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「小学生だったのが20年前か……」とつぶやいたら炎上した

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:村人F (ライティング・ゼミ6月コース)
 
 
Facebookで「小学生だったのが20年前か……」とつぶやいたら炎上した。
悪意なんて全くなかったのに。
ただ、テレビを見て思ったことを書いただけなのに……。
 
コメント欄に怒号が飛び交う。
「え、私、働いていましたけど?」
「小学生だったの、40年前なんだが?」
「なんなら第1子、妊娠してましたよ?」
普段は誰もコメントしない状況なのに、非難がやたらと非難が殺到する。
そこまで叩かれる必要ある?
最初はそう思った。
 
ただ改めて考えてみると、ずいぶんとアホなことを言ってしまったことに気づいた。
絶対、私も燃やそうとするもの。
「小学生、10年前か……」って発言を見たら……。
  
「はぁ? まだ20代前半じゃん? ってかもしかして大学生?? めっちゃ自由じゃん。なんでもできるじゃん。社会人になったらそんな時間ないよ? 午前中ずっと寝ていても怒られないなんて今だけだし!? そんなんで老けてますアピールしないでくださる?」
 
この具合に若さへの羨望が溢れ出ること間違いない。
だから、私の発言が炎上するのも当然である。
 
しかし、同時に喜んでいる自分に気づいた。
もちろん怒られて気持ちがいいからではない。
知らないうちに友達が増えたことを実感したからだ。
 
小学生が20年前なので、つまり私は30代前半なのだがここ数年は友人が全く増えなかった。
SNS上でつぶやいても学生時代の知り合いから少し返信が来るだけ。
ほとんど閉じた空間で生活していたわけである。
 
それが今ではアホみたいな投稿に対してツッコミを入れてくれる方々がたくさん増えたのだ(なぜか先輩が多い)。
この実感を得た炎上だったからか、心はいい感じにあたたかくなった。
 
そして友達が増えた理由を語る上で欠かせないのが、天狼院書店の『ライティング・ゼミ』である。
本講座では文章の書き方を学び、この実践として毎週2000字の課題投稿が課される。
これに合格すれば、Web上にアップされ日の目を見ることになる。
 
今回、投稿を炎上させてくださった面々は皆、このゼミを通して知り合った方だった。
いずれも私の文章を読んでくださり、さらに友達申請をしてくれたのである。
 
これも最初のうちは2人くらいだった。
しかし私は通常4ヶ月で終わるゼミを2年以上続ける変人のため、期間に比例して気がついたら10人以上になっていたわけである。
 
社会人になってこれほど友達ができる人はどれだけいるだろうか。
考えてみればほとんど、いない気がする。
大抵は会社などの閉じられた人間関係だけで過ごすことになるからだ。
そう考えると、まず新しい友と出会える環境に参加できたことが嬉しく思う。
 
さらに、それが自己啓発の場というのがまたいい。
最初の目的は、友達作りではないのだから。
あくまで仕事で使えるスキル習得、つまり実利を求めただけである。
 
ただ、この講座受講を続けるうちに、副産物としてたくさんの友人と出会えた。
これも『ライティング・ゼミ』の為せる技である。
 
なぜなら、ここで鍛えられるのは文章力だからだ。
これの本質は相手に伝わるように書き、想いを伝えることである。
つまり人間関係を豊かにするスキルも同時に身につくわけだ。
だからこそ私と友達になりたいと思ってくださったのだろう。
 
そして、この力の重要性を考えると、30代でゼミに入れたことは大変な幸運だと思う。
先輩方が皆、口を揃えて言うわけである。
「もっと早く受けておけばよかった」と。
この願望を叶えた存在が私なわけだ。
だからこそ期待して、私の投稿に愛ある炎上をプレゼントしてくれる。
なんとありがたいことだろう。
 
だから私はまだまだ「小学生が20年前か」と老けたアピールをしている場合ではない。
というか、この燃え具合を見るとむしろ一生老けないと言っても過言ではない。
なぜなら10年後にまた「小学生が30年前か」とつぶやいたら、同じように炎上するはずだからである。
つまり、いくら年月が経とうが、中身は変わらない。
私も、友達も含めて。
よって、この投稿は逆説的に永遠の若さを証明する、希望に溢れた不適切発言だったのだ。
それに気づかせてくれた皆様に感謝したい。
 
これからも私はしょうもない投稿を繰り返し、たまに炎上するだろう。
しかし、これは先輩方からのありがたいアドバイスであり、愛あるイジりである。
こういう素敵なプレゼントを貰える関係なんて、社会人では滅多にできない。
この幸運を喜びながら、適切な発言で感謝を伝えよう。
そして同年代の独身女性とも出会い仲良くなっていきたい。
 
 
 
 
***
 
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2023-10-04 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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