ野球が長年愛されてきた理由なのである。
忙しすぎる現代においては、試合時間を短くする必要は確かにあるだろう。
3時間30分より2時間30分で終わってくれた方がありがたい。
それでも最初から最後まで観なくても、スキマ時間にちょっとだけ観戦しても結構入り込めるのも確かな野球の魅力なのである。
 
私はこれからも自分のライフスタイルに合わせて愛し続けることだろう。
巨人の試合速報は気が向いた時に連打しまくるだろうし、テレビ中継もタイミングが来たらちょうどいい時間だけ観るだろう。
そして歓喜の瞬間は球場で生の興奮を味わうはずだ。
この柔軟性を楽しみながら、生涯にわたり野球を愛し続けたい。
 
 
 
 
***
 
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2023-06-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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