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英語が出来て得したな、と思ったことは?


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記事:そのはたちえこ(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
 
先日、ツイッター(現在はX)でバズりました。
 
いえ、あくまでも”私の中では”バズった、というレベルの話なので、いわゆるインフルエンサーさんからみたら「え?」と思われる程度なのかもしれませんが。
 
そのツイートはこちらです。
 
そのさん@ビジネス英語トレーナー
@OfficeSonoz 2023年7月15日午前8:43
英語垢のみなさんに質問です。今までに、英語ができて得したな、と思ったことってなんですか?
 
このわずか44文字のシンプルなツイートが、数日の間になんと10万を超えるインプレッション、200を超える”いいね”、100件近くのコメントを集める、という、私のツイッター歴6年の間で、過去最大のバズり方になりました。
 
では、英語についてツイートしているみなさんが、”英語ができて得したと思ったこと”とは? 気になりますよね。いただいた数々のコメントを大まかにまとめてみました。
 
まず、圧倒的多数だったのが、「英語でしか得られない情報が得られるようになった」というもの。仕事や勉強の情報だけでなく、エンタメ系、趣味なども含め、日本語より英語の情報のほうが圧倒的に充実していますからね。好きな海外アーティストのコンサートでMCが聞き取れた、とか、日本語訳がない論文や資料が読めるようになった、など、アクセスできる情報量が桁違いになったことを上げる方がたくさんいました。
 
次に多かった意見は、「転職、就職の機会が増えた」「収入が上がった」でした。そう、日本では英語ができる、というだけでまだまだお給料アップの可能性があります。転職、就職する際の条件として有利になるだけでなく、中には、「会社から資格奨励金として30万もらった」なんてうらやましいコメントも。
 
他にも、「旅行が楽しめる」「滞在先でトラブルがあって困らない」「海外出張、海外赴任ができるようになった」「異性にモテるようになった」というコメントもいただきました。
 
私自身は、英語ができて得したこと、というと、話ができる人数が増える、そうすると今までの自分の価値観とは違う人達に出会えることで、自分のものの見方が変わってくること、というのが大きなメリットだと感じています。
 
つまり、よくいうところの”英語ができると、世界が広がる”ということなんですが……
 
具体例をお話しましょう。
当時、外資系メーカーで働いていた私が、初めてアメリカ出張に行ったとき、何に一番カルチャーショックを受けたか、というと、実はアメリカ人の”おおらかさ”であり、悪い言い方をすると”大雑把さ”でした。
 
それを私が実感したのは、オフィスからホテルまで車で送り届けてくれたアメリカ人マネージャの車の運転でした。オフィスからホテルまで、おそらく車で20分くらいだったでしょうか。私は後部座席に座っていました。車内では、仕事の話や、今日はホテルに戻って何をするのか、なんて他愛もない話をしていたわけですが、その時に、運転しているはずのアメリカ人マネージャが、私の方を全力で振り向きながら話を聞いてくれているのです。
 
私の話に合わせて、首をこちらに向けて頷いてくれたりするのですが、その角度が、ほんとに120度くらいこっちを振り返っているではないか!
 
「あ、危ない! そんなにこっちを振り返らなくていいです!」
 
と、内心、私は、気が気ではないくらい焦りました。
 
しかし、その心配は無用でした。
 
アメリカのハイウェイは、日本の高速道路と違って、幅が広い。多少ハンドルがぶれたくらいでは何ともない。もちろん、私たちの乗る車も、なんの問題もなく、ハイウェイを走り続け、私は無事ホテルに到着しました。
 
あ、なるほど、国土が広い、というのはそういうことなのか!
それまで、私は、何かにつけて「アメリカ人は、日本人なら誰でも気にするような細かいことを気にしない、なぜなんだ?」と思ってきたけど、それはこの風土で育ったら当たり前なんだ、ということに気が付かされたのです。東京の首都高速のように、一瞬の気の緩みが事故に繋がりそうな細かい運転は必要なく、多少ぶれても何も問題はない、彼らはそういう国に生まれ育ってきたのだ、と。
 
それからというものの、特に品質問題などで、アメリカ工場で作った製品に、日本のお客様からクレームがあった、というような事例の際には、アメリカ人のこのおおらかさ、いや、大雑把さを加味した上でコミュニケーションを取ることを気をつけるようになったわけです。
 
逆に、アメリカから日本に出張に来た別のマネージャが、日本の地下鉄の綺麗さ、時間に正確であることに大いに驚き、「日本人は、製品、サービスに対して求めるクオリティのレベルがこんなにも高いのか!」ということにびっくりして帰った、ということもありました。
 
つまり、英語ができるようになったおかげで、出張の機会に恵まれ、出張先でリアルなその国の文化や風土がわかると、お互いの理解が深まる。その結果、コミュニケーションにも気を使えるようになってくる、ということ。
 
あくまでも私の体験から、ですが、英語ができると収入が増える、というのは、おそらくこういうことに気がつけるようになり、コミュニケーションが円滑になり、それが仕事の効率を上げるから、ではないか、と思っています。
 
これを、端的にいうと「英語ができると世界が広がるよね!」「収入があがりました!」となるわけですが、今回バズったことで、それを詳しく言語化するきっかけをいただきました。コメントくださった皆さんに、感謝。
 
 
 
 
***
 
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2023-08-02 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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