メディアグランプリ

2700円で買える戸建て40個分の土地


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:福田聖也(ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
「今日から僕も土地の所有者だ!」
20歳で成人した僕はその日土地を買った。
20歳になったらやりたいことのひとつに、土地を買うことがあったのだ。
 
その土地の広さは1エーカー。
約戸建て40個分の土地である。
 
10代と20代の大きな違いは権利や契約にあると思う。
10代までは親の許可なしではローンを組んだり契約が難しい。
 
だから僕は20歳になるまで待って、土地を買ったのだ。
しかし、働いていたとしても20歳で土地を購入するのは難しい。
 
当然大量のお金が必要だ。
仮に買えたとしても管理費や税金で大変だと思う。
 
・安い
・管理費0
・税金0
 
そんな理想の土地を僕は探した。
「日本にそんないい土地ないよ」
と思う方がいると思う。
 
その通りで日本にそんな都合のいい土地は無い。
 
じゃあどこの土地を買ったかというと、
「月の土地」
を買ったのだ。
 
「月の土地って買えるの!」
とびっくりした人もいると思うが、買えるのだ。
 
僕が月の土地について知ったのは映画館でおなじみの
「紙兎ロペ」
である。
 
「なあ知ってるか~」
「月の土地って買えるらしいぜ~」
とアキラ先輩が言っていたのである。
 
僕はその話をロペのように
「先輩それマジっすか」
と聞いていたのだ。
 
月の土地が買えるというのはかなりの衝撃だった。
宇宙だし、月だし、土地だし、スケールが大きいのと、
日本以外の土地が買えるなんて考えたこともなかった。
 
月の土地というのはかなり魅力的だ。
なによりロマンチックで自慢できそう。
 
取り柄のない僕でも30分くらい話のネタになりそうだ。
 
しかし、当時18歳だったので、個人で土地を買うことはできなかった。
もちろんアキラ先輩も買えない。
 
 
買ってもらうこともできるが、親に買ってもらうと親の土地になってしまう。
未成年のローンや契約は個人が契約しているようで、親が契約しているのがややこしい。
 
個人の土地にしたければ買ってから権利書を書き換えないといけないので、僕は20歳になるまで待った。
 
そもそも「月の土地って買えるの?」と思うが買える。
 
ルナエンバシージャパンという会社が、月の土地を販売している。
 
「法律ってどうなってるの?」
と思うので説明すると、
宇宙条約で「宇宙を国家が所有してはならない」という決まりがある。
 
つまり個人が所有することは問題がない。
 
この盲点に気づいたアメリカのデニス・ホープという人が、
月の土地の権利を宣言して販売を始めたのだ。
 
ただそれでも月の土地だ。
1000万とか2000万という値段がすると思っていた。
 
具体的な値段を言うと、
1エーカー2700円だ。
1エーカーは約戸建て40個分の広さである。
 
びっくりするくらい安い。
 
しかも現在の法律では税金もないため、
・安い
・管理費0
・税金0
という理想の土地が月というわけだ。
 
繰り返すが月の土地は2700円で買える。
かなりの衝撃だ。
 
買いたい人がいれば「月の土地購入」とかで検索してもらえれば、
購入サイトが出てくると思うので調べてみて欲しい。
クレジットカードがあれば購入できる。
 
そもそもなぜ土地が欲しかったのかというと、
なんとなくかっこよかったからである。
 
20歳になってすぐインターネットで月の土地を購入した。
購入すると権利書が家に届いて、月のどの部分の土地を買ったのか教えてくれる書類がついてくる。
 
「これで僕も土地の所有者だ!」
 
権利書が届けば晴れて月の土地の所有者だ。
宇宙船でも作って月に移住しよう。
 
さらに、月の土地は投資先としても最高だった。
絶対に価値が下がらないからだ。
宇宙戦争でも起こらない限り価値は下がらない。
 
今後月面移住が本格的になれば、土地の値段が上がるのは間違いない。
地球が住めなくなっても最悪移住すればいい。
 
土地は所有する以外に、もう一つおすすめな使い方がある。
どう使うと他人が喜んでもらえるかというと、プレゼントされたときだと思う。
さらに土地も広ければ広いほど嬉しい。
 
実は月の土地はプレゼントできる。
2700円で戸建て40個分の土地をあげることができるのだ。
 
子どもに相続できるものがない。
恋人にサプライズできるプレゼントをあげ尽くした。
 
そのような方は月の土地をプレゼントするのがおすすめだ。
ロマンチックで意外性のあるプレゼントになるのは間違いない。
 
月の土地を買ってから僕は土地の所有者になれた。
 
周りの人と比べて一歩リードした気分だ。
さらに月の話は僕の鉄板トークになっている。
 
ぜひ月の土地を買ってみて欲しい。
 
たとえ周りの人に譲って欲しいと言われても譲る気はない。
いつかNASAに多額の金額で買ってもらえる日まで。
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「東京天狼院」

〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F
TEL:03-6914-3618/FAX:03-6914-0168
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00
*定休日:木曜日(イベント時臨時営業)


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜22:00


■天狼院書店「Esola池袋店 STYLE for Biz」

〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola池袋2F
営業時間:10:30〜21:30
TEL:03-6914-0167/FAX:03-6914-0168


■天狼院書店「プレイアトレ土浦店」

〒300-0035 茨城県土浦市有明町1-30 プレイアトレ土浦2F
営業時間:9:00~22:00
TEL:029-897-3325



2023-08-09 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事